伍代夏子、活動40周年を迎える7月に1年半ぶりシングル発売「今はただただ幸せを感じています」

1982年7月に星ひろみ名義で歌手デビューを果たした伍代夏子が、2021年夏、芸能活動40周年を迎える。 同月7月21日、シングル「歌謡劇　雪中相合傘 -科白編-」をリリースすることが発表となった。

◆伍代夏子 画像

伍代夏子は今年3月に喉のジストニアを患っていることを公表。以降、 懸命なリハビリを続けつつ、 6月に約1年8ヵ月ぶりのレコーディングを実施した。「歌謡劇　雪中相合傘 -科白編-」は2020年1月に発売されたシングル「雪中相合傘」を劇化させた自身初の試みとなる意欲作だ。

「雪中相合傘」は伍代の真骨頂と言える劇的演歌だが、 そのリリース直後にコロナウィルス感染が日本中に拡大。 全てのコンサートやイベントが中止となったほか、 テレビやラジオの出演もなくなり、 これに追い打ちをかけるように以前より患っていた喉のジストニアが悪化。 当時の新曲「雪中相合傘」は披露する機会を失っていた。

デビュー以来、 初めて経験した苦難の状況下だが、 今後の歌手活動を見つめ直す中で芽生えたのは、歌うことへの確かな強い思いだったという。 リハビリと並行して、スタッフと今後の歌手活動に関する打ち合わせを重ね、 新曲の制作企画案もあったそうだが、 伍代からスタッフに告げられたのは「一から新たな新曲を制作するのではなく、 この「雪中相合傘」をまだまだもっと多くのみなさまに届けたい」という思いだった。これまでにない方法で、さらに歌の世界を深く表現する方法はないかと模索する中で、 「雪中相合傘」をもとに、 まるでドラマのように物語をもっと大きく表現してみようというプロジェクトが生まれた。

この新たなプロジェクトでは、 「雪中相合傘」の歌詞を原作として脚本を書き起こし、 音楽制作を行ったという。同時進行で伍代自身の喉の調子を確認しながら幾度となくテスト録音が繰り返され、 6月から本格的レコーディングがスタート。レコーディングでは書き下ろされたセリフに加え、 歌唱部分も新たな表現で新録。美しく壮大なサウンドアレンジにより、感動の長編大作として「歌謡劇　雪中相合傘 -科白編-」が完成した。

芸能活動40周年に制作された「歌謡劇　雪中相合傘 -科白編-」は、 これまでにない“伍代演歌”の奥深さが堪能できる仕上がりだ。以下に、伍代夏子のコメントをお届けしたい。

　　　◆　　　◆　　　◆

「雪中相合傘」はいろいろな意味で自分にとって大きな意味を持つ大切な曲になりました。
　これまでにもいただいた自分のオリジナル曲は子供のように愛おしく何よりも大切な宝ものですが、 特にこの「雪中相合傘」は自信作であるにも関わらず、自分の力ではどうしようもないことでみなさまにお届けすることが困難となった初めての経験でした。
　まだまだもっとこの歌をたくさんの方にお届けしなければという歌手としての使命感もあり、 まだ100％の喉の調子ではありませんし、 これからもリハビリは続いていきますが、 喉の様子を見ながら少しずつですが、 また大好きな歌が歌えるようになってきていることに、 今はただただ幸せを感じています」──伍代夏子

　　　◆　　　◆　　　◆