【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ピック」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第13回のお題は「ピック」です。
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ピックは、ギターなどの弦楽器を演奏するためのギア。普通、三味線などに用いる撥(ばち)とは区別する。バンジョーなどを弾く際に用いる、指先に取り付けるものをフィンガーピックという。

素材はセルロイドなどのプラスティックや合成樹脂が主。そのほかゴム、フェルト、金属、木、石、骨、角、鼈甲などが用いられる。また、セルロイド以外のプラスティック系素材にも、ナイロン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリル、カーボンなどがあり、プレイ時の音質や弾き心地にそれぞれ特徴がある。

正三角形型、おにぎり型、ティアドロップ型、ホームベース型などの形状で、硬さ(厚さ)はTHIN(薄い、0.5ミリメートル程度)、MEDIUM(中間、0.8ミリメートル程度)、HARDもしくはHEAVY(硬い、1.0ミリメートル程度)、EXTRA HEAVY(最も硬い、1.5ミリメートル等以上)等あり、種類は豊富である。

6ペンス硬貨を使うクイーンのブライアン・メイ、プレイ中ピックを落とすたびに面倒になったので指弾きに変えた(という噂の)ジェフ・ベック、メタルピックとプラスチック製サムピックを併用するフレディ・キングなど、自分なりの弾き方を気軽に追求できるのもピックの醍醐味と言えるかもしれない。


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