【俺の楽器・私の愛機】103「変わらずいてくれる安心感の素」

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【アイバニーズ JS1000】(福岡県 はじめさん 昭和産)


大学進学を期に、北九州から快速電車に乗って福岡・天神のキラキラしたビルの楽器屋さんに。田舎者なりに緊張しながら壁に架かっていた彼に注目。曲線を多用した特徴的なボディ。この時点でジョー・サトリアーニのことは知らなかったのですが、求めてたローズウッド指板、22フレット、フロイドローズというスペックがバッチリだったコトとネックの感じが他のアイバニーズと違ってたコトから購入決定。帰りの電車のなかでカタログを読み返すと結構というかかなりイイ一本だったことを認識。不思議な出会いでした。サトリアーニの音源もそこから少しずつ聴きだしました。

とはいえ当時、ロック系の音楽シーンの中心はHR/HMからグランジとかオルタナティブ、はたまたブルース系に移行していたので、まわりのバンドの人たちとは妙に距離ができてました。良くも悪くも。

ボディの塗装ハゲは学祭で酔った勢いでぶつけた若気の至りの証拠。フレット、リアPU、ブリッジ、エスカッション、ボリューム・トーンノブなど金属パーツはほぼ交換。フレーズに対するレスポンスの良さや音色の柔軟さ、何よりとても軽い重量と相まっての弾きやすさは今でも本当に素晴らしいと思ってます。ずっと頼れる存在です。


今となっては日本製の同等スペックのギターは価格も上がり選択肢も減っている気がします。ローズウッドは流通がかなり厳しいと聞いていますし。あれから数十年、音楽シーンだけでなく、世の中ではいろんなコトが起き、変化していっています。このギターを弾くとそんな時代の移り変わりと自分の年齢の経過を感じられ、改めて一日一日を大切にしようと思ってしまいます。ありがたい。引き続きよろしくお願いします。

   ◆   ◆   ◆

これもいいギターですよね。ジャック位置などステージでの実践を視野に入れた設計が、このギターの最大の魅力と思います。小ぶりで使いまわしやすく、サウンドバリエーションも豊富という、ジョー・サトが保証するクオリティ。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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