ザ・ローリング・ストーンズ、チャーリー・ワッツが死去

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ザ・ローリング・ストーンズは8月24日(火曜日)、ドラマーのチャーリー・ワッツが亡くなったとの悲しい知らせを伝えた。ロンドンの病院で息を引き取ったという。80歳だった。

バンドのSNSには、「ロンドン―2021年8月24日 彼のスポークスパーソンからの声明」が掲載された。「非常に悲しいことではありますが、私たちが愛するチャーリー・ワッツが亡くなったとお伝えします。彼は本日、ロンドンの病院で家族に囲まれる中、安らかに息を引き取りました。チャーリーは大切な夫、父、祖父であり、また、ザ・ローリング・ストーンズのメンバーとして彼の世代の最も素晴らしいドラマーの1人でした。この困難な時期、家族、バンド・メンバー、親しい友人たちのプライバシーを尊重してくださるようお願いします」

1941年6月2日に英国ロンドンで誕生したワッツは、中学生のとき音楽やスポーツで才能を発揮し、13歳のときドラムに興味を持ち始めたと言われる。1955年に両親から初めてのドラム・キットを贈られると、ジャズ・レコードに合わせ練習し始めた。アート・スクール卒業後はグラフィック・デザイナーとして働くと同時に、地元のバンドとカフェやクラブで演奏。1961年にアレクシス・コーナーからブルース・バンドBlues Incorporatedに誘われ、翌年、よくロンドンのリズム・アンド・ブルース・クラブを訪れていたブライアン・ジョーンズ、ミック・ジャガー、キース・リチャーズらと出会った。

1963年1月にデビュー前のザ・ローリング・ストーンズに加入し、以来、彼が刻むリズムは“ザ・ストーンズの心拍”と表された。



ザ・ローリング・ストーンズは今月初め、ワッツが「医療処置を受け、それは完全に上手くいったものの、今週、彼の医師たちに会い、今の彼には適切な休息と療養が必要だとの結論に達した」と、彼が9月26日からスタートする北米ツアーに参加しないことを発表していた。ワッツはそのとき、「今回だけは、ちょっとタイミングが悪かった。完全に元気になるよう尽力しているが、今日、それにはしばらく時間がかかるとの専門家たちからのアドバイスを受け入れることにした」とコメントしていた。

Ako Suzuki
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