【世界珍楽器さんぽ #11】ヒョウタンがふたつ付いた“シヴァ神の琴”

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本日紹介するルドラ・ヴィーナは、現代ではあまり奏でられていないインドの古い弦楽器です。

この楽器の最大の特徴は、なんといっても見た目のインパクト。インドの弦楽器にはヒョウタンを使った大きな丸い共鳴胴を持つものが多いのですが、それがふたつもくっついていて、しかも肩に担ぐ演奏スタイルというのは興味深いです。安定感はありそうですが、他の弦楽器には無いスタイルですね。


「ルドラ・ヴィーナ」という名前のうち、「ヴィーナ」は弦楽器を意味します。「ルドラ」はヒンドゥー教のシヴァ神の原形となった暴風の神の名前。つまり「ルドラ・ヴィーナ」とは「シヴァ神の琴」というような意味になります。この楽器は、シヴァ神が妻である女神パールヴァティーを想って作ったと言われているそうです。インドらしいなと思います。

大きなヒョウタンに視線を奪われますが、弦がネックから浮いているのも面白いポイントです。このような構造は、インドの楽器によく見られます。インドの音階は西洋音階よりも音が多いのですが、それゆえの構造なのでしょうか。気になります。



(編集部 安藤)

■今日の楽器「ルドラ・ヴィーナ」

地域:インド
分類:弦楽器(古楽器)
特徴:大きなヒョウタンがふたつついた姿。担いで演奏するのも凄い
日本での入手難易度:現地でも難しそう
ひとこと:楽器Aについての動画を集めていると、その背景で奏でられている楽器Bが気になってしまう、それがインドの楽器。
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