ジューダス・プリースト、50周年記念ツアーは「ジューダス・プリースト・メタル工場」

北米で50周年記念ツアーを開催中のジューダス・プリーストのフロントマン、ロブ・ハルフォードが、今ツアーの演出の意図を説明した。彼らのルーツに根差したものになっているそうだ。
ハルフォードは『LifeMinute』のインタビューで、こう話した。「ユニークなものになっている。ジューダス・プリーストは、音楽だけでなく公演、その壮大さで有名になった。俺らはオーディエンスに忘れられないメタルな思い出を与える。ジューダス・プリーストの公演を目にしたら、それは君の心と頭の中に永遠に残るだろう。今回は本当に新しいことをやってる。クールなセットを創ったんだ。工場のようだ」
「俺がガキの頃……、俺らはミッドランズ(英国中部)で、重工業、製鋼所、鉄工所なんかに囲まれて育った。だから、君らを俺らがジューダス・プリースト・メタル工場と呼ぶ、メタルが作られている場所へ連れて行く。俺らはそこに身を置いているんだ。ライティングも見ものだ。いつだって重視している。スクリーンに流れる映像も素晴らしい。それに、いくつかクレイジーなものが登場する。巨大な、ステージの半分を占める雄牛なんかだ。俺らが育ったバーミンガムは、闘牛で有名だったんだ。それに、雄牛の売買が盛んだった。ショウの終わりに登場する。“オー・マイ・ゴッド! マジか?”って反応がある」
50周年記念ツアーは、毎晩、「君らが知る、そして愛するジューダス・プリーストの全てを祝う素晴らしい公演」になっているという。「でも、音楽が主導だ。素晴らしい、本当にクールなセットリストだ。タイムマシーンみたいだ」と付け加えた。
<50 Heavy Metal Years>北米ツアーは9月8日に開幕し、11月5日まで続く。来年は4ヶ月かけてヨーロッパを周る。
Ako Suzuki
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