スタージル・シンプソン、ニュー AL『THE BALLAD OF DOOD AND JUANITA』リリース

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米カントリー・ミュージックのシンガーソングライター兼俳優のスタージル・シンプソンが最新アルバム『The Ballad of Dood and Juanita』(訳:ドゥードとファニータのバラッド)を発表した。

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コンセプト・アルバムとなっている本作はスタージル・シンプソンがお届けする21世紀のネオ・クラシック・ラブストーリー、グラミー賞受賞経験を持つ彼の最も大望ある作品となった。

自身のコンセプト・アルバムについてシンプソンはこう語る。「物語を書きたかったんだ。ひとつひとつが完結されたストーリーの曲を集めたのではなく、アルバムを通して全編実話に基づいた物語をね。僕が愛してやまないトラディショナルなカントリー・ミュージックやブルーグラス、マウンテン・ミュージック、更にゴスペルやアカペラが入り混じった、まるでローラーコースターで駆け抜けるような作品なんだ」。

作曲とレコーディング作業はわずか1週間で行われたというニュー・アルバムは二人の主人公、Dood(デュード)とJuanita(ファニータ)の物語をブロードウェイ・ミュージカルの様に紡いでおり、その世界観はマカロニ・ウェスタンを彷彿とさせる。前作『Cuttin' Grass』シリーズにも参加した凄腕ブルーグラスミュージシャン達を再び迎えた、本人曰く「シンプルな救済、もしくは復讐劇」なのである。表題曲のひとつ「Juanita (featuring Willie Nelson)」ではアメリカ音楽界の生ける伝説ウィリー・ネルソンをギターでフィーチャーしていることも話題となっている。

シンプソンのリスクテイクと規制破りが特徴的なキャリアの中、2016年にはカントリー・ミュージックにクラシック・ソウルを取り入れるという音楽ジャンルというしきたりに挑んだアルバム『A Sailor's Guide to Earth』を発表。結果、グラミー賞「最優秀カントリー・アルバム」を受賞し、「最優秀アルバム」にもノミネート。そして2019年にはアウトロー・カントリーとしてNetflixアニメの領域に足を踏み入れたことでも話題となったアルバム『Sound & Fury』はグラミー賞「最優秀ロック・アルバム」にノミネートされた。

シンプソンは現在、出演予定のマーティン・スコセッシ監督の最新映画『Killers of the Flower Moon』の撮影中。これまでもテレビドラマをはじめ数々の映画に出演。2019年に発表されたジム・ジャームッシュ監督のゾンビコメディ映画『The Dead Don’t Die』では出演だけでなく、テーマ曲を担当したのも記憶に新しい。今年9月には米ニューヨークのウェブスターホールにて既に完売している5夜ライブを含む待望の全米ツアーがスタートする。


『THE BALLAD OF DOOD AND JUANITA』

2021年8月20日(金)リリース
配信リンク: https://orcd.co/doodandjuanita

■Track listing:
1. Prologue
2. Ol’ Dood (part I)
3. One In the Saddle, One On the Ground
4. Shamrock
5. Played Out
6. Sam
7. Juanita (featuring Willie Nelson)
8. Go In Peace
9. Epilogue
10. Ol’ Dood (part II)

◆スタージル・シンプソン オフィシャルサイト
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