【俺の楽器・私の愛機】333「出会って8年の相棒」

【Fender Japan TC72 Mod】（宮城県仙台市　エンドウメタル　26歳）


大学に進学する際に進学祝いで祖父に買ってもらったテレキャスターカスタム。東日本大震災及び津波被災の数日前にギターを始めて2年後に初めて手にした憧れのFenderブランドである。

ミッシェルガンエレファントのアベフトシに憧れて彼の仕様を購入した。

大学のサークル活動、プロを目指して活動したTMGEリスペクトのガレージロックバンドでも片時も離さず鳴らし続けた。

大学3年生になりギタリストとしてアイデンティティが欲しくなり、黄鼈甲柄ピックガードを大阪の工房にオーダーして現在の見た目の7割は完成。大学4年生になりバンドは解散してしまい失意の後にこのギターは一時的に封印の道を辿る。その際にアベフトシと並ぶ憧れをようやく見つける。それはかの世界的ミュージシャン「プリンス」である。スーパーボウルハーフタイムショーの豪雨降る中での「Purple Rain」のパフォーマンスを観て完全に虜になった。

月日は流れ3年後。

就職後に手にしたH.S.Andersonマッドキャットをメインギターに据えて活動をしていた。しかし、カスタムした自分モデルのテレキャスターカスタムをメインにまた音楽活動がしたくなり実家から関東の自宅に移動。初期装備のフロントPUに不満があった為、レトロトーンのワイドレンジハムバッカーへ、リアをシングルハムのダンカンリトル59へ、MIYAVIの使用でおなじみSuper-VEEトレモロを換装。内部の電装系も拘り抜き、6年間の歳月を掛けてやっと自分の理想とするギターが完成した。

今年に入りリアをダンカンのシングルコイルへ再換装を行い、ファンクもガレージもロックも対応出来るようになった。

見た目と仕様にアイデンティティを持った自分だけの最高のテレキャスターカスタムだ。


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ワルだなー。悪い感じが最高にかっこいいじゃないか。そしてSuper-Vee Maverickね。このルックスとサウンドの特徴を引き継いだままアーミングだなんて、ポテトは塩で、と言いながら時々ケチャップ付けちゃう気分だよね。まことにずるい。確かにまったくブレを感じない個性をまとったModテレ、花マル満点です。（JMN統括編集長 烏丸）


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