【ライブレポート】ベリーグッドマン、最高の“ナツノオモイデ”完遂。「僕たちの夏はこの1日にかけたと思っています」

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ベリーグッドマンが9月23日(木・祝) 大阪・舞洲スポーツアイランド 空の広場にて、今夏リリースしたナツノオモイデを引っ提げた<超好感祭2021〜"ナツノオモイデ" リリースパーティー編〜>を開催した。

◆ライブ写真

このライブは昨年、2日間で合計1,000台を収容した国内最大級のドライブインパーティーの第2弾でもあり、今年はカーエリアに加えソーシャルディスタンスを十分に保ったスタンディングエリアも設けられた。

今回のコンセプトは“アウトドアスペース”。会場内にはテントやアウトドアチェアも設置され、ヤシの木や青と白の布がなびくメインステージは海の家を彷彿とさせる。

来場者を出迎えるのはメンバーのイラストが描かれた大きなアーチ、ステージ上部に飾られた三角旗は晴天の下はためく。到着するだけでワクワクする”ベリグ”らしい演出が詰まった会場に、集まったファンはマスク越しでもわかるほど楽しげだった。

開演時間になると、会場4箇所のモニターにファンから募集していた夏の思い出の写真を使用したオープニング映像が流れ、エンジン音が鳴り響く。昨年はオープンカーだったが、今年は会場後方からトゥクトゥクに乗ったメンバーが登場。


車両のゆっくりなスピードと車高の低さに「恥ずかしい〜」と照れながら客席近くを走行するメンバーだったが、待っていたファンからは大きな拍手が送られた。メンバーがメインステージに上がるとファーストナンバー「Future」でライブがスタート、ライブ初っ端からタオルを回し会場のボルテージが一気に上がる。

そのままライブでの盛り上がり必須な「Trip」に続く、12名のダンサーを迎え披露した「ベリーグッド」では客席もダンサー同様のフリで一体感を高めた。


MOCAの「ハンパなーい!!会いたかったぞー!」という本気の叫びに続き、会いたい想いを素直に伝えるシングル収録のラブソング「baby you」が歌われた。カラフルだったステージの電飾がピンク一色に彩られ、会場の雰囲気が瞬時に変わる。

リーダーRoverから、「声は出せないけどテンションは見せていけることができるんじゃないでしょうか?みんなで一緒に楽しんでいきましょー!」と声がかかり会場のテンションは上がり続ける。個別の自己紹介ではHiDEXが、「リーダー狙ってますHiDEXです!」とMOCAの常套句を奪い、会場を笑わせた。




一年振りのドライブインパーティー、久しぶりに開放感のある会場でライブができる喜びを言葉にし、集まった全ての人にパワーを与えるように拳を上げながら代表曲「ライオン」を熱唱。

ライブ中盤、再びトゥクトゥクで移動しながら、散々な世の中だけど燦々と輝くことを祈る希望の楽曲『散々』を披露。向かうセンターステージにはファンから寄せられた[希望のコメント]のついた風船がセッティングされている。

メンバーがセンターステージに到着すると、MOCAの「みんなの願いがこもったバルーンが空に舞います!」の掛け声で300個の風船が綺麗に放たれた。そのまま、集まった希望込め「Hope」が力強く歌われた。



ライブ終盤、メインステージでRoverから客席に「僕たちって応援しすぎですか?背中押されすぎて辛いですか?」と問いかけるとメンバーは爆笑。応援歌を歌い続けるグループの知られざる苦悩を垣間見せながら、「これは初期に作った応援歌です。みんなに向けて頑張れって歌うのではなく、自分に火をつけるために歌います。」と不器用ながらも、コロナ禍で既に頑張ってきた全ての人に気を遣い『ファンファーレ(2020 Ver.)』を披露。MOCAは曲中「忙しい社会の中で自分を見失うこともあるけど、大丈夫。俺たちがついてるよ!」と声をかけ、優しい言葉と優しい歌声が会場に響いた。

感動させたあとは、バックDJのMANA-Bの紹介、お馴染みのボケとツッコミの掛け合いで笑わせる。ベリグにしかできない緩急の付け方でファンを楽しませる。

本編ラストナンバーはこのライブを開催するきっかけの1曲。Roverが、「僕たちの夏はこの1日にかけたと思っています。」と我慢も多かった今年の夏、このLIVEを開催できた喜び噛み締めながら「ナツノオモイデ」を披露してステージを後にした。


アンコールでは、「この曲はみんなと大合唱することで完成する曲です! また一緒に歌おうな! 負けんなよ!」集まったファンと再会を約束し「ライトスタンド」を熱唱。

名残惜しさからか、なかなか最後の曲にいかず、長年連れ添った友人の家に居座るような雰囲気がメンバーに漂う。ベリグにとってべりふぁむ(ファンの呼称)とライブ会場はそんな居場所だと認識させられた。そんな大切な相方に改めて感謝を伝え、人気曲「アイカタ」を歌い上げた。

ライブの最後は、「最高のナツノオモイデを皆さんと共に過ごせてサイコーです!ありがとう!」とサプライズの花火が打ち上げられた。ベリーグッドマンが次に進むことを示すように新曲「必ず何かの天才」が会場に響き大盛況のまま<超好感祭2021〜"ナツノオモイデ" リリースパーティー編〜>は終了した。


ベリグが作ってくれたナツノオモイデは集まったファンの一生の思い出になることだろう。と確信させるライブを終え、彼らはニューアルバム「必ず何かの天才」のリリース、ホールツアー突き進む。引き続きチェックしてほしい。

撮影:渡邉一生

<ベリーグッドマン 超好感祭2021〜"ナツノオモイデ" リリースパーティー編〜>セットリスト

大阪 舞洲スポーツアイランド 空の広場
2021年09月23日(木・祝) OPEN 14:00 / START 18:00
1. Future
2. Trip
3. ベリーグッド
4. baby you
5. ライオン
6. それ以外の人生なんてありえないや
7. 散々
8. Hope
9. ダイヤモンド
10. Chill out
11. Supernova (KSUKE Remix)-
12. ウグイス (Remix)
13. ファンファーレ (2020 Ver.)
14. ナツノオモイデ
EN-1. Good Time
EN-2. ライトスタンド
EN-3. アイカタ

■リリース情報

ニューアルバム『必ず何かの天才』
初回限定盤:CRCP-40625 ¥3,500+税
通常盤:CRCP-40626 ¥2,545+税

<収録内容>
【CD】(初回限定盤/通常盤共通)
01. Intro ~必ず何かの天才~
02. 必ず何かの天才
03. new era ※eオールスター2021最終決戦テーマソング
04. それ以外の人生なんてありえないや
05. baby you
06. ナツノオモイデ
07. GroovyでDancingなParty
08. Alarm
09. 散々
10. Distance 
全10曲収録

【DVD】(初回限定盤のみ付属)
<映像タイトル>
BGMドキュメンタリー 〜天才とは何か?〜

■「ナツノオモイデ」配信
https://lnk.to/natsunoomoide

▲『必ず何かの天才』初回限定盤

▲『必ず何かの天才』通常盤

<ベリーグッドマン “必ず何かの天才” TOUR 2021-2022>

10月16日(土)大阪・フェスティバルホール
10月17日(日)大阪・フェスティバルホール
10月29日(金)静岡・三島文化会館
10月30日(土)千葉・君津市民文化ホール
11月13日(土)岡山・岡山市民会館
11月14日(日)広島・広島上野学園ホール
11月21日(日)長野・カノラホール岡谷市文化会館
11月23日(火・祝)北海道・札幌教育文化会館
12月3日(金)岐阜・バロー文化ホール(多治見市文化会館)
12月5日(日)福岡・福岡サンパレス
12月11日(土)滋賀・大津市民会館
12月12日(日)奈良・なら100年会館
12月25日(土)宮城・仙台市民会館(大ホール)
2022年
1月8日(土)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
1月16日(日)東京・中野サンプラザホール
開場17:00/開演18:00 (※10/17大阪公演のみ 開場16:00/開演17:00)

チケット一般発売日:9月25日(土)10:00
チケット料金:¥6,800

特設ページhttps://berrygoodman.com/contents/451058

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