元ステイタス・クォーのベーシスト、アラン・ランカスターが死去

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ステイタス・クォーの創設メンバーの1人、アラン・ランカスター(B,Vo)が、多発性硬化症による合併症が原因で、長年暮らしていたオーストラリア・シドニーにて永眠した。72歳だった。

◆アラン・ランカスター画像

ランカスターは60年代初期、高校の同級生だったフランシス・ロッシらと共にバンドを結成。1968年にステイタス・クォーのデビュー・アルバム『Picturesque Matchstickable Messages from the Status Quo』をリリースし、6枚目のスタジオ・アルバム『Hello!』(1973年)で全英1位を獲得し、60~70年代、「Pictures Of Matchstick Men」「Caroline」「Down Down」「Rain」「Rockin’ All Over The World」など多くのヒット曲を生み出した。

しかし、ロッシとの関係にひびが入り、ランカスターは1985年に開催された<ライブ・エイド>出演後、ステイタス・クォーを脱退。オーストラリアに移住し、The Bombersというバンドで活動した。2人はその後、和解し、ランカスターは2013年、ステイタス・クォーの<Frantic Four>公演に参加している。

ロッシは、「アランが亡くなったと知り、とても残念だ。僕らは長年の友人、同僚であり、リック・パーフィット、ジョン・コーランと共に“Frantic Four”として、素晴らしい成功をおさめた。60~70年代、アランはステイタス・クォーのサウンド、そして巨大な成功の欠くことのできない一部だった」と、追悼の言葉をあげた。“Frantic Four”は、2016年にリック・パーフィットを喪っている。



Ako Suzuki
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