オフスプリングのドラマー、ワクチン接種できずバンドの活動から離脱

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Photo by Daveed Benito

オフスプリングは今週、北米でツアーを開始するが、ドラマーのピート・パラダは健康上の懸念から新型コロナウイルスのワクチンが接種できず、ツアーに参加しないという。

パラダは月曜日(8月2日)、「残念で辛い知らせがある」と始まる声明をインスタグラムに投稿した。「僕の病歴とこれら予防接種の副作用を踏まえ、医師から今回は接種しないようアドバイスされた。このウイルスには1年以上前に感染した。軽症だった。だから、次も対処できるだろうとの自信があるが、ワクチン接種後にギラン・バレー症候群が襲ってきたら乗り切れるかどうかわからない。子供のとき発症し、生涯にわたり徐々に悪化しているんだ。残念ながら、僕(そして、僕にもう少し長く一緒にいてほしいと願っている家族)には恩恵よりリスクの方がはるかに勝る」

「この業界で義務となりつつあることを遵守できないため、僕はスタジオやツアーで一緒にいるのは安全ではないとの判断が最近下された」「バンドに対し、ネガティブな気持ちは抱いていない。彼らは、僕同様、自分達にとって最良だと信じることをしている。全オフスプリング・ファミリーの幸運を祈ってる!」

パラダは、病歴、持病などからリスクが伴いワクチン接種ができず、苦しんだり、疎外感を抱いている人たちに、それは君一人だけじゃないと知ってほしく、自分の体験を明かすことにしたという。

パンデミックが収束しない現状、パラダは事実上、バンドを脱退したことになるようで、現在は娘と音楽を制作しており、その新プロジェクトとリリースに注目していてほしいと付け加えている。



オフスプリングは8月8日、ロサンゼルスでツアーを開幕する。パラダの立場や彼の代理/後任について、まだバンド側からコメントはなされていない。

Ako Suzuki

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