ブルース・ディッキンソン、メタリカの『ブラック・アルバム』を絶賛
アイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンが、メタリカのセルフ・タイトルが付けられた5枚目のスタジオ・アルバム、通称『ブラック・アルバム』(1991年)を「俺らの誰もができなかったことをメタリカはやった」「このアルバムでのメタリカの功績を過小評価すべきではない」「メタルをメインストリームに押し上げた」などと、称賛した。
『ブラック・アルバム』のリリース30周年を記念し、『Classic Rock』誌が組んだ特集で、ディッキンソンはこう話した。「俺ら自身、それにジューダス・プリーストやパンテラは、次の段階にステップアップするチャンスのある岐路に立った。でも、俺らの誰にもその度胸がなかった。メタリカはやったんだ。チャンスが巡ってきたとき、それをガッチリつかんだ彼らのことは大いに称賛せねばならない。彼らはいちかばちかやってみて、それに値する大きな成果を得た。このアルバムでのメタリカの功績を過小評価すべきではない」
「全てが上手くいった影響力の大きいアルバムの1枚だ。とてつもなく良くプロデュースされた作品だ。アルバムのどの音も完全にコントロールされている。彼らのやり方、彼らがやったことに俺は敬服している。そして、すごく効果的だ。間違いなく、メタルをメインストリームに押し上げる助けとなった」
コントロールされるのが嫌いなアイアン・メイデンには作れないアルバムだとも付け加えている。
『ブラック・アルバム』は30周年を祝い、9月10日にリマスター盤がリリースされると同時に、53アーティストが参加した同作のカヴァー・アルバム『The Metallica Blacklist』も発表される。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ブルース・ディッキンソン、アイアン・メイデンのライブに一目惚れ「このバンドで歌いたいと思った」
ブルース・ディッキンソンのソロ・ツアーに参加中のギタリスト、初日公演のビデオ・ダイアリー公開
メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド、レミーの遺灰をタトゥに
アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、米コミコン初参戦で長蛇の列
メタリカのロバート・トゥルヒーヨ「オジーなくしていまの自分はない」
エルトン・ジョン&バーニー・トーピンを称え、メタリカ、J・ミッチェルらがパフォーマンス
ニコ・マクブレイン、イギリス海兵隊のバンドとアイアン・メイデンの楽曲を演奏
ブルース・ディッキンソン、ソロ新作がドイツとスウェーデンで1位獲得
ブルース・ディッキンソンから、失敗を恐れている人たちへアドバイス