【対談】K×MADz’s、刺激に満ちたコラボ曲誕生「新しいところに飛び込んでみたい」

■ここからもっともっと伸びていく
──「Day 'N' Night」歌詞に関しては、どんな風にイメージを固めていったんでしょうか?
Kohjiya:「クラブで女の子と出会って、朝まで一緒にいたい」みたいなことですね。タイトルも「Day 'N' Night」で、そういう感じをイメージしていました。
K:彼らの歌詞を最初にもらった時に、「品があるな」っていうことを感じたんです。こういう内容の歌詞ですけど品があるというのがすごく魅力的で、そこにもメジャー感を感じたんですよね。
──80年代的な香りがありつつ、現代的なサウンドに仕上がっているのが見事です。
K:嬉しいです。僕だけで作ったら、こういうのはなかなか出てこなかったと思います。これはMADz’sの力を借りたからできたことです。本来、音楽って楽しんで作り上げていくべきだと思うんですよ。僕はデビューしてから17年目に入りましたけど、改めて音楽を作る楽しさだったり、ワクワク感だったりを感じることができました。「1人で作るよりも、みんなでいろいろ話し合いながら作る環境っていうのは良いなあ」っていうのを改めて感じました。
──あと、先ほども少し触れたことですけど、今回の楽曲を制作した時、MADz’sはまだ長崎に住んでいたんですよね?
AURAL:そうです。
──インターネットでデータをやり取りをする制作というのは、スムーズに進められるものなのでしょうか?
K:こういう作り方って、普段どう?
Kohjiya:作り込むっていうよりも、送ってもらって、それを受けてこっちも作って、そこからアレンジして完成するっていう感じなんですよね。
K:僕らは曲作りに関してはスムーズだったと思うんです。でも、ミックスが最終段階まで行くのに、すごく時間がかかりました。同じスタジオに集まって話し合ったら結構早く終わったと思うんですけど。
Kohjiya:たしかに、ミックスは大変でしたね(笑)。
K:僕らのスケジュールもエンジニアさんのスケジュールもあるので、そこに一番時間がかかりましたね。こんなに長い時間ミックスするのは初めてでした。それはそれで楽しかったですけど。
──やはり新たな試みがたくさんあった楽曲制作だったんですね。このコラボレーションを通じてKさんが改めて感じたMADz’sの才能って、どのようなものでした?
K:僕から見たMADz’sは、まだ10%も良さが出ていないと思うんですよ。ここからがスタートだと思います。今もかっこいいんですけど、「可能性」っていうところに僕はすごく惹かれています。多分ここからもっともっと伸びていくんだろうなと思っています。リリックだったり、リズムの作り方だったり、メロディの作り方、トラックの作り方。あと、ライブパフォーマンスはまだネットの映像でしか観たことがないんですけど、いろんなところに可能性がある3人なんですよね。彼らは映像も自分たちで作ったりしますし、いろいろな音楽以外のクリエイティブな才能も、結局は音楽に還元されていくことにもなるので、そういうところがどんどん開花していくのを楽しみにしたいです。
──3人それぞれの良さに関しては、どのようなことを感じています?
K:まだ今みたいに仲良くなっていない時にAURALくんは、個人的に連絡してきたんですよ。「声の出し方とか、どうすればいいんですか?」って。そういうのってなかなかないですよね。一緒にご飯を食べに行って仲良くなって、「どうすればいいんですか?」って相談されることはよくありますけど、初めて一緒に曲を作っている途中で「どういうのを聴いたらいいですか?」とかいろいろ細かく相談してくれたので、すごくストイックで目指しているところが高いんだろうなと感じています。真面目に音楽に向かっている感じが素敵なんですよね。
AURAL:ありがとうございます。
K:Lazzyくんは、機材関係でもいろんな話をしたんですけど、いろんなことをすごく立体的に見る目を持っているなあって感じています。今回の制作の中でも全体的なところを彼がいろいろ見てたり、音の世界観、声のバランスとかも、僕よりも俯瞰したところから見てくれた瞬間があったので、プロデューサー的な才能も感じています。そういうLazzyくんに対して、Kohjiyaくんは結構動物的な感性を持っている子だなと思っています。それってすごく大事なことなんですよね。彼はサッカーをやっているんですけど、サッカー選手でもいろいろ計算して動く選手もいれば、監督が言ったことを全部忘れて自分の判断で動いているんだけど、それによって上手く回る選手がいるじゃないですか。アウェイな場所でも動物的な感覚でプレイするサッカー選手みたいで、Kohjiyaくんはライブパフォーマンスの現場や、他のいろんな人と一緒に何かやる時に、動物的な感性がどんどんバージョンアップされていくんだろうなあって思っています。
──またKさんとMADz’sが一緒に何かをやる機会もあるでしょうね。
K:ね? 今回のこれがスタートで、またいろんな形のことをしたいです。ライブもまだ一緒にやっていないですから、どこかのタイミングでやりたいです。
──「Day 'N' Night」をリリースした後、Kさんはどのような活動をしていく予定ですか?
K:今回のMADz’sとの曲もそうなんですけど、どんどんいろんな新しいところに飛び込んでみたいなあっていうのがありまして。逆にMADz’sのところに飛び込んでみたいというのもありますし。あんまり自分で枠を決めずに、フレキシブルにいろんなことに挑戦していける1年にしたいなあって思っています。
取材・文◎田中 大

Digital Single「Day 'N' Night feat. MADz's」
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