【連載】Vol.119「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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世界中のストーズ・フリークが楽しみにしていたファンジン「BEGGARS BANQUET」を主宰したビル・ジャーマンの著作『アンダー・ゼア・サム』が10年の歳月を経て遂に日本版で登場!


提供:リットーミュージック

ビッグ・アップルに住むビル・ジャーマンと僕はもう30年以上の付き合いだ。彼の地元ニューヨークは勿論、東京、ドイツのハノーバーやフランクフルト、そしてロンドン等で一緒にストーンズ・ライヴを楽しみ、そしてアフターでいろいろワルサした…。9・11の時はすぐに電話して彼の安否を確認した。つい先頃もEメールもし合った。無論彼の住まいにも何度か訪問した。そんなビルから著作『UNDER THEIR THUMB』が送られてきたのは10年前だった。


▲from Mike’s Library

10代だった男の子が独力でストーンズのファンジン「BEGGARS BANQUET」を立ち上げ、その存在をアメリカばかりでなく世界の熱狂的ストーンズ・ファンに浸透させていった“熱情”がユーモラスにありのままに語られている。


提供:リット―ミュージック

BBの存在はストーンズのメンバー、彼らをマネージメントするスタッフからも徐々に認められるようになり、ビルは特にキース・リチャーズ、ロニー・ウッドと親交を深めていく。


提供:リット―ミュージック

そうした中でビルは何度となく挫折を味わい、エンタテインメントの世界ならではの厳しい締め付けにも遭遇しながらストーンズ道をもがき突き進んでいった。そう、ストーンズだけの人生だった。そんな30年以上RS街道を歩んできたビル・ジャーマンの喜びと嘆きがこの一冊に克明に記録されている。まさにストーンズ愛の叫びだ。ストーンズ・フリーク、音楽ファンは勿論のこと、人生に迷いを感じている若者にも是非とも熟読して欲しいと思う。このほど池田祐司RSFC会長の尽力で日本版が完成しリットーミュージックから発売された!『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』である。もうたまらなくストーンズしているマニアックな内容だけど、「サティファクション」しか知らないヤングな皆さん(懐かし表現)もビルの生き様にいろいろと教えられるはずだ。そして何度となく読みたい、早くも僕の枕頭の書になった。

E版245ページ/J版391頁に僕も登場している。RS初来日時のロニー・ウッド絵画展記者会見で司会を務め時のエピソードだ(何故かビルは僕の名前をMasayoshi Kositani/越谷政義と記し、謝辞のところではMike Koshitani/マイク越谷、と。今度彼にその意図を聞いてみよう…笑)。


▲若き日のBill & Mike 1990年ロニー・ウッド絵画展記者会見@新宿/伊勢丹

(続く)

*『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』登場を記念してUTT、BBのT-シャツが発売されました!僕はグリーンteeをオーダーしようかな!?






https://t-od.jp/item/?brand_id=A00014


◆チャーリー・ワッツの思い出…第二回



チャーリー・ワッツとシャーリー・アン・シェファードは1964年10月14日に結婚。二人は50年以上仲睦まじく暮らした。二人の趣味は馬、英国ディヴォン州に構える別邸の牧場で多くのアラブ種を育てスダッド・ファームに本格的に取り組んでいた。そんな馬が大好きだったチャーリーを思わせるショットがTHE ROLLING STONES BOOK/No.11 に掲載。キースと乗馬を楽しむチャーリーだ。



No.12からコペンハーゲンでのライヴ後のショット



No.13にはチャーリーの絵本詩集AD掲載




No.14から




そのチャーリーのサイン・ショット掲載と同じNo.14の4頁に(ちょっと別ニュースになるけど)こんな記事が……。

☆Stones starting to roll in Japan
日本を代表する音楽雑誌「ミュージックライフ」の24歳の編集長である星加ルミ子は、6月にイギリスを訪れ、多くののトップ・レコーディング・アーティストを取材。ブライアン・ジョーンズを長時間インタビュー、ストーンズのレコードが日本で大々的に売れ始めたと報告。そしてこのRSB日本版を出版出来ればと願っていると彼女は語った。

No.15から2点。ギターを弾く&ゴルフをするチャーリー。貴重なショットです!





No.16に掲載されたオーストラリア・ツアー中に海でセーリングを楽しむミック・ジャガー、ブライアン・ジョーンズそしてチャーリー…。




No.18からドレッシー・チャーリー!



No.19から3点。まずはお土産を沢山抱えてタラップを降りるチャーリー、後はシャーリー夫人。続いてはカウボーイ・チャーリー。最後はアニマルズのエリック・バードンと談笑するCW。







No.20の 編集人はミスター。その号の4~5頁はNEWS。そこにはUSツアー中にマイクを持って何かアナウンスしているチャーリー。寡黙でシャイな彼が何を語ったんだろう!?


「The Rolling Stones Book」from Mike’s Library

こんな60年代のミスター・ワッツ・ショットをいろいろ見ていると完全にあの時代にタイムスリップ。RSFCを盛り上げようと会報を作ったりレコード・コンサートをやってみたり、“ミュージックライフ”65年8月号掲載の座談会<ローリング・ストーンズを楽しもう>に出席したり…。








▲MLのストーンズ座談会。2頁目の左から3番目が当時中3の筆者。その隣/一番右が高1細川幸一郎さん(初代会長、今でも大仲良し。近々このコラムで対談を予定している)。因みにML編集部からはその後僕のR&B師匠となる桜井ユタカさんがお見えになった。司会の高崎一郎さんとは90年代散髪屋が同じでよくお会いした。亀淵さん&朝妻さんの両大先輩には今でもお世話になっています。 from Mike’s Library

チャーリー・ワッツが亡くなって多くの追悼記事を見ながら涙してしまった9月だった。そんな中で僕が一番注目したのがUK音楽雑誌「UNCUT」11月号だ。以前に比べ大分頁数が減ったけど、それでも充実したロックでロールな内容は僕らをワクワクさせる。同号表紙はストーンズで(チャーリー・バージョンもあるとのこと、探し中です)、本文で<CHARLIE WATTS 1941-2021 He was one of a kind>というタイトルで14頁に亘って大特集なのである。


from Mike’s Library

そして最近20数頁の小冊子「THE BIOGRAPHY CHARLIE WATTS」も入手した…。


from Mike’s Library

☆湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with マイク越谷
“第三夜 



エルヴィス ・プレスリー ローリング・ストーンズ クイーン ジャイアンツ・オブ・ミュージック・ヒストリークリスマス・スペシャル

遂に実現!ミュージック・シーンのビッグな存在、エルヴィス ・プレスリー、ローリング・ストーンズ、クイーン。我が国を代表する彼らのスペシャリスト3人が揃い踏み!!他では絶対聞けないまさにビッグなクリスマス・プレゼント・イベントなのです。クイーンなら東郷かおる子さんでしょう!



ストーンズならマイク越谷さんでしょう!エルヴィスなら湯川れい子さんでしょう!そしてれい子先生&マイクの大仲良し、チャーリー・ワッツやキース・リチャーズ、フレディ・マーキュリーに海外現地インタビューした中野利樹さんもジョインします。彼はアメリカで長きに亘ってローリング・ストーン誌やクリーム紙などに寄稿してきたのです。



果たして2時間余りで決着がつくのか!?貴重なメモリアル・ショット&グッズも披露……。ミュージック・フリークの皆さん、こぞってジョイン・プリーズ!!!

◆ゲスト : 東郷かおる子
◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko
◆ナビゲーター:Mike Koshitani https://www.barks.jp/keywords/mikes_boogie_station.html
◆ナビゲーター:中野利樹  https://twitter.com/toshnakano
◆日時:2021年12月5日(日曜)
OPEN 12 : 30
START 13 : 00
◆入場料:予約¥3000(+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆ご予約は下記のURLからお願いします!
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/192550
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya
TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)



◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
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