【連載】Vol.116「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

ツイート

Peter Barakan's Music Film Festival



ピーター・バラカンの音楽へ対する愛情に僕はいつも共感させられる。年齢も僕とほぼ同じで音楽的ルーツ&時代背景が共通する。でもピーターは英国人なのでビートルズやローリング・ストーンズを生で味わっていた。一方こちらはローカル、これっ本当に悔しいナァ~なんていうことをもうウン10年前になるけど蕎麦屋の2階で彼と呑みながら吐露したことがあった。僕のストーンズ初体験は1973年、日本のRS仲間にはちょっぴり自慢出来るけど、ピーターはそれより8~9年前にブライアン・ジョーンズ在籍時代のストーンズを体験していた。何とも羨ましい。そうそう、ピーターは『Exile On Main St.』までのストーンズが好きなんだ、メンゴメンゴ、ミツヒー言っちゃった(笑)。


▲ピーターと筆者 from Mike’s Photo Album

そんな音楽大好きピーター・バラカンがセレクトした音楽映画がビッグ・スクリーンで楽しめる映画祭が来月7月2日~7月15日に角川シネマ有楽町で開催される、大拍手だ。題して“Peter Barakan's Music Film Festival ”!

【上映全14作品】

『Billie ビリー』原題:Billie
*日本初公開!



ジャズ・シンガーとして世界中のファンに愛され続けているビリー・ホリデイ。ビリーのライヴをニューヨークで味わったジャズ評論家・瀬川昌久さんからその素晴らしかったステージの模様を何度か直接伺ったことがある。僕は彼女がシャウトするブルースが大好きだ。ビリーは人種差別とも闘った。アルコールとドラッグに溺れ心身を蝕まれながらも歌を続けた、1959年に人生に幕を閉じた。この映画は1960年代に10年かけてビリー・ホリデイ関係者にインタビューしたリンダ・リプナック・キュールの貴重なテープ基本に纏め上げられたドキュメンタリー作品だ。トニー・ベネット、カウント・ベイシー、チャールズ・ミンガスといったジャズ・レジェンドをはじめビリーの友人や親戚筋、彼女を逮捕した麻薬捜査官まで様々な関係者がビリーを語る。勿論彼女の歌う姿もしっかり味わえる。
Billie/2019 年/98 分/イギリス/英語
監督:ジェイムス・エルスキン
キャスト:ビリー・ホリデイ、リンダ・リップナック・キュール、シルヴィア・シムズ、トニー・ベネット

『ジャズ・ロフト』原題:The Jazz Loft According to W. Eugene Smith
*プレミア上映! 今秋公開  (C)2015 The Heirs of W. Eugene Smith


▲Photo by W. Eugene Smith, 1959 (c) The Heirs of W. Eugene Smith.

『AMY エイミー』原題:AMY
(C)2015 Universal Music Operations Limited


▲(C)Rex Features

『真夏の夜のジャズ 4K』原題:Jazz On A Summer's Day
1960年代にチャック・ベリーが観たくてローカルな映画館で堪能したのを想い出す。(C)1960-2019 The Bert Stern Trust All Rights Reserved.



『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』原題:RUMBLE: The Indians Who Rocked the World
僕の酒友スティーヴィー・サラスがエクゼクティヴ・プロデューサーで、もちろん出演している。最近DVDリリースもされた。(C)Rezolution Pictures (RUMBLE) Inc.


▲Photo by Bruce Steinberg, Courtesy of linkwray.com

『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』原題:20 Feet From Stardom
大仲良し・メル友のリサ・フィッシャーが出演している。
https://www.barks.jp/news/?id=1000196514
(C) 2013 Project B.S.LLC


▲右がリサ・フィッシャー<

『Our Latin Thing』原題:Our Latin Thing
(C)2011 Codigo Music, LLC.


▲(C)2011 Codigo Music, LLC.

『大海原のソングライン』原題:Small Island Big Song
(C)Small Island Big Song



『スケッチ・オブ・ミャーク』英題:Sketches of Myahk
(C)2011 Koichi Onishi. All Rights Reserved.



『サウンド・オブ・レボリューション グリーンランドの夜明け』原題:Sume:Mumisitsinerup nipaa



『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』原題:My Generation
(C)Raymi Hero Productions 2017


▲1960年代当時のボーイズ憧れのツィッギー Photo: Paul Popper /Popperfoto / Getty Images

『ノーザン・ソウル』原題:Northern Soul
(C) 2014 Stubborn Heart Films ( Heart Of Soul Productions) Limited All Rights Reserved.



『白い暴動』原題:White Riot


▲(C)Photograph by Sydnis Shelton

『カマシ・ワシントン 「Becoming」ライブ』
原題:Kamasi Washington's Becoming for Michelle Obama


▲Filmed at the Hollywood Bowl, courtesy of the Los Angeles Philharmonic Association

*スケジュール:2021年7月2日(金曜)~7月15日(木曜)
*会場: 角川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町 8 階)
*主催: マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム、VALERIA
*配給: コピアポア・フィルム
*宣伝: VALERIA
*協力: ディスクユニオン、KADOKAWA
*公式 HP: https://pbmff.jp
*公式 TW:@pb_mff



【ライヴinfo】

☆小曽根真 “OZONE 60 in Club”



昨年は自分がMCを務めたものも含めてたった14本のライヴしか楽しめなかった。その14のステージのうち3回は小曽根真だった。6月&8月にBlue Note TOKYO、12月に鎌倉芸術館で小曽根のプレイを堪能した。その小曽根、今年は還暦を迎えソロ作品集『OZONE 60』を発表した。
そして今月から8月にかけてBlue Note TOKYO、Motion Blue YOKOHAMA、COTTON CLUBで“OZONE 60 in Club”を敢行する。ヴァリエーションに富んだプロジェクトでファンの期待に応えるステージになるだろう、楽しみだ。


▲Pic. by Kazuyoshi Shimomura

◆小曽根真 "OZONE 60 in Club"
New Project "From OZONE till Dawn"
PartⅠ. Duet with RIO
Special Guest:片山士駿
*2021年6月19日 20日 Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場15:00 開演15: 45
セカンド・ステージ  開場17:30 開演18: 30

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/makoto-ozone/

◆小曽根真“OZONE 60 in Club”
New Project “From OZONE till Dawn”
Part II. ORGAN TRIO feat. 山岸竜之介&小田桐和寛
*2021年7月24日 25日 Motion Blue YOKOHAMA
ファースト・ステージ 開場14 :30 開演15:30
セカンド・ステージ  開場17:30 開演18:30

https://www.motionblue.co.jp/live/makoto-ozone/

◆小曽根真 "OZONE 60 in Club"
New Project "From OZONE till Dawn"
PartⅢ. Makoto Ozone New Project Band
featuring 岡崎好朗 岡崎正典
*2021年8月13日 Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:00 開演18:00
セカンド・ステージ  開場19:45 開演20:30
*2021年8月14日
ファースト・ステージ 開場16:00 開演16:45
セカンド・ステージ  開場18:30 開演19:30

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/makoto-ozone-new-project-band/

◆小曽根真 "OZONE 60 in Club"
New Project "From OZONE till Dawn"
part IV. "A Rose & The Beasts"
featuring 石川紅奈 & DENNIS FREHSE
Special Guest:曲輪大地
*2021年8月24日 25日 COTTON CLUB
ファースト・ステージ 開場17:00 開演18:00
セカンド・ステージ  開場19:45 開演20:30

http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/makoto-ozone/


▲Pic. by Kazuyoshi Shimomura

☆BIG HORNS BEE Party vol.5 "DELIGHT" FUNK SESSION with special guests MARI KANEKO & KenKen



フラッシュ金子の率いるBHBのBNT Party/Vol5。ファンキー・サウンドにのってパーティ・ダウンだ。今回のゲストは僕の古くからの友人で下北ジャニスと称された金子マリ。彼女がどんなナンバーを取り上げるか楽しみ。“ファンキー&エモーショナルにシャウトする”というTELメッセージが届いた。



そしてもう一人のゲストはマリ息子KenKenなのだ。



*2021年7月24日 Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場16:00 開演16:45
セカンド・ステージ  開場18:30 開演19:30
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/big-horns-bee/

【イベントinfo 】
☆湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with Mike Koshitani
“第三夜 歴史上最も偉大なる歌手TOP 3 アレサ・フランクリン レイ・チャールズ エルヴィス・プレスリー“



日本のポピュラー・ミュージック・シーンをリードして60年。数多くの洋楽アーティストと交流を重ねてきた湯川れい子さん。所属していた日本のレコード会社の社長も会ったことのないアーティストも何人か…。そんな湯川さんの長い歴史の中でも、これだけは話しておきたいという秘話を、今だから仲の良い友人やゲストを交えて、あんな話、こんな話、涙が止まらない思い出の数々などを貴重な音源や映像を交えながのトーク・セッションです。
第三夜はアレサ・フランクリンを中心に、ローリング・ストーン誌の歴史上最も偉大な歌手トップ3に焦点をあてます。
1位 アレサ・フランクリン、
2位 レイ・チャールズ
3位 エルヴィス・プレスリー
ゲストは中野利樹さん、アメリカでローリング・ストーン誌やクリーム紙などに寄稿。アレサ・フランクリンはじめキース・リチャーズ、マイケル・ジャクソン、ニール・ヤング、プリンス、スティング、ボノら多くのミュージシャンにインタビューしたのです。アレサについて中野さんがドラマティックに語ります。



そしてレイ・チャールズ、エルヴィス ・プレスリーの想い出やエピソードを湯川さんがご披露!そして日本にソウル・ミュージックを定着させた故・桜井ユタカ氏の愛弟子Mike Koshitaniもアレサやレイについて蘊蓄を…、Mikeは“ワークス・オブ・エルヴィス“の著書、れい子先生とザ・キングのオン・ステージを三度も体験しています。



こんな三人のトーク・セッション大いに盛り上がりそう、皆さん是非ともジョイン!!
アルコールのいける人はお好きなお酒を手に。飲めない人はソフトドリンクで。お食事もありますヨ。そうそう「今のうちに聞いておかないと、損するよ!!」とれい子さんが言っていま~す。
◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko
Mike Koshitani https://www.barks.jp/keywords/mikes_boogie_station.html
◆ゲスト:中野利樹  https://twitter.com/toshnakano
◆日時:2021年6月27日 日曜
OPEN 13:00
START 13:30
◆入場料:予約¥3000 (+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆予約サイト
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/177956
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya
TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)
http://www.loft-prj.co.jp/loft9/

◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス