ジョン・グラント、ケイト・ル・ボンをプロデュースに迎えた5th AL『BOY FROM MICHIGAN』リリース

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ジョン・グラントは社会的少数者の立場から、偉大なミュージシャンとしての地位を確立した。12歳の時、グラントはデンバーに移り、ミシガンの少年ではなくなった。「アメリカのカースト制について全てを学んだ。そして僕がどこに位置づけられるのかも理解した」と彼は語る。ジョン・グラントのアルバムは常に、詩集から導き出された小作品のように感じる。

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『BOY FROM MICHIGAN』は作者のシャギー・ドッグ・ストーリー(荒唐無稽な話)だ。それぞれの曲は、リサイクル・ショップで手に入れた革製の本のチャプター(章)のようになっており、小説的なアプローチがとられている。「自分はどこからきてどうなったのか、ということだけを考えているだけのように思う」と彼は語る。ケイト・ル・ボンをプロデューサーに迎え、グラントはギミックを削ぎ落した。そして、メロディのエモーショナルなインパクトを最大化し、ボードビルのノイズを取り除き、自らが住む為の実り多く、倹約で、奇妙に組織化された新しい世界を高めたのだ。

米ミシガン出身のシンガーソングライター、ジョン・グラントはデンバーのロック・バンド、ザ・サーズのメンバーとして活動した後、ソロに転向。2010年にデビュー・アルバム『Queen of Denmark』をリリースした。2013年のセカンド・アルバム『Pale Green Ghosts』が高い評価を獲得し、2015年のサード・アルバム『Grey Tickles, Black Pressure』は全英チャートで5位を記録。2018年にはWranglerのメンバー、Benge(Ben Edwards)とコラボレートした4枚目のアルバム『Love Is Magic』をリリースした。


『BOY FROM MICHIGAN』

2021年6月30日(水)
BELLA1220CDJ[CD/国内流通仕様] ¥2,400+税
ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ

■収録曲目:
1. Boy From Michigan
2. County Fair
3. The Rusty Bull
4. The Cruise Room
5. Mike And Julie
6. Best In Me
7. Rhetorical Figure
8. Just So You Know
9. Dandy Star
10. Your Portfolio
11. The Only Baby
12. Billy

◆ジョン・グラント オフィシャルサイト
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