ロジャー・ダルトリー、『Who’s Next』の50周年を祝うのに「僕らは必要ない」

ザ・フーにとって初、そして現時点唯一の全英No.1アルバムである『Who’s Next』が、今年、リリース50周年を迎えたが、ロジャー・ダルトリーは、なにか特別なことをやるつもりはないという。
◆ザ・フー画像
彼は『Rolling Stone』誌のインタビューで、「(この秋開催する)あなたの公演で『Who’s Next』をプレイする計画は?」と問われると、こう答えた。「いや、やる意味がない。『Who’s Next』は素晴らしいアルバムだ。それでいい。アルバムをライヴで(全曲)プレイするっていうのは、僕には意味がない。オーケストラと一緒の公演は素晴らしいよ。ザ・フーのカタログはヴァリエーション豊富で、ただ『Who’s Next』を聴くだけよりいい。アルバム聴きながら、酔っぱらうとか、自分が好きなことして、楽しんでくれ! それがお祝いの仕方だろ。それするのに、僕らは必要ない」
ボックスセット発売の可能性については、「僕は知らない。レコード会社がやることだ。彼らがあのカタログを所有している。僕は、絵を描き終えた画家みたいな気分だ。もう見たくない!」と話した。
ダルトリーは11月7日~12月2日にかけて、UKでソロ・ツアーを開催する。ザ・フーの曲もプレイするが、違ったアレンジになるという。
ザ・フーは、来年春以降にライヴ活動再開を計画しているという。
Ako Suzuki