Kis-My-Ft2、デビュー10周年記念日にベストアルバム発売

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Kis-My-Ft2がデビュー10周年記念日となる8月10日(火)にベストアルバム『BEST of Kis-My-Ft2』を発売することが決定した。

約半年ぶりとなる無観客での配信ライブ<Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME>を5月14日〜16日の3日間で開催したKis-My-Ft2。その最終公演のMCにて、「ベストアルバム『BEST of Kis-My-Ft2』の発売が決定しました!デビュー日に出したいというこだわりで8月10日に出すことができます!10周年のベストアルバムなので、7人だけでなく応援してくれる全国の皆様と一緒に作るアルバムにしたいと思います!」とメンバーから上述の発表が行われた。

Kis-My-Ft2はこれまでにシングル27作、オリジナルアルバム9作、ライブ映像商品10作をリリースし、派生ユニット舞祭組も含むと楽曲数は300曲を超えている。

ベストアルバムにはシングル表題曲34曲とミュージックビデオ47曲が収録されることが決定しているが、そのほかに収録される楽曲や映像はファン投票で決定し、ファンとKis-My-Ft2とで一緒に作り上げる内容になるとのこと。

Kis-My-Ft2オフィシャルサイトでは、「シングル以外で収録して欲しい曲」「これまでのライブ映像の中から収録して欲しい曲」「もう一度レコーディングして欲しい曲」「ミュージックビデオに関する質問やエピソード」などの募集がスタートしている。

また、3日間開催された配信ライブ<Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME>では、「Luv Bias」のライブ初パフォーマンスを含め、全30曲を披露。会場に4つのステージを用意し楽曲に合わせてステージを移動するという、配信ライブならではの演出を展開。

巨大なウッドハウスがセットになった「メインステージ」、ミラーボール型のリフターが7つ設置された「ディスコステージ」、キスマイの真骨頂ともいうべきローラースケートのコースを設置した「バンクステージ」に加え、圧巻だったのが「噴水ステージ」だ。ステージを囲む249本の噴水が、高さ13mまでせり上がり、3日間で使用した総水量は120トンと規格外かつ神秘的な噴水ショーとなっている。

さらにデビュー曲「Everybody Go」では、「バンクステージ」でミュージックビデオを再現したパフォーマンスを行い、10周年イヤーならではの演出を見せた。また、今回のライブにむけて制作された7人7色の個性が際立つメンバーソロ曲もライブ初披露される場面もあった。

10周年記念ベストアルバム『BEST of Kis-My-Ft2』発売決定に関するメンバーコメント

■北山 宏光
毎回ベストを尽くしてきましたが、早くも10年が過ぎベストアルバムを出せる事を光栄に思えると共に、ファンの皆さんのおかげだと思っています。
10周年のベストアルバムですが、11周年へのスタートのアルバムです。
ぜひ聴いてください!

■千賀 健永
Kis-My-Ft2もいよいよ10周年になりました。
長いようで短い時間でした。
デビューしてからファンになってくれた皆様、
そしてデビュー前から応援してくれているファンの皆様もいます。
全ての応援してくれているファンの皆様にこのベストアルバムが届きますように。
いつも僕たちを支えてくれてありがとうございます。

■宮田 俊哉
ぼくらの10年の歴史が詰まった作品になるので、みなさんの宝物になる作品になったらと思います!

■横尾 渉
ベストアルバムを出せるのも、10年間支えてくれたファンのみなさんのおかげです。
ありがとうございます!
ぼくらの思い出をぜひ、聴いてください!

■藤ヶ谷 太輔
10周年のデビュー記念日にベストアルバムが出せる事を光栄に思います。
ファンのみなさん、本当にありがとう。
ファン投票で一部収録曲と映像を決めるという事で何が選ばれるか楽しみにしています。

■玉森 裕太
10年みんなと楽しく過ごしてきた時間が "BEST of Kis-My-Ft2" となり振り返れるので嬉しいです。

■二階堂 高嗣
キスマイとうとう10周年!
そしてベストアルバムを出せます。
YOUたち聴いちゃいなよ!

<Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME>主なコンサート概要

【M1】HOME
1曲目は、2018年に「東京インテリア」テレビCMに起用された「HOME」からライブは始まった。
最初に歌唱する北山が登場した場所はなんと、ステージではなくライブ会場の最寄り駅のホーム。
電車でライブ会場に到着したファンをメンバーが歌唱パートに合わせて順番に場内にエスコートするという配信だからこそ実現した演出。
誘導されるままに場内へと進むと二階堂と横尾が「おかえり」と優しく歌う。
この一言が今回の配信ライブが色々な意味を持った"HOME"だった事に気づかされる。
そして、映像はステージに切り替わり、姿を見せたのは家を彷彿させるウッド調の巨大なステージ。
1曲目から演出とステージの概念を壊し、ファンに対するおもてなしと温もりを感じる演出が印象的で、かつスケールの大きいライブが幕を開けたことを感じる1曲目となった。

【M5・6】Up&Down and Up&Down,Yo Dance! / Big Wave
通常のライブはアリーナに客席を作るため、メインステージ、サブステージの2つとそれを繋ぐ花道があるのが主流だが、今回は会場を最大限に活用し「メインステージ」「ディスコステージ」「バンクステージ」「噴水ステージ」という名前が付けられた4つのステージがあるのも今回の見所の1つだ。
ダンスナンバーとなるこの2曲はミラーボールが輝く「ディスコステージ」でのパフォーマンスを披露。
まずは、90年代の匂い感じるリズミカルなビートが印象的で自然と体が動き出すファンクミュージックの「Up&Down and Up&Down,Yo Dance!」を披露し、続けて突き抜ける爽快感が印象的で、玉森が出演するユニ・チャームのTVCMに起用されている「Big Wave」をライブ初披露。
ジャンルレスに様々な楽曲を作ってきたキスマイの幅を感じるダンスナンバーとなった。

【M13・14】テンション / Everybody Go
キスマイを象徴する「ローラースケート」に特化し、キスマイのライブでは「バンク」と言われている滑り降りる坂を作った「バンクステージ」でのパフォーマンス。
円になって滑るメンバーとともに激しく特効が打ち上がり、サビでも炎の柱が高く伸びる通称ファイヤーボールという特攻とステージの両サイド・上部に設置された花火が「テンション」をド派手に彩る。
そして、デビュー曲「Everybody Go」へと繋がる。
ミュージックビデオを再現したパフォーマンス、バンクを活用し軽快に滑る7人を見ると、10年歌い続けたデビュー曲がさらに深みを増し、大人の余裕を感じるパフォーマンスを魅せた。
また、ステージからステージへと長い距離をローラースケートで高速に移動するのもキスマイならではと言えるだろう。

【M15】小悪魔Lip
昨年行われた配信ライブでは9作目のオリジナルアルバム『To-y2』に収録されたシークレット曲「種」でファンから歌唱動画を募りファンと一緒に合唱するという企画を実施したが、今回は指定されたダンス・合いの手動画をファンから募集し、その動画をスクリーンに映し出し、ファンと一緒に「小悪魔Lip」を披露。
会場に鳴り響くファンの歌声を聞いたメンバーは「グッときた」とMCで語っており、
久々に聴くファンの声に逆に元気をもらった1曲となった。

【M21】Luv Bias
ドラマで話題となりキスマイを代表する1曲となったミディアムバラード「Luv Bias」。
この曲は初めてライブで披露されるため、どういう演出が加えられるかファンの期待値も高かった1曲。
おそらくその想像を遥かに超えた圧巻の噴水ショーでこの曲を魅せた。
設置された噴水の本数は249本、天高く伸びる噴水の最大高さは13m、使用された水量は3日間で120トンと規格外のスケールだ。
噴水ショーという神秘的な演出が加わった「Luv Bias」は、今まで開催された歴代のライブ演出の中でも特に記憶に残るパフォーマンスとなったのではないだろうか。

【M7】北山 宏光 (Kis-My-Ft2) / 灰になる前に
MVではナトリウム灯を使用した視覚効果、家具を投げ倒し、色とりどりのペンキをぶちまけるという痛快な映像となっているが、緻密な計算のもとミュージックビデオと同じ世界観をライブでも実現させた。最後に書かれた文字は一体?

【M8】 横尾 渉 (Kis-My-Ft2) / 僕を照らすモノ
横尾を支えた兄2人を月と太陽に例え、自身のバックグラウンドを歌ったこの曲。
ミュージックビデオで使用された、イバラードという独自で創造した世界観で描く画家「井上直久」の絵画を贅沢に使用した鮮やかなパフォーマンスを魅せた。
また、3日間ファンを楽しませるためにダンスパートを3つに分けた仕掛けを取り入れ、横尾ならではのファンサービスを行った。

【M9】 千賀 健永 (Kis-My-Ft2) / Buzz
千賀演じる、陰キャ青年「千之助」がビッグになるために様々な試練(ドッキリ)に挑むユーモア溢れるこの楽曲。
ミュージックビデオをそのままに、電気椅子・炭酸ガス・熱湯風呂などのドッキリをライブで再現するから驚きだ。
さらに後半は「はいな!」のダンスに合わせて、千賀1000人がスクリーンに登場し「はいな!」のダンスを披露した。
実は、千賀1000人の中に宮田がいるという仕掛けも千賀ならではの演出となっている。

【M10】 宮田 俊哉 (Kis-My-Ft2) feat. 一ノ瀬トキヤ (ST☆RISH) / Nemophila
イントロは宮田のピアノ演奏からスタート。
今回コラボした「うたの☆プリンスさまっ♪」に登場するアイドルグループ「ST☆RISH」のメンバー、一ノ瀬トキヤもライブに参加し、別の事務所に所属するアイドル同士がステージで共演するという新しいパフォーマンスとなった。

【M18】 藤ヶ谷 太輔 (Kis-My-Ft2) / ヨブコエ
今まで藤ヶ谷はセクシー担当としてエロくカッコいいダンスナンバーをソロでは歌ってきたが、今回は180度世界観を変え、この世の中に感じる想いをぶつけた。
現在の状況と心境を歌にしたメッセージ性の強いこの曲は、シンプルにマイク1本で魅せ、力強く響き渡る歌声から、藤ヶ谷がこの曲に込める想いが伝わってくる。

【M19】 二階堂 高嗣 (Kis-My-Ft2) / BRAVE TUNING
MVでは二階堂の音声をボカロに加工した斬新な切り口で制作したこの曲は、ライブでは生声で披露。ボカロとはまた違った抑揚のある歌声はこの曲をより印象付けた。
さらに、この曲はステージではなく本来客席が設置されるアリーナ面で行われ、固定概念に囚われず自由奔放なパフォーマンスが二階堂らしさを感じる。

【M20】 玉森 裕太 (Kis-My-Ft2) / Share Love
ミュージックビデオと同様に恋人と眠るベッドの上からパフォーマンスが始まった。
ベッドから起き上がる玉森の動きに合わせてカラフルなCGが連動し、ミュージックビデオとはまた違ったポップな印象が加わった演出となった。

また、北山から始まり、玉森で終わるこの順番は5月7日19:00からYouTubeのプレミア公開で30分おきに公開された順番となっており、ライブと連動した仕掛けが細かいところにも隠されていたりと、このライブに向けて制作してきたソロ曲の意気込みが感じられたのではないだろうか。

◆Kis-My-Ft2 オフィシャルサイト
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