【インタビュー】eill × 和氣あず未、『東リベ』ヒナ愛の詰まったED曲「ここで息をして」を語る

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eillが歌唱しているアニメ『東京リベンジャーズ』エンディングテーマ「ここで息をして」。これを同アニメにヒロイン・橘日向を演じる和氣あず未が歌うという企画が実現した。

◆撮り下ろし画像

「ここで息をして」はeillにとってメジャー1stシングルでもあり、iTunes Store J-Popランキング世界11カ国でトップ10入りを果たすなど、記念すべき作品となった。それに加え、eillはアニメ好きのアーティストでもあり、もちろん『東京リベンジャーズ』のファンでもあった。

それゆえ、和氣あず未の“歌ってみた”企画に合わせ実施された本インタビューでは、“推し”トークを始め橘日向(以下、ヒナ)役の和氣あず未と大盛り上がり。「ここで息をして」に込められた“東リベ”愛も存分に語られた。

▲テレビアニメ『東京リベンジャーズ』キービジュアル
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会


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■アニメのエンディングテーマで自分の曲が流れるのが夢過ぎた(eill)

──おふたりは今日が初対面になるんですよね?

和氣あず未:そうなんです! 写真を撮っているときはドキドキでした。eillさん、アーティスト写真やミュージックビデオを見ると本当にカッコいいんですけど、すごく柔らかい印象の方だなと思って。

eill:よく言われるんです、強そうとか(笑)。実際は全然違うので、たまに残念がられるんですけど……。和氣さんはかわいくて、デレデレが止まりませんでした。



──今回は“歌ってみた”企画をしてみての感想をたっぷり聞いていきたいのですが、お二人とも『東京リベンジャーズ』の大ファンということなので、まずは誰が推しか聞かせてください。

和氣:え~。誰が好きですか?

eill:私は、顔だとマイキーさん(佐野万次郎)なんですよ。

和氣:分かりますっ!

eill:そもそもセンター分けのキャラが大好きで大好物なんです。あとは三ツ谷隆さんも好き。

和氣:あ~! いいですよね!

eill もう喋った瞬間「かっこいい!」と思って。でもストーリーを追っていくと、ドラケン(龍宮寺 堅)がやばいなと思いました。ドラケンが「タケミっちの彼女(ヨメ)だから。」って言ったシーンがあるんですけど、それを見て、「彼女(ヨメ)にして──ー!」って思いました(笑)。

和氣:ドラケンはどう見ても中学生に見えないんですよね(笑)。みんなかっこよくて魅力的で、本当に良いキャラクターをしていて、ヤンキー漫画だから男性ファンが中心なのかな?と思っていたんですけど、女性ファンも多いんですよね! やっぱり私も最初に読んだときは推しキャラを決めたくなってしまい、パッと見でマイキーかなと思ったんです。顔もカッコいいし飄々としていて、ケンカもスパンと相手を倒すし、仲間思いなところもあって良いなと思って。でもアフレコを進めていくつれて、一番の推しキャラは、タケミチ(花垣武道)になりました。

eill:え──! それはヤバいです。今、鳥肌が立ちました。

和氣:やっぱりタケミチが一番かっこいいなって思うんですよ。アフレコでは毎話毎話タケミチくんは泣いているんです。それをタケミチ役の新 祐樹さんが汗を流しながら演じていて、その必死感がキャラクターそのままで。ヒナの見ているタケミチのかっこよさなのかなと思いました。特に12話の車でのシーンのタケミチがカッコ良すぎました!

eill:なるほど、素敵ですね……。



──では、好きだったシーンはどこですか?

和氣:私は第8話の夏祭りでのファーストキスのところがすごく好きで。中学生なのに早すぎだよ!って思っちゃうんですけど、あの場は仕方がないですね(笑)。普段タケミチはヒナに対して声を荒げたりはしないんですけど、よっぽど悔しかったのか、雨の中でぐるぐるにされて口元だけテープを外してあげて体は外さないところが良くて……。

eill:それがヤバかったです! キュンとしすぎた! あの……私も同じところを言おうとしていたんですけど、あそこは本気で良くて、というか泣きました!

和氣:しかも普通にチューじゃなくて逆チューになっていたのが、ヒナ~~!って思ったんですけどね。ヒナは大人だと思います……。タケミチも現代はダメ人間になっていましたけど、唯一帰れる場所はヒナのところなのかなと思ってしまったくらい、彼女でありながら母性も感じたんですよね。そのくらいタケミチを包み込む力が、あのキスシーンに表れていたと思いました。

eill:まったく同感です! 漫画を読んでいて、いくつか歌詞の原点になったシーンがあるんですけど、そのひとつが夏祭りのシーンで。“突然の雨に打たれて 拗ねた夜にキスを落とした”はそこが原点になっているんです。第5話で「こうやって二人で歩いて、なんでもない話したり。こんな風にタケミチ君といる時間。そういう時間がいっぱい欲しい」って話すシーンもすごく好きで、その思いって大人になっても、きっとヒナちゃんの心の中にずっとあるんじゃないかなと思ったので“隣を歩くだけでいいの”という歌詞を書いたんですけど、隣にいられるだけでいいというのは本当の願いなのかなと想像したりしていました。


──曲の歌詞を書くときに、原作のシーンはやはりイメージするんですね。

eill:漫画を読んでいて気になったシーンや言葉に丸をつけて、この思いはどういう感情で、どういう表情で、どういう声を発しているんだろうというのをすっごくイメージするんです。歌詞を書いている途中でアニメ放送前の途中まで出来上がった映像を見せていただいたんですけど、それを全部見てはダメだと思って花火のシーン(第4話)だけを見たんです。

和氣:そうなんですね!

eill それを見たら泣いてしまって。真夜中に歌詞を書いているときに、そのシーンだけ見たら、わーっと歌詞が書けたんです。なので、アニメのファンの皆さんにも「この歌詞はここのシーンかな?」と想像して、そこにいるような感覚になってくれたらいいなと思います。

──曲調は、どのように決めていったのでしょうか?

eill:歌詞は14歳のピュアなヒナちゃんの思いを軸に書いているんですけど、曲調で考えると、14歳のヒナはそこにいないというか……。まず、アニメのエンディングテーマで自分の曲が流れるのが夢過ぎたんですよね。これまでも「このアニメだったらこうだな」とか、勝手に曲を作っていたりしたので(笑)、「アニソンを作るぞ!」という気持ちで挑んでいるんです。だから最後のギターのリフとか、普段の自分の曲だったらああいう激しい感じのものにはしないし、ダダダダダって一度弾いたものをチョップしたり(※ギターなど楽器の音を切って、リズム上に配置し直すこと)、アニソンでよく聴くアレンジをやってみたりしたので、「やっと来たぜ!」と思いながら作っていました(笑)。

和氣:(感心しながら)へぇ~!


──eillさんはアニソンも好きなんですか?

eill:大好きで、世界の宝だと思っていますし、日本で一番カッコいい音楽だと思っています!

──どういうところが?

eill:ボーダーラインがなさすぎるところ。曲調も1曲の中でガラッと変わるし、セリフが入ったり、音色もジャンルレスなんですよね。そこがすごく素敵なんです。

──だからeillさんも、普段はあまりやらないようなことをしてみたんですね。

eill:そうです。そのほかにドラムを生ドラムにしたのは、乱闘のシーンにも合うし、ヒナちゃんの中には力強さや男らしさもあるから、そういうところを曲で出せたらいいなと考えたから。また新たなジャンルが開けたなと思いました。

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