【連載】フラチナリズムの労働to武道館vol.51「遊びのような、遊びじゃないもの」

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▲全公演ソールドアウトのSANBAKAプロジェクト!来月コラムで取り上げます!

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~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~

ところで、皆さんは自分の『仕事』ってなんですか?仕事という言葉を辞書で引いてみると、「職業や業務として、すること。また、職業。」って出てきます。ちょっと何言ってるかわからないですよねw

どうも、フラチナリズムの仕事放棄人間モリナオフミです。よろしくお願いします。今月も張り切ってコラム書いて行きたいと思いますので、半笑いでお読みください。

こと日本においては仕事というと、『しなくてはいけないもの』みたいな印象が強いですね。まぁシステム上納税ってのが国民の義務なので仕事はその義務を果たす手段としてやりますね。というか生活していくのにもお金が必要でありますから、そりゃもちろんその必要最低限の生活費を稼ぐために皆仕事しているわけです。

外側から見てみれば我々バンドマンも『仕事』ですから、一生懸命やらせてもろて・・・いや、ちょっと待てよ!なんか違う!!仕事と言われるとなんか違うんだよなぁ。

僕は31歳までサラリーマンやってたのでよくわかりますが、あれは間違いなく『仕事』だった。しかしながら、プロミュージシャンという人間になってからというもの、仕事をしている感覚は『正直無い』。職業的にはミュージシャンだから、きっとカテゴリー的には仕事に間違い無いんだろうけども。サラリーマン時代と比べて何が違うかと言うと、『給料が絶望的に・・・』じゃなくて 『一つも嫌な部分が無い』という感じ。

仕事というと一つや二つ嫌なことがあるものです。しかしながらこの職業(僕だけかもしれませんがw)嫌なところがない。何故なら『てめぇが好きで始めてるから』。わーお!シンプル。やっぱシンプルイズベスト。

とはいっても、やはりしっかり考えなければならないこともありますし、トラブルもあります。いいこともあれば悪いこともある。これはサラリーマン時代と変わりません。責任感やスキルの向上など、たくさん感じてやらなくていけないこともあります。お金もろてるし。

しかし、自分のメンタルの部分はこれっぽっちもすり減って行かない。あら不思議。最初は『趣味』『遊び』だったバンド活動が、職業になって『仕事』になっていったわけです。ストレスなど感じようはずもございません。というように、現代社会において『仕事』というものの形も徐々に変わってきています。

10年前に誰が想像できたでしょうか?動画を制作してネットに上げることが仕事になるなんて。YouTuberさんがまだYouTuberという名前も付く前から、最初は趣味で始めた動画投稿。それが今やとてつもなく大きな産業となり、職業となり、仕事になっていった。

10年前に誰が想像できたでしょうか?ゲームをひたすらプレイして生活出来るなんて。eスポーツが出来る前から、『ゲームなんかやめて働きなさい!』って言われてたゲーマーが今はプロゲーマーとしてスポンサーを背負って世界レベルで戦って賞金を稼いでいるなんて。時代はこのようにたった10年で変わっていくものなのです。それが普通なんです。

ですから、好きなことだけやって生活していくことは十分可能で、割と普通なことです。これを特別なことの様に誰かは言いますが、全くそんなことはありません。馬鹿げた夢を真剣に追い続けて、周りからバカにされつつも、余計な声を無視してたどり着いた人が好きなことで生きて行っているってだけの話です。

今、常識的には考えられないようなことも、10年後にはひっくり返っているのです。それが普通。好きなことだけを思いっきり馬鹿みたいにやった奴が最後笑っていると思います。そういう時代が来ています。

あなたの好きなことはなんですか?
僕は音楽です。

それでは令和3年5月度業績報告いってみましょう!


ものまねBTS
2021年5月8日に放送されました、フジテレビ『ものまね紅白歌合戦スペシャル』にわたくし、バンドのボーカルでありながらも出演させていただきました。2015年10月に同番組に出演させてもらったのをきっかけに、6年間お世話になっております。少しでも多くの方に僕のことを知ってもらうために出演しているテレビ番組なわけですが、 今までの出演で一番反響があったのは、B’zさんのものまねをさせて頂いた時でした。僕が僭越ながら稲葉さんの歌真似をさせてもらい、うちのギターの田村が松本さんのギターを。ギター生演奏で収録して会場もかなり沸いたのを今でも覚えています。

なぜ一番反響があったかというと、ものまねさせてもらった曲が『Still Alive』という曲でして、ドラマの主題歌として知られた曲だったのですが、ご本家のB’zさんが地上波で歌う前で更に言うと、まだリリースが決まっていなかったので、ドラマのエンディングで流れる音以外はまだ世の中に出ていない状態で、ものまね番組で先に披露してしまうという、謎のテレコ現象wが起き、この曲に限ってだけでいうと地上波ではB’zさんより先に僕が歌いましたwそれによって視聴者の皆さんから『まだB’z ver.聞いてないけど、歌ってくれてありがとう』というようなメッセージを沢山頂きまして、非常にうれしかったのを覚えています。

そして今回僕がものまねしたのは『BTS』さんです。世界的なアーティストじゃーん。一歩間違えれば大炎上案件になり兼ねない、あまりにもファンが多すぎて、ものまねするのにものまね芸人さんもかなりためらってしまうような、そんな素晴らしすぎるアーティスト。そんなものまねBTSの一員として、僕も出演させて頂きました。

僕の役はRMさんと言って、BTSのリーダーでもあり、最高のラッパーでもあるアーティスト。僕の実の姉がBTSの大ファンでもあったので、色々情報を聞いて、BTSについてかなり調べました。正直今まではそんなに興味は無かったですが、ものまねする為に色々映像見たり、音源聞いたり、そしてドキュメンタリー見たり、バラエティ見たりしているうちにいつの間にか気付いたらファンになっていました。もうトリコ。あの人たち凄すぎだし、かっこよすぎだし、可愛すぎ。

すっかり大ファンと化した37歳のおじさんは、もうものまね芸人というより、一人のファンとして、踊れないのに一生懸命ダンスを覚え、ラップ出来ないのにラップを覚えて収録に臨みました。そして、放送終了後、とんでもないくらいの反響を頂きました。今まで出たどのテレビ番組よりも一番反響がありました。そしてありがたいことに炎上もせずwむしろ凄く楽しんでもらえたみたいでした。SNSの名前を『モリナムフミ』(※RMさんの名前がキムナムジュンさん)と変えてしまうほどに。

なんでも一生懸命チャレンジしたら、喜んでもらえたりするんだなぁと改めて感じたテレビでした。またものまねBTSチャレンジしたいです。怒られない範囲でw




ゴールデンウィークをゴールデンに染めてやれ
昨今の事情を鑑みると、やはりゴールデンウィークは東京で色々やろう!ってのも無理な話で。
ほなどうしよう?静かに寝とく?
ノンノンノン。

エンタメってのは生命を維持する為に必要不可欠なものでしょう?届けられるとことに届けに行き、それをネットを通じて全国に流せばいいじゃない?ってなわけで、今年のゴールデンウィークは地元高知でイベント三昧でした。

もちろんむやみやたらになんでもかんでもOKってわけではないですが、しっかり感染症対策をし、そして楽しめる範囲で極限までエンタメを楽しんでもらおうと!去年リリースした二枚のアルバムを引っ下げて、高知で歌いまくりました。直接音源を届けられて凄く幸せでした。

それとともに、早く全国で待ってくれている皆さんに直接会いに行きたい!という思いも強まった。そんな最高のゴールデンウィークになりました。自らで考え、自らで動き、人に迷惑をかけなければ、僕は何でもやっちゃえ!と思っています。



情勢に合わせて、性格も暗くなる必要は全くありません。世間の風潮に同調する必要も全くありません。そんな日本はもう終わったのです。あなたも僕も、自分の人生をもっと遊んでいきましょうね。

フラチナリズム モリナオフミ

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