ジョン・ウェイト、バッド・イングリッシュの解散「ジョナサン・ケインとはやっていけなかった」

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シンガーのジョン・ウェイトが、1987~1991年にジャーニーのニール・ショーン(G)、ジョナサン・ケイン(Key)、ディーン・カストロノヴォ(Dr)、元ベイビーズのリッキー・フィリップス(B)と結成/活動していたバンド、バッド・イングリッシュが解散した理由を説明した。

ウェイトとケインは70年代後半、ベイビーズでも活動を共にしていたが、その関係は良好ではなかったそうだ。ウェイトは『XS ROCK』のインタビューで、こう語った。「あれは、僕とジョナサン・ケインが上手くやっていけなかったからだ。正直なところ、ジャーニーが成功しているときでさえ、彼はそれほどフレンドリーではなかった。彼はいつも遅く来て、早く帰ってた。彼は親しくなるのがすごく難しいタイプだった。それで最終的に、僕は“もう知るか!”って言ったんだ」

「スタジオの雰囲気は最悪だった。やる気が削がれたよ。いい曲作ってないのに、スタジオに入るのが早過ぎた。それに、プロデューサーも適任ではなかった。バンドは、ばらばらだった。そんなんだから、僕は立ち上がり去ることにした。できるだけ長くいようと頑張ったよ。僕は曲作りや歌うことに1日18時間取り掛かっていたんだ。それで、スタジオに入ると、重い沈黙だ。くだらない政治的な要素もあった。だから、僕は背を向け、去ったんだ」

バッド・イングリッシュは、1989年にファースト『Bad English』、1991年にセカンド『Backlash』と2枚のアルバムを発表し、シングル「When I See You Smile」は全米1位に輝いた。

ジョン・ウェイトはバッド・イングリッシュ結成前、「Missing You」(1984年)で全米1位を獲得しており、バッド・イングリッシュはスーパー・グループとして注目されていた。

Ako Suzuki
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