【ライヴレポート】Angelo、15周年ライブで「一緒に戦ってくれた人たちがいたこと、一生忘れません」

毎年“10月4日＝天使の日”にアニバーサリー公演を行ってきたAngeloが、今年2021年は10月3日および4日の2日間、豊洲PITにて＜Angelo 15th Anniversary「ARRIVAL FIELD」＞を開催した。そのオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆Angelo 画像

Angeloは、11月17日にアルバム『CIRCLE』リリース、11月20日から全15公演にわたる全国ツアー＜THE END OF CIRCLE＞開催、そして年明け1月15日および16日の代々木第二体育館公演＜CONNECTED NEW CIRCLES＞をもって無期限活動休止することが発表されている。

豊洲PIT2days＜Angelo 15th Anniversary「ARRIVAL FIELD」＞は、最後の恒例周年記念ライブ。これまでとは異なる状況で迎えることとなった今回の公演は、LEDビジョンを駆使した映像演出で視覚的に魅せながら、強靭なバンドサウンドと心に突き刺さるメッセージをもって、各日20曲を披露した。


特筆すべき点は、ニューアルバム『CIRCLE』収録新曲「SIGHT」が初披露されたこと。

「今まで自分の視界に映ってきたもの、これから映していきたいもの、そういうことを考えて作りました」──キリト(Vo)

また、この新曲を含んだ中盤ブロックは二日間ともに同じセットリストであった。それは今の彼らが伝えたいメッセージが顕著に表れていたシーンだったと言い換えることができる。さらに、キリトはMCでコロナ禍になった昨年を思い返し、こう伝えた。

「一緒に戦ってくれた人たちがいたこと、一生忘れません。自信を持って言えます。皆さんは日本一の優秀なファンです」──キリト(Vo)


Angeloがこの15年間で到達した地には最大級の愛が溢れていた。キリト曰く、「胸を張ってAngeloは最高のバンドだったと言えるアルバム」が放たれるまで、あと1ヵ月余り。この五角形がひとつの終わりを迎える日まで、残り約3ヵ月。Angeloは「最新の自分が一番カッコいい」という言葉を実証し続けてくれるはずだ。