ローラ・マーリングとマイク・リンゼイによるプロジェクト“ランプ”、新作完成

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ローラ・マーリングとタンのマイク・リンゼイによるプロジェクト、ランプは、2021年7月30日(金)、Chrysalis/Partisan Recordsよりニュー・アルバム『Animal』をリリースする。

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アルバムからのファースト・シングルであるタイトル・トラックは、高い評価を獲得した2018年のデビュー・アルバム以来の新曲となる。『Animal』はケント州マーゲートにあるリンゼイのホーム・スタジオでレコーディングされた。ランプのデビュー・アルバムは各々の作品とは明らかに異なる世界を表現していた。「ランプはサウンド的にはとても鮮やかでサイケデリック。歌詞は考え抜かれたもの」とマーリングは語る。そのファースト同様、マーリングは今回もリンゼイの曲を全く聴かずにスタジオに到着し、歌詞に即時性/自発性がもたらされることを期待した。この頃、マーリングは、マーキュリー賞/グラミー賞にノミネートされ称賛を浴びたアルバム『Song For Our Daughter』の制作中でもあったので、ランプに取り組むことは開放的で独特であると感じていたようだ。“Animal”はマーリングが単にリズムに合わせる為に歌詞に投げ込んだ言葉だ。しかし、それはレコード、そしてバンド全体のムードを捉えているように思えた。「アルバムのテーマには快楽主義が少しある。欲望が暴れているの」と彼女は語る。「僕らはある種のペルソナ、アイデア、そして生き物としてランプをスタートさせた。ランプを通して僕らは自身のインナー・アニマルを見つけ、パラレル・ユニヴァースに旅するんだ」とリンゼイは語っている。

ローラ・マーリングは現在まで7枚のアルバムをリリースし、グラミー賞とマーキュリー・プライズにノミネートされ、ブリット・アワードを獲得。バークシャーの子供時代から、ニュー・フォークのシーンを経て、リスペクトされるべく音楽的な存在へと着実に歩んできた。デビュー・アルバム『Alas, I Cannot Swim』をリリースしたとき、彼女はまだ18歳であった。それに続いた2010年の『I Speak Because I Can』から2017年の『Semper Femina』までの作品は、技術とアイデンティティの両方を探究する若いソングライターを捉えたものであった。しなやかで魅惑的な彼女の声も進化した。必要に応じてより豊かで難しく、そしてスモーキーになった。一方、曲は知性と世界観、そして女性らしさを物語っていた。しかし、若くして成功したイメージは強く、多くの人にとってローラ・マーリングは初期の時代の素朴でクリアな声を持ったフォーク・シンガーのままであった。2020年、マーリングは7枚目のアルバム『Song For Our Daughter』をリリース。これまでの作品の中でも最も豊潤な作品として位置付けることが出来るこのアルバムは、過去10年に渡って我々が彼女に対して描いていた親しみやすさや崇敬を失うことなく、豊かなストリングスのアレンジや幅広いスケール感が付加された傑作となった。アルバムは高い評価を獲得し、結果、マーキュリー賞とグラミー賞にノミネートされることとなった。


『Animal』

2021年7月30日(金)
BRC5J[CD/国内流通仕様] ¥2,400+税
ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ

■収録曲目:
1. Bloom At Night
2. Gamma Ray
3. Animal
4. Climb Every Wall
5. Red Snakes
6. Paradise
7. Hair On The Pillow
8. We Cannot Resist
9. Oberon
10. Phantom Limb

◆ランプ オフィシャルサイト
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