【連載】フラチナリズムの労働to武道館vol.50「個の力、集団の力」

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▲5月8日(土)21時から放送のフジテレビ『ものまね紅白歌合戦スペシャル』に出ます! 一体僕はどこにいるでしょう?

労働to武道館フラチナリズムの労働to武道館
~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~

個の力、集団の力
これからの時代を強く生き抜いて行くために必要なことってなんだろう?
こんな疑問をコラム冒頭で皆さんに投げかけたいと思います。どうも!意味ありげな書き出し。でお馴染みのモリナオフミです。

さて、季節はドンドン巡り散らかしておりますが、いかがお過ごしでしょうか?我々フラチナリズムといえば、かなり難しい状況の中を割と元気に生きています。これからの時代に必要なことってなんだろう?こんなことを最近よく考えさせられますね。考えざるを得なくなってきているという表現の方が正しいでしょうか?

僕は『セルフブランド力』だと思っています。個人的にですが。どの商売をやってらっしゃる方にも言えることかもしれませんが、ことバンドにおいても必要かと。これからの時代は間違いなくミスをしないコンピュータや人工知能が台頭してきて、人間が自らの頭や手を使ってやる仕事っていうのは減っていくと思います。2045年にはシンギュラリティなんて難しい言葉の事柄が起こるとも言われてますし。

まぁシンギュラリティってのは簡単に言うと、凄い人工知能がもっと凄い人工知能を『自分で作り始める』みたいなことです。ざっくり言うとですけどね。もうそこには人間の頭や手が必要なくなる。そんな時代が訪れると言われています。仕事もそのほとんどを機械が担当するようになり、きっと最終的には地球の頂点に立つのが人間でなく人工知能を有した機械に取り替わっている可能性すらあります。そんな時代を約20年後に控えている人類が、有意義に生活していくその為には何が必要か?と、僕が言いたいのはそんなデカい話ではなく、凄く身近な所です。どこの企業に所属しているから偉い!とか、どこの商品を売っているから売れる!とか。そんな時代では無くなって行くという事です。

まぁ確かに大企業に就職してそこそこ出世出来れば、向こう何年かは大丈夫でしょう。しかし、そういう大企業であればあるほど、機械を導入することにチャレンジしていますし、向こう何年かの人件費と比べて、機械を導入するコストを照らし合わせて、機械の方が安ければ、企業は人間では無く、機械を雇います。あくまでも企業というのは利益を追い求める団体ですのでね。 そうなればどんどん人→機械へという流れになっていくことは目に見えてますよね。

アーティストもそうですね。人工知能が作詞作曲出来る様になっています。またこれがいい曲を作りよるんですわ!!そして歌手もボーカロイドがいます。音程外しません。しかし、今のところ、それらを消費するのは機械ではなく『人』です。どんなに機械がええ曲作ろうが、選ぶのは人なので、なるべく『誰か』が作っている物を買います。

それが顕著に見えるのが、スーパーの青果コーナーです。どういうことかというと、スーパーに陳列されてる野菜の上によく、『〇〇さんが育てた』とか『〇〇さんが作った』とか書いてるのを見たことがありませんか?今までは誰が作ったか?とか。誰が育てたか?とかいちいち明記されてませんでしたが、最近結構多くないですか?僕もよく見かけるようになりました。これは『生産者の顔が見える野菜』っていうことです。どこで売ってるか?じゃなく『誰が作っているのか?』ですよね。これによって消費者は『安心』を買っているんです。

顔が見えたらなぜ安心なのか?ってことは人間の深層心理の話ですからよくわかりませんが、つまり、その農家の人のファンになっちゃえば、その人がどの野菜を作ろうがその人から買う。みたいなことがもうすでに現実で起こっているわけです。もちろんファンになってもらう為には、きちんとしたスキルが必要になります。ここは人間と機械では機械の方が有能だったりすることもありますが、なるべく同種族の『人』から買いたいです。これは同種族愛ですね。その人の顔、声、人生、スキル。こういう部分のファンになって、商品が売れていく。ここで生じる機械との違いがずばり『セルフブランド力』なのだと思います。

音楽業界なんてそれの最たるもんだと思います。なので、今フラチナリズムは、メンバーそれぞれが『セルフブランド力』を持って、〇〇がいるバンドなら聞いてみよう。〇〇が曲を作っているなら聞いてみよう。と4人がそれぞれの動きをしている時期です。題して『個の力、集団の力』です。メンバー全員がセルフブランド力を持ち、そしてそれぞれがファンを獲得し、それが最後フラチナリズムというバンドに落とし込めた時の威力は集団から個より、個から集団の方が高火力なのでは?と考えているので今年のテーマはそれ!そんな個の動きを積極的にやってみた、4月の業績報告行ってみよう!

個の動き
ってなわけで、4月は個人活動かなり多めで動きました。

【モリナオフミ】
・フジテレビものまね
・ソロライブ
・大衆演劇ゲスト出演(中止になってしもたけど)
・ラジオ
・配信
・作詞作曲案件

【田村優太】
・楽曲アレンジ案件
・作曲案件
・バックバンド活動
・レコーディングギタリスト

【タケウチカズヒロ】
・ツアーバックバンドメンバー
・バックバンド活動
・レコーディングベーシスト
・ラジオ

【Soji】
・バックバンド活動
・レコーディングドラマー

ってな感じで、4月はほぼほぼ個々の活動でした。4人が4箇所で同時に売り上げを作ること、そしてそれぞれ違う場所でファンを獲得すること。これにチャレンジした一か月でした。更に、フラチナリズムとしてワンマンライブとオンラインくじイベントと街イベント出演など集団での活動もペースを落とさずやってみました。

結果露出は増えましたが、露出が増えると既存のファンの方の客単価が高くなるだけ!って感じになりがちですが、うちの場合、ファン以外の方へのアプローチが多いので、金銭的な負担という意味では消費者が分散し、売り上げだけは上がっていく。という現象が起こっていくわけです。これは完全に個々の活動の成果だと思います。こんな現象なかなか起こりづらいですから。

これを更にフラチナリズムとしての活動に落とし込んだ時に、更に聞いてくれる方が増えて田村さんがアレンジやってるなら聞いてみよう!とか。タケウチがベースを弾いてるバンドなら見てみよう!とか。 Sojiがドラム叩いてるならライブ行ってみよう!とか。ものまねのあの人が歌ってるバンドなら買ってみよう!とか。新たな消費者へのアプローチが同時に行われているわけですから、デメリットはないですよね。それならやるべきです!絶対に。個々が一人でも成立する人間になるべきです。 そういう人間の集まりなら、きっと武道館に立つということも夢じゃなくなると思いますから。



そして生ライブ
そんな個々の活動を経て、4月25日に高知へ1年6か月ぶりの有観客ライブをしに行きました。
これはもう写真でお楽しみください!



言葉はいらねーな!とにかく楽しかった!
ってなわけで、長々と書きなぐった今回のコラムでございました。読んでくれてありがとうございました。まだまだ大変な時期は続くかもしれませんが、その中で色々チャレンジしながらそしてもがき苦しみながらも、必ず笑顔で全てを乗り超えていきましょうね!

フラチナリズム モリナオフミ

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