【イベントレポート】劇団EXILE、総出演で挑む“JAMプロジェクト”制作発表会見

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劇団EXILEが仕掛けるメディアミックスプロジェクト『JAM -the drama-』<JAM -ザ・リサイタル->の記者会見が、8月12日に東京で行われた。到着したオフィシャルレポートをお届けする。

◆ジャケット写真

会見には、監督を務めるSABUのほか、劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、佐藤寛太、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人が登壇した(SWAYは新型コロナウイルス濃厚接触者の疑いがあるため大事をとって欠席)。

このプロジェクトの始まりである映画『jam』の監督であり、『JAM -the drama-』の監督・脚本・編集を手掛けたSABUは、「映画は、続編が出来るような終わり方にしていて、自分自身もその後の物語を作りたいと考えていました」と語る。

このドラマには、SABUの監督した映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』主演のEXILE NAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)も、映画と同じ役で出演していることが明らかに。これについてSABUから、「ドラマの脚本を書いているときに、『ダンシング・マリー』のNAOTOが演じたキャラクターと似ている役が出てきたので、HIROさんに相談したら、HIROさんも同じことを考えていたみたいで、じゃあいきます」と、貴重なエピソードも飛び出した。


今回のドラマでは、テツオ役の鈴木伸之がギターの弾き語りに初挑戦し、楽曲「君のすべてに僕はなる」を披露。鈴木は、「ギターは難しかったけど、音源で聞かせてもらったときから、この曲がいいと思ってました。SABU監督の書いた歌詞もいいんです」と絶賛。すると、SABUも鈴木の歌を聞いて、「泣きそうになりました。歌詞は自分の奥さんに贈ったようなものなんです。昔、水道工事のバイトをしていたとき、雨になると休みで奥さんと一緒に居られるので、そのときのことを書いた」とロマンチックな歌詞にまつわる秘話を披露した。


本作には純烈、八代亜紀がゲスト出演している。八代と「舟歌」をデュエットした演歌歌手・横山田ヒロシ役の青柳は、「めちゃめちゃ緊張しましたけど、いい思い出になりました。最後のフレーズを歌うのは、『八代さんに歌ってもらいたいんですよ』と僕が歌わない方向で行こうと伝えたんですが、八代さんから『一緒に歌おうよ』と言ってもらって。本当に助けられました」と撮影時を振り返った。


映画『jam』とは激変した姿をドラマでは見せるというタケル役の町田は、「前作と今回とでは服装が違ってると思うんですけど、これには深い事情があって、深すぎて全部ネタバレで言えないんです」「前作よりもトラブルメーカーで、“すべてこいつのせい”という、二面性のあるヤバさを演じさせてもらえたのは、SABU監督のおかげだと思うので楽しみにしていただきたいな」と語った。

本作は、ドラマの世界そのままにリサイタルの開催が予定されている。ドラマの中で、BIRTHDAY BOYSというグループで歌とダンスに挑戦するのは秋山、小澤、佐藤、小野塚、八木の5人。


そのメンバーのひとり・滝口を演じる小野塚は、「なぜ結成されたかは、ドラマを観ていただいてからのお楽しみということで。それを経てのリサイタルなので、(パフォーマンスも)やりますよね」と意気込むと、鈴木から「(この場で)一回踊ろうか?」「裏でアップしてたもんね?」と煽られ、小野塚も「鈴木くんダメですよ、僕もギターありますか?って聞きますよ」と応戦して会場を笑わせた。

BIRTHDAY BOYSの中で誰がダンスが上手だったかと聞かれると、小野塚と佐藤が、お互いを褒め合う場面も。小野塚は、「各々、クセのあるダンスで、皆、“我”があるので、それぞれの体に合った“ボディ・ランゲージ”ができているのでは」とのこと。ドラマとリサイタルでのパフォーマンスに期待が高まる。


BIRTHDAY BOYSのメンバーで、レスリー・チャンチャンを演じる佐藤は、「僕は前回はラーメン屋のアルバイト役だったんですけど、今回は香港からきたアクション・スターで……」と語ると、SABU監督が「(佐藤寛太が)香港に仕事で行ったときに、ファンに囲まれたことがあると聞いていたので、そういうのを全部出しました」と、キャラクター誕生の意外なエピソードがまた飛び出した。


劇団EXILEの2020年の公演<勇者のために鐘は鳴る>の中では、鈴木の思い付き発言により、舞台上でフライングをすることになった八木。今回も鈴木は、<JAM -ザ・リサイタル->で八木に期待するパフォーマンスとして、「おにぎりのかぶりものを被ってもらいたい」「黒タイツを着てほしい」「孔雀のようなデカいものを身に着けて登場してほしい」「ラップにも挑戦してほしい」と4つもリクエスト。八木は「全部ありそうですね。NGがないので、なんでもやります!」と意気込みをみせた。


また、前回はチンピラ役であったが、巡り巡ってBIRTHDAY BOYSの一員になる世良役の小澤は、「映画から始まって、ドラマやリアルのリサイタルに到るという、総合的なエンターテイメントって、なかなかこのご時世にできることではないけれど、それを劇団EXILEでやらせてもらえるのがうれしい」と喜びのコメント。


BIRTHDAY BOYSの一員であり、劇団EXILEのリーダーでもある秋山も、「映画『jam』は因果応報をエンターテイメントにしたものでしたが、今回のドラマは、『もがいていたら、光が見えるよ』という強烈なメッセージが込められています。あっと驚く展開に身を任せるのもいいし、メッセージを受け止めながらみるのも楽しいと思います」と、この作品の魅力を的確に言い表していた。

会見中、青柳演じる横山田ヒロシと、SWAY演じる港町タカシと「今夜 涙じゃ帰れない」でコラボし、またシングル曲のカップリングとして同曲をリリースする純烈からのメッセージのVTRも放送された。純烈のメンバーは口々に「HIROさんから、帰りに服の入った紙袋を渡された」というエピソードなどをコミカルに披露すると、青柳も「皆さん、しゃべりがうまいですね」と感心する一幕も。

これを受けて、会場の記者から「(純烈も出演している)年末の歌番組にチャレンジは?」と質問された青柳は、「可能性としては限りなく低いですけど(笑)、それくらい盛り上がっていけたらなと思います」と言って、会場を笑わせた。

8月26日からはドラマ『JAM -the drama-』の放送がスタート、2021年秋からは宮城県を皮切りに<JAM -ザ・リサイタル->で全国をまわる。さらにフォトブックの発売や、グッズなど今後様々な形に展開していくという。
 
メディアミックスプロジェクトとして約3年ぶりに再始動する劇団EXILE総出演で挑むJAMプロジェクトへ期待が高まる。

(c)JAM -the project-



『JAM -the drama-』

2021年8月26日(木)22:00〜 毎週木曜(全8話)
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル(※第8話のみSPECIAL2チャンネル)
https://abema.tv/video/title/570-1

出演:
青柳翔 町田啓太 鈴木伸之 佐藤寛太 SWAY 
秋山真太郎 八木将康 小澤雄太 小野塚勇人
清水くるみ 清水葉月 恒松祐里 筒井真理子
特別出演:八代亜紀 純烈 EXILE NAOTO
監督・脚本・編集:SABU
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO

公式サイト:http://r.tribe-m.jp/jam_official/
公式Twitter:https://twitter.com/jam_PR_OFFICIAL
公式Instagram:https://www.instagram.com/jam_pr_official

■ストーリー
落ち目のアイドル演歌歌手・横山田ヒロシ(青柳翔)。ふとテレビを見ると、彼が過去に捨てた曲「MASAKO」を歌う、元付き人・港町タカシ(SWAY)の姿が。ヒロシは再びスポットライトを浴びるべく、タカシからの楽曲争奪作戦をたてていたが、なぜか【師弟ユニット】として活動するハメに…。
それを企てたのは、意識を失ってしまった恋人の回復を祈るタケル(町田啓太)。彼は恋人を救う為、<ある計画>をたてていた。
一方、寡黙な青年・テツオ(鈴木伸之)は、ある女性と出会い、生まれて初めて恋を知る。
元ラーメン屋店員の香港スター・レスリーチャンチャン(佐藤寛太)、チンピラヤクザの世良(小澤雄太)と滝口(小野塚勇人)、過去にヒロシのコンサートで強盗事件を起こした山下(秋山真太郎)とその事件以降、超能力が使えるようになった金城(八木将康)。そんな彼らにもまた、タケルの計画により<運命が激変>する出来事が…。
目が離せないほど疾走感溢れる物語の展開と音楽が混ざり合い、新たな<JAM SESSION>が始まるー。

劇団EXILE公演<JAM -ザ・リサイタル->

2021年秋〜
10月中旬より、宮城を皮切りに愛知、山梨、東京、福岡、和歌山、大阪にて開催予定。
日程については後日発表

出演:劇団 EXILE 、他
脚本・演出:川本成

◆『JAM -the drama-』公式サイト
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