【ライブレポート】「初めまして、iScreamです!」結成2年で念願のデビューライブ

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平均年齢16.7歳のガールズユニットiScreamが8月11日、自身初となるライブ<iScream Debut Online LIVE Show Case>をオンラインで配信した。

◆ライブ画像

2018年に開催された「LDH Presents THE GIRLS AUDITION」で、エントリー総数、約1万人の中からグランプリを獲得したRUIと、ファイナリストのYUNA、HINATAの3人で2019年に結成したiScream。2021年に本格的な活動を開始し、6月23日に『Maybe...YES EP』でデビューを果たした、LDHの次世代型ガールズユニットだ。

8月10日には「前夜祭!」と称して、少し緊張した面持ちで3人揃ってインスタライブに登場。RUIは「最初で最後、一生に1回しかない記念すべきライブ。大きな夢へのいい一歩を踏み出せたら」と語り、HINATAは「私たちだけのライブを開催するのは夢に見てきたこと。叶うとなるとどうなっちゃうんだろう」と声を弾ませた。そして、YUNAは「ライブができることも当たり前じゃない」と改めて周囲に向けた感謝の言葉を述べ、その愛と想いをライブで表現すると意気込んだ。

ライブのオープニングでは、楽屋で円陣を組み気合を入れる3人の掛け声と共に、オーディション当時の映像や、この日に向けて積み重ねてきたレッスン、リハーサル風景などが映し出される。歌唱時の表情、ダンスのキレなど、着実に今日という日のために磨き上げられてきた3人の軌跡を感じられるオープニングムービーでステージは幕を開けた。

画面がステージへと移り変わると、そこにはホワイトの衣装に身を包む3人の姿が。その真っ白なキャンバスのような衣装は、彼女たちが披露する楽曲ごとに印象をガラリと変えていくことになる。

1曲目に披露されたのは、デビュー作「Maybe...YES EP」の収録曲「Scream Out」。キリリと余裕たっぷりに視線を投げかけるRUIの眼差し。YUNAの心からステージを楽しんでいるような晴れやかな表情。そしてHINATAのストレートヘアは軽やかにリズムに乗り、その毛先まで計算された振り付けのように洗練されたパフォーマンスを披露。オープニングから、これがデビューライブとは思えない歌声やダンスパフォーマンスを魅せつけた。


「Scream Out」が終わると、「初めまして、iScreamです!結成からデビューまで2年、活動がなかなかできなかった中、私たち自身で考え、話し合いながら蓄えてきたスキルをやっと皆さんにお見せできます」と、デビューライブに込めた思いを語るHINATA。

続いて披露した「Pendulum」では、サビで両手を前にして8の字に動かす“ユラユラダンス“をその場でレクチャーするなど、無観客ではあるが画面越しのファンとの一体感を演出した。

続く、「Maybe...YES」はミュージックビデオをバックスクリーンに映しながらのパフォーマンス。ミュージックビデオが撮影されたときよりもさらに安定感を増していることに気付かされると同時に、ピュアな歌詞とキュートな振り付け、その瑞々しい世界観を美しく響くファルセットでの表現で、カッコよさから可愛いさまで、幅広く表現できる実力を存分に見せつけた。



前半を終えて、天の声(劇団EXILE 小野塚勇人)を迎えたトークコーナーでは、ファンからのコメントを読み上げ、コミュニケーションを取っていく場面も。「ツアーがあったら行きたい」という視聴者の声に、メンバーは口を揃え「私たちの次の夢です」と新たな目標を語った。

また、LDHに所属するRIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、藤井夏恋(Happiness)、奥田力也 (BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)からも応援メッセージが届く愛されっぷり。「先輩方が作ってきた伝説や歴史はすごいもので、それに続けるかなという不安もあった」と謙虚に語っていたRUIだが、きっと誰もがこの3人のデビューライブを見て逆に頼もしさを感じたに違いない。

さらにその予感を確信に変えたのが、Mrs. GREEN APPLE「点描の唄」をアカペラでカバーした3人のパワフルな歌声だった。スポットライトに照らされながら3人が見つめ合って歌うシンプルな演出は、彼女たちの豊かな声量を際立たせ、視聴者からも「感動!」「鳥肌立った!」「迫力がすごい!」「泣きそう!」とコメントが続々と寄せられた。


ライブの後半では9月3日に2nd配信シングル「himawari」をリリースすることを発表。夏の終わりと恋の寂しさや切なさをリンクさせたバラードソングで、「夏を振り返るワードや恋しくなる歌詞にも注目してほしい」とYUNA。夏の日差しが眩しいひまわり畑の映像をバックに3人が「himawari」を歌い始めると、表情も声色も一変。胸にグッと迫る切ない気持ちを歌声に乗せたパフォーマンスを披露した。


「himawari」の余韻が残る中、続いてパフォーマンスしたのは、一転してリズミカルな「Sugar Bomb」。幅広いジャンルの楽曲を歌いこなすパフォーマンスと、キラキラと輝く等身大の姿に、この先「たくさんの女の子たちの憧れ」となっていく未来が垣間見れた。

ラストソングでは、再び「Maybe...YES」を歌唱。先ほどとは違い、3人で座ってリラックスしながら歌うことで、その雰囲気をまたガラリと変えてくる。HINATAが手で作ったハートの片側に、RUIが手を添えて完成させようとするも、シュッと引っ込める可愛らしいやりとりも。3人でいたずらっぽく笑うところに、飾らない仲の良さがにじみ出る。

45分という短い時間の中で、観る者を圧倒させた確かなプロ意識と、高校生らしいナチュラルな等身大の姿を披露したiScream。きっとこの先、何度も彼女たちの成長ぶりに驚かされることになるだろう。

セットリスト

M1. Scream Out
M2. Pendulum
M3. Maybe...YES
M4. 点描の唄(アカペラ歌唱)
M5. himawari
M6. Sugar Bomb
M7. Maybe...YES

動画配信サイトCLにて<iScream Debut Online LIVE Show Case>を近日アーカイブ配信
https://www.cl-live.com/
※⼀部、無料コンテンツあり(無料オンデマンド視聴・ライブキャスト配信視聴など)

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