レミー、ファースト・アルバム発表前にモーターヘッドを解散しようとしていた

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レミーは、1976年、モーターヘッドに未来はないとラスト・コンサートの開催を計画していたそうだ。

ジャーナリストのMalcolm Dome氏は1981年、アイルランドの『Hot Press』誌のためにレミーをインタビューしたが、それが同誌に掲載されることはなく、40年の時を経て、先週、『Rolling Stone』誌のサイトで初公開された。

その中で、「モーターヘッドは1976年、『NME』の読者投票で“ベスト・ワースト・バンド”に選ばれた。本当に、そのとき諦めようと思ったのか?」との質問にこう答えていた。「ああそうだ。俺らには何も起こりそうになかった。United Artists(レーベル)のためにアルバムを作ったが、彼らはリリースするのを拒否した。俺らにポップ・アルバムか何かを期待してたようだな。さらに、あの会社は俺らが契約を解消するのを許さなかった。Stiffのためにシングル“Leaving Here”を作ったが、United Artistsはそのリリースを阻止した。嫌な野郎どもだ。俺ら、どうにもならなかった。だから、ロンドンのMarquee(クラブ)でフェアウェル公演を予約したんだよ」

しかし、それをきっかけに風向きが変わったという。「Chiswick Recordsのオーナーで、俺の友人だったTed Carrollにその公演を録音するよう頼んだんだ。俺ら、運を味方につけた。彼は機材をクラブに持ち込めず、その埋め合わせに、俺らに2日間スタジオを提供してくれたんだ。俺らはそこで『Motörhead』アルバムを全部レコーディングした。United Artistsとの契約が切れた1977年にリリースしたよ。そしたら突然、俺ら、軌道に乗ったってわけだ。『NME』の投票についてどう思うかって? 少なくとも彼らは、俺らが何かにおけるベストだって認めたわけだ」

モーターヘッドは1975年に結成され、United Artistsと契約。リリースを拒否された、デビュー作となるはずだったアルバムは1979年に『On Parole』として日の目を見た。



Ako Suzuki
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