藤ヶ谷太輔主演ミュージカル『ドン・ジュアン』、再演決定

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藤ヶ谷太輔が初めてミュージカルに挑み、主演を務めたミュージカル『ドン・ジュアン』が、今秋に再演されることが決定した。

本作は、モリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイの作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化した作品。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演。フレンチミュージカルとして好評を博し、2016年に宝塚歌劇で日本初上演された際も話題を呼んだ。

物語はスペイン、アンダルシアを舞台に、貴族の生まれでありながら快楽を求め続けて悪徳の限りを尽くしていた主人公、ドン・ジュアンが、真実の愛によっていかに変貌していったのか、その変わりゆくさまを描く。

藤ヶ谷太輔は2019年8月から10月にTBS赤坂ACTシアター他にて上演された同ミュージカルで、タイトルロールである稀代のプレイボーイを大胆かつ繊細に演じた。今回の再演では、作品の中で人物が愛に溺れてゆく様をみせるという、新たな挑戦を行う。

ヒロインのマリア役には元宝塚歌劇団トップ娘役で、2021年4月に歌劇団を退団後、本作が初の舞台出演となる真彩希帆が務める。潤色・演出は、初演時と同じく生田大和が務める。

コメント

■藤ヶ谷太輔
2年ぶりの再演が決まって、ものすごく嬉しかったです。前回は、演出の生田さんからいただいた「無謀かもしれないけれど、僕と冒険に出てみませんか」という言葉に惹かれて、お答えしたところから始まりました。
僕はこの『ドン・ジュアン』が初めてのミュージカルだったので、最初は楽譜もほとんど読めず、歌稽古では楽譜の読み方から始まりましたし、フラメンコもフェンシングも初めての経験でした。今思うとよくキャスティングしてくださったな、と思うのですが(笑)。ミュージカルで、自分の心がこんなにも動くとは思ってもみませんでした。自然に涙が出てきたり、怒ったり……二十数曲、ライブよりも多いような曲数に苦戦もしましたが、その苦しみがドン・ジュアンの苦しみにも通じるところがあったのかも、とも思います。僕はこの『ドン・ジュアン』で、生田さんはじめ、スタッフの皆さんやカンパニーの皆さんからミュージカルの楽しさや難しさというものを教えていただきました。今またこの作品に再会して、また新たな冒険に出られるのかと思うとワクワクします。
カンパニーみんなで愛をもって良い作品を創って届けたいと思っています。是非楽しみにしていてください。

■真彩希帆
『ドン・ジュアン』は、観客として拝見していて、まさか演者として関わらせていただけるとは思ってもいなかったので、お話をいただいてびっくりしましたが、とても嬉しく光栄です。マリアは彫刻家という仕事に対して誇りを持ち、猪突猛進なところがあると感じますが、私も芸事に対してそういう部分があるので、お稽古で私とマリアの繋がるところを見つけていくのも楽しみです。マリアとして息づくことができればいいなと思っています。
宝塚を卒業して初めての舞台になりますが、新たな世界に出ても、皆さんと話し合ってひとつの作品を創っていく、というワクワク感が一番の楽しみだということは、これまでと変わりません。藤ヶ谷さんとは初めてご一緒させていただきますが、直接お会いして物事に真摯に向き合われる方だと感じました。役としてどんなお話ができるか、そして男性とのデュエットも初めてなので、それもすごく楽しみにしています。
年齢や性別も関係なしに魂でぶつかり合えるのがミュージカルだと思っています。お客様に楽しんでいただけるよう、ひとつひとつ丁寧に、創っていきたいと思っています。

■生田大和
あの男が帰ってくる。
藤ヶ谷太輔の演じるドン・ジュアンともう一度巡り会える。その報せがどれだけの喜びだった事か! 
2年の時を経て、再び相見えるドン・ジュアン、そして彼を取り巻くセビリアの人々。新たなキャストたちと共に、更なる進化を求めて稽古に取り組む日を、今からとても心待ちにしております。
何かが、変わり始めている──
スペイン・セビリア。赤い大地の上に立ち、そして生きている人々の、愛と呪いの狭間で繰り広げられる情熱の物語が、皆様の心にいつまでも残る舞台となるようキャストの皆様、そしてスタッフ一同と共に歩んでまいります。
どうぞご期待ください。

ミュージカル『ドン・ジュアン』

出演:
ドン・ジュアン藤ヶ谷太輔
マリア真彩希帆
ラファエル平間壮一
ドン・カルロ上口耕平
エルヴィラ天翔 愛
騎士団長/亡霊吉野圭吾
アンダルシアの美女上野水香(東京バレエ団)
イザベル春野寿美礼
ドン・ルイ・テノリオ鶴見辰吾

アンサンブルキャスト(五十音順)
一条俊輝、伊藤寛真、風間無限、鹿糠友和、仙名立宗、西岡寛修、西田健二、宮垣祐也、山野 光
弓野梨佳、小石川茉莉愛、島田友愛、鈴木百花、谷須美子、則松亜海、花岡麻里名、平井琴望、松島 蘭

スタッフ
作詞・作曲フェリックス・グレイ
潤色・演出生田大和(宝塚歌劇団)

音楽監督・編曲太田 健(宝塚歌劇団)
美術松井るみ
照明笠原俊幸
音響大坪正仁
振付桜木涼介/大石裕香/佐藤浩希
擬闘栗原直樹
衣裳有村 淳(宝塚歌劇団)
ヘアメイク岡田智江(Studio AD)
映像西田 淳(Drill-inc.)
歌唱指導山川高風/やまぐちあきこ
稽古ピアノ太田裕子 森本夏生
サウンドプログラマー上田秀夫
録音コーディネート新音楽協会
演出助手坂本聖子 藤田知礼
舞台監督中西輝彦

協力宝塚歌劇団

企画・制作梅田芸術劇場

◆大阪公演2021年10月7日(木)~17日(日)
会場:梅田芸術劇場 メインホール

◆東京公演2021年10月21日(木)~11月6日(土)
会場:TBS赤坂ACTシアター

◆チケット情報
料金S席13,500円  A席9,500円(税込・未就学児入場不可・営利目的の転売禁止)

チケット一般発売9月11日(土)
プレイガイドチケットぴあhttps://w.pia.jp/t/don-juan2021/
イープラスhttps://eplus.jp/don-juan2021/
ローソンチケットhttps://l-tike.com/play/don-juan2021

◆ミュージカル『ドン・ジュアン』公式サイト
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