【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ヴァイオリン・ベース」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第16回のお題は「ヴァイオリン・ベース」です。
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ヴァイオリンに似た形状のボディを持つエレクトリック・ベースの総称。1953年に発売されたギブソンのEB-1がその元祖と目されているが、ザ・ビートルズのポール・マッカートニーが、ドイツの老舗楽器メーカー、カール・ヘフナー製のヴァイオリン・ベース500-1を愛用したことから、同機がヴァイオリン・ベースの代名詞となり、ひいてはビートルズ・ベースと呼ばれるまでになっている。
ヘフナーの500-1は、1956年に販売を開始。ヴァイオリン型のボディと共に大きな特徴としてホロウ・ボディが採用されていることが挙げられる。ホロウ・ボディは、中を空洞状態にしたボディのことで、それにより独特のサウンドが得られている。また、一般的なエレクトリック・ベースに比べて軽量が3~4kgほど軽い。ちなみに、ポールが愛用しているのは1961年製と1963年製の500-1だと言われている。
文:竹内伸一
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