SPiCYSOLと<73machi Festival>へ、Zepp DiverCityで“波の日“ワンマン開催

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SPiCYSOLが7月3日、東京・Zepp DiverCityで<73machi One Man Live in Zepp DiverCity>を開催した。そのオフィシャルレポートをお届けする。

◆SPiCYSOL画像

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SPiCYSOLが7月3日に<73machi One Man Live in Zepp DiverCity>を東京・Zepp DiverCityにて開催した。

毎年7月3日を“波の日”と称し、結成以来、長年自主企画としてこの<73machi One Man Live>を開催してきた彼ら。しかし、昨年の本公演はコロナ禍で無観客による生配信という形でのライブとなり、今回のこの“波の日”企画は夏の到来をオーディエンスと共に祝う、久し振りのライブとなった。

ライブはメンバーとも親交の深い人気ラジオDJ・番組パーソナリティーであるサッシャのナレーションによって幕を開けた。今回のステージは架空のフェス<73machi Festival>をテーマにつくりあげられ、フェスへ向かう道中で流れるラジオ番組「SPiCY RADiO STATiON」のDJとして、サッシャが曲をかけるとその曲がSPiCYSOLの演奏でスタートするという演出となっている。

車のエンジンの始動音と共に、照明2灯が車のヘッドライトさながらに点灯するこだわりの演出からスタート。その後ラジオのチャンネルを合わせるノイズが響き渡り、メンバーが1人ずつステージへと登場しセッティングを始める。


《You know it’s gonna be ok 73machiを始めようか 今》と「#goodday」の1フレーズをKENNYが弾き語りで歌い上げると、それをキッカケにラジオのチャンネルの周波数があい、「SPiCY RADiO STATiON」の"放送が開始"。サッシャによる曲振りからオープニングナンバーを飾ったのは「Mellow Yellow」。窓から吹き抜けてくる潮風にあたっているかのような心地よさとミッドなグルーヴに、一瞬にして海沿いをドライブしているかのような気分にフロアが包まれていく。

続く「The Night Is Still Young」「Traffic Jam」とSPiCYSOLの珠玉のドライブチューンで会場のボルテージをあげると、ライブ初披露となる「So What」がプレイ。WOWOWオリジナルドラマ『ひとりで飲めるもん!』の主題歌に抜擢された今作。ソリッドで疾走感あるサウンドはそのままに、ライブならではのアグレッシブさも加わった楽曲は、早くも今夏を代表するサマーアンセムに名乗りを上げたような出来栄え。フェス会場までのドライブの終わりを告げるかのように「あっという間に次の曲がラストナンバーとなりました」というサッシャのナレーションが流れると、メジャーデビューEPより「From the C」がスタートし、ライブの1ブロック目が幕を閉じた。

数分のブレイク後、波音のSEと共にメンバーが再登場。ドラム、ピアノ、ベース、ギターと音が重なっていくセッションの演出と共に現れたのは大型のトラスに吊るされた「73MACHi」の電飾看板。セッションの最後にKENNYが登場し、同じくメジャーデビューEPより「NAISYO」へとなだれ込む。SNSなどで飛び交う空虚な言葉たちに対して《言えばいいってもんじゃないっしょ。》と風刺を交えた歌詞と、PETEによるサックスプレイが際立つこのナンバーで会場の空気をさらに新しい色へと塗り替えてゆく。

「ようこそ73machi Festival! 来たからには存分に楽しんでいって」という一言に続き、「Honey Flavor」と「Sex On Fire」とボーカルKENNYのビターな歌声が存分に際立つナンバーが連発されると、オーディエンスはムーディーな雰囲気に酔いしれていった。






「次の曲は俺の宝物を、スペシャルゲストを迎えてやってもいいですか」とKENNYが呼びかけると、事前アナウンスされていたスペシャルゲストのJAZEE MINORとMicro(Def Tech)が登場。披露するのはもちろんこの曲、JAZEE MINOR名義でリリースされたコラボ曲「今でもまだ REMIX (ft.KENNY from SPiCYSOL,Micro from Def Tech)」。

ライブ初披露となるこの曲で、「いつか、Def Techみたいなアーティストになる」という志を持ち上京してきたKENNYの1つの夢がステージ上で果たされた。

ライブもいよいよ後半戦に差し掛かり、「BOHO」「It’s Time」「Two Eyes」というSPiCYSOL屈指のパワーナンバーで畳み掛けオーディエンスの熱をひたすらに上げ続ける。「いろいろみんなストレスがあったり、辛いことがあったりするけど、SPiCYSOLのライブでしか味わえない、オンリーワンな場所を届けていくので、これからもSPiCYSOLについてきてください」というKENNYの熱のこもったMCに続き、本編最後をメジャーデビュー曲でもある「ONLY ONE」で締めくくった。

アンコールを求める拍手の中、メンバーが再度ステージに登場かと思いきや、ステージに現れたのはPETEのみというメンバー内のプチドッキリも挟まれ、和やかな雰囲気でアンコールが始まると、「今俺たちYouTubeも頑張っていまして」と、現在オフィシャルYouTubeにて更新している「SPiCYSOLのVAN買っちゃいました。」の企画でもある、プロサッカー選手槙野智章との共作曲のサビ部分を弾き語りで歌い上げる。

そしてアンコール1曲目として、これまで応援し続けて会場に集まってくれたファンやすべての人々へ改めて感謝の気持ちを込めて、バンドの代表曲「Coral」をプレイ。さらにその後のMCにて、今年の10月にメジャー1stとなるフルアルバムと全国ツアーを発表。「アルバムにたぶん入る曲です」と最後は新曲「かくれんぼ」を披露し、2021年の“波の日”は幕を閉じた。

なお本公演でアナウンスされた全国8箇所を巡るツアーのチケットは、現在モバイルファンクラブ先行にて申し込み受付中である。


撮影◎横山マサト

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■<73machi One Man Live in Zepp DiverCity>2021年7月3日@東京・Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト
1. Mellow Yellow
2. The Night Is Still Young
3. Traffic Jam
4. So What
5. From the C
6. NAISYO
7. After Tonight
8. Honey Flavor
9. Sex On Fire
10. 今でもまだ(REMIX) feat. JAZEE MINOR、Micro (Def Tech)
11. BOHO
12. It’s Time
13. Two Eyes
14. ONLY ONE
En1. Coral
En2. かくれんぼ

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メジャー1stアルバム『From the C』

2021年10月発売予定

デジタルシングル「So What」

2021年6月9日(水)0:00~配信開始
https://spicysol.lnk.to/SoWhat

<SPiCYSOL Tour 2021 “From the C”>

2021年
10月22日(金)宮城・MACANA 17:30開場 / 18:00 開演
10月24日(日)北海道・SPiCE 17:00開場 / 17:30 開演
11月6日(土)広島・LIVE VANQUISH 17:00開場 / 17:30 開演
11月7日(日)福岡・BEAT STATION 17:00開場 / 17:30 開演
11月23日(火・祝)東京・恵比寿 The Garden Hall 17:00開場 / 18:00 開演
11月27日(土)大阪・BIGCAT 17:00開場 / 18:00 開演
11月28日(日)愛知・名古屋 BOTTOM LINE 17:00開場 / 18:00 開演

チケット前売り ¥4,800(整理番号付き自由席)

モバイルファンクラブBeach Crew先行受付
期間:2021年7月3日(土) 21:00〜7月11日(日)23:59
詳細・申込: https://spicysol.com/contents/438665

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