【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「リード」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第2回のお題は「リード」です。

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クラリネット、サックス、オーボエ、ファゴットなど主に吹奏楽器で使われる小さく薄い板上のパーツのこと。マウスピース(息を吹き込む部分)などに装着し、これを振動させることで音を出す。簧(した)ともいう。

その多くはケーンという葦の一種から作られているが、プラスチック製や樹脂製のリードも、その耐久性の良さと、個体差のなさ、水分や湿度など環境による影響を受けにくいことから人気が高い。


リードは、大きさや厚さなど、バリエーションがあり、その違いによって音や演奏感に違いが出やすい。そのため、やすりをかけて、形状を整えるなどしてカスタマイズする演奏者も多い。

クラリネットやサックスなど、1枚の薄片を取り付ける方式をシングルリードと呼ぶのに対し、オーボエやファゴットなどは、2枚の薄片を組み合わせて使用する。これをダブルリードと呼ぶ。なお、ダブルリードは、柔らくして振動させやすくするために、水に浸してから使用するため、演奏者は、リードを水に浸すための「水入れ」も必需品となっている。

文:竹内伸一



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