ティコとベンジャミン・ギバード、共演作「Only Love」リリース

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2作連続でグラミー賞ノミネートを果たしたエレクトロニカ/ポストロックを代表するトップアーティスト、ティコがベンジャミン・ギバード(デス・キャブ・フォー・キューティー/ザ・ポスタル・サーヴィス)とのコラボレーションを発表、新曲「Only Love」を本日公開した。

◆ティコ&ベンジャミン・ギバード 関連動画&画像


本楽曲はティコの繊細で特徴的なプロダクションとアレンジ、そしてギバードの感情を揺さぶるようなヴォーカルが緻密に融合された、両アーティストによるパワフルな楽曲となっている。今回のコラボレーションは、デス・キャブ・フォー・キューティーが「The Ghosts of Beverly Hills」のリミックスをティコに依頼したことがきっかけで実現した。


今回の共作についてティコは次のように話す。「2016年にデス・キャブ・フォー・キューティーの楽曲「The Ghosts of Beverly Drive」のリミックスをする機会があったけど、僕は以前からベンの作品のファンだった。ベンの声は、制作の観点から言うと非常に刺激的な要素で、僕が惹かれる種類の音や楽器とうまく調和していると感じた。「Only Love」は、最初はインストゥルメンタルの楽曲だったけど、何かが足りなかった。そこで、ベンにラフなデモを送ったところ、彼がボーカルを録音してくれた。最初にラフなボーカルを聴いたときに、曲全体の意味が急にわかってきて、そこからアレンジが生まれた。『Weather』でボーカルを試した後だったし、今回はその時に学んだことを実践する絶好の機会だった」。


そしてベンジャミンは次のように語る。「2014年にナオミ・クラインの『This Changes Everything: Capitalism vs. The Climate』を読んでいるときに、モンタナのヤギ牧場主で環境保護活動を行なっているアレクシス・ボノゴフスキーの言葉にとても感動した。モンタナ州南東部の公有地を鉱山会社Arch Coalから守るための戦いについて、彼女は次のように言っている。“この場所とのつながりや人々の愛、それこそがArch Coalが理解していないことだ。彼らはそれを過小評価し、理解せず、無視する。しかしそれこそが、最終的にこの場所を救う。石炭会社への憎しみや怒りではなく、愛がこの場所を救う”。「Only Love」をスコットが送ってくれたとき、この言葉がぴったりだと思った。アレクシスの言葉を読んでから、僕はそれを普遍的な真実として受け止めている。僕たちが大切にしている人、場所、物を守る唯一の方法は、憎しみではなく愛だ。もちろん、「言うは易し、行うは難し」ではある。しかし、僕はまるでマントラのように彼女の言葉に立ち返っているよ」。

ティコとベンジャミン・ギバード(デス・キャブ・フォー・キューティー/ザ・ポスタル・サーヴィス)の新曲「Only Love」は各種サービスで配信中だ。


「Only Love」

2021年7月13日(火)
Mom + Pop Music X Ninja Tune
商品ページ: https://tycho.lnk.to/only-love

◆Beatink オフィシャルサイト
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