ジーン・シモンズ、アンガス・ヤングとの初対面「忘れることはない」

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キッスのジーン・シモンズが、70年代後半、初めてAC/DCの公演を観てアンガス・ヤングに会ったときのことを振り返った。40年以上前の出来事だが、シモンズはしっかり覚えており、この先も忘れることはないという。

シモンズはオーストラリアのTriple Mラジオ局のインタビューで、こう語った。「LAの本当に小さなクラブで彼らがプレイするのを観た。俺はたまたまその場にいたんだ。ステージのそばに立ってたの覚えてる。俺はそうするのが好きなんだ。感じたいんだよ。ベースとキック・ドラムがヒットするのを身体で感じたいんだ。安全な距離は保ちたくない。音がデカすぎるっていうなら、年取り過ぎてるってわけだ。だから、俺は前列にいた。そして、アンガスは曲の合間に暗くなったときでさえ、ステージを走り回っていた。ポーズを取っていたんじゃない。トランス状態か何かみたいだった。俺は、“こいつはロックンロールだ。この男は本物だ”って言ってた」

「公演の後、楽屋へ行った。アンガスは“おお、ジーン・シモンズ”って言ってた。名前を訊いたら、“アンガスだ”って答え、笑顔を見せた。俺は、忘れないよ。彼には前歯がなかった。当時、直す金がなかったんじゃないか。それで、俺は“君を数ブロック先まで連れ出していいか。じっくり話したい”って言って、忘れもしない、彼とMel's Dinerって有名なとこへ行ったんだ。午前1時だった。ある人たちにとって、俺は大物だった。みんな、テーブルに集まってきた。当時、彼らはまだアンガスを知らなかった。行ったのは俺とアンガスだけだ。(レストランの)スタッフに“ミスター・シモンズ、何にしましょう?”って訊かれたから、“俺の友人に先に訊いてくれ”って言ったんだ。俺は忘れないよ。アンガスはホットドッグではなくフランクフルトを頼んだんだ。それにビーツをね。彼ら、顔を見合わせたから、“彼の望むものを持ってきてくれ”って言ったんだ。俺は忘れない。アンガスはそれを奥歯で噛み始めた。前歯2本がないんだからな。それで、俺は彼にこう言ったんだ。俺はその時の会話のほとんどを覚えてるんだよ。“君らは素晴らしい。俺はこれからいくつか電話を入れる。君らは俺らとツアーに出るんだ”って」

AC/DCはその後、1977年終わりから1978年初めにかけキッスのツアーに参加した。シモンズは数年前、AC/DCがこれまでで最高のオープニング・アクトだったと話している。

Ako Suzuki
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