【インタビュー】放課後プリンセス、ティアラに託した歴史と未来…最新作SG「サイリウムの証明」

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■人生で感じたことのないトキメキが心の中に宝箱としてある。
■また大きなステージに立ちたいですし、前向きに駆け抜けていきたいです。


——ユース時代の思い出も少し聞かせてください。

小日向:最初は人数も多くて、20人くらいのメンバーがいたので、競争社会でしたね。歌割りがもらえなくて悔しい思いをする時期もあったし、メンバーとぶつかり合うこともたくさんあった。大変だったなっていう思い出もあるんですけど、ユースメンバーだけでワンマンライブをやって。先輩たちがみんな見にきてる中で歌ったんですけど……。

関根:緊張するよね、それは。

小日向:震えが止まらなかったのも思い出深いですね。あと、ユースだけでCDを出させていただく機会もあって。私にとってはそれが初めてのレコーディングだったんですけど、元々1箇所だけ落ちサビでソロパートをいただいてて。レコーディング中に急遽、もう1箇所、大事なソロパートをいただいたんですよ。

関根:ななせの歌を聴いて、いいなって思ったってことだよね。

小日向:その時はすごく嬉しかったし、歌をもっともっと頑張ろうって思うきっかけにもなりましたね。他にもあるんですけど、最近でいえば、リリースイベントの期間中に喉が変になってしまって。今は治ってきてるんですけど、声が全く出なくなってみなさんが本当にカバーしてくださって。文句もなく、むしろ、「大丈夫かい?」みたいな感じで助けてくれて。声がガスガスの中、なんとかリリースイベントを乗り越えることができたので……まじでありがとうございます!みたいな。

道重:唐突に声が大きくなった(笑)。

小日向:いや、もう、本当にありがとうございます! っていうくらいめちゃめちゃ感謝してて。皆さんに焼肉を奢らないといけないなって。

関根:あははは。ありがとう。

小日向:皆さんに松坂牛をって思ってます。来月のお給料が入り次第と思っております。助けられております。感謝しております。

関根&道重:お〜っ! それは楽しみにしてるわ。

——(笑)候補生オーディションで小日向さんと同期だった澤田さんは?

澤田:一番の思い出というと全く一緒になっちゃうんですけど、実は2回目のZepp DiverCityでのワンマンの時、本音を言えば、もうやめようと思っていたんですよ。私は当時候補生だったんですけど、社長に「やめます」っていうことを伝えてる状態でライブを見て。でも、同期がティアラを授かって、輝いている瞬間を見て、やっぱり私も一緒にあのステージに立ちたい、だから、頑張ろうって思えたワンマンだったんですね。私にとっても人生の分岐点になったし、刺激をもらえたライブでしたね。それも思い出なんですけど、みんなステージの話をしているので、プライベートとのことを話したいなと思ってて。候補生時代の時は大阪から通って、寮で生活してて。17歳だったんですけど、昨日今日会ったばかりの女の子と生活していくなんて、その時がもちろん初めてで。それぞれのルーティーンがあったりして。それが噛み合わなかったりとか、本当に色々大変で……。

▲澤田桃佳

関根:あははははは。喧嘩してたよね、よく。

澤田:お風呂に入った後の排水溝の髪の毛をどうするかとか。そういう細かいこと、1つ1つがちりつもでぶつかりあったりとかして。仕事で、誰がソロパートをもらったとか、誰がセンターに立つんだとか、そういういざこざもある中、同じ寮に帰っていく。そういうのが本当に大変だったんですよね。ステージの思い出もいっぱいあるんですけど、それも思い出ですよね。本当にギスギスしてたし。次のライブの歌割りが前日の夜に送られてきて。そこで、落ちサビを誰が歌うかがわかるんですけど、その瞬間、みんな一緒にいるんですよ。昨日まで歌ってたのに、落ちた子がいたりとか。

小日向:しかも、マイクも持てない子もいて。

関根:人数が多かったからね。

澤田:落ちサビをもらえた子、マイクも持てない子、みんな集合して生活してたから。本当に大変だったけど、そんな中で、結局は私が残ったんで! それが全てです。

道重:あはははは。残ったねー。

澤田:なぜかというと、先輩が支えてくれたり、ファンの方が応援してくれたり、やめようと思った時も、親身になって話を聞いてくれる社長がいたから。いろんな素晴らしい環境が揃っていたから。今まで続けてこれたと思います。

▲西宮愛理

——西宮さんはひとりユースだったんですね。

西宮:20人の候補生がいる話とは一転して、私が入った時は最初は二人いたんですけど、すぐにひとりになって。その後も何人かの候補生はいらっしゃったんでけど、やっぱりほぼ一人で。放プリユースのライブに出たのは、ささらさんとななせさんのバースデイライブのオープニングアクトの「放送部プリーズ」くらいなんですよ。

関根:ああ、そうか。あと、舞ちゃんの卒業ライブもユースとして1曲やってるよね。

西宮:そうですね。その2回しか、ステージで「放プリユースです」って言ったことがなくて。あとは、正規メンバーさん5人体制のいちばん後ろの0番(センター)が立ち位置なので、絶対に誰かにかぶっていて。見えないところで一人で踊るだけだったんですよ。それでも、ファンの方は前のめりになってずっと見てくださってて。こんなに前にも来なくて、歌割りもなくて、見えないのに来てくれるのが本当にありがたくて。だからこそ、その人たちに、もっともっと前で見てもらいたいという気持ちが強くなて、ここまで一人で頑張れたなと思います。それに、20人いた候補生の中で最後まで頑張っていた先輩たちを見てたので、私がひとりだからという理由で逃げちゃいけないと思って。正直、自分がいなくなったら、ユースもなくなちゃうし。

——それもプレッシャーですよね。絶対にやめられないっていう。

西宮:そうですね。今いる4人のユースの子達が入ってきてくれたのでよかったなと思います。あとは、まきちゃんが一人で不安というのをよく聞くんですけど、絶対に見てくれてる人はいるからねっていうことを、私が伝えていければなと思っています。

吉岡:ついこの前までゆぴもユースで、何から何まで教わっていたのに、ほんまに急にひとりになって。え、どうしよう?って呆然としていたときに、愛理さんがすぐに気づいてくれて、いろんなことを教えてくれるんですね。だから、今は一人でも頑張ろうと思うし、昇格を待ってくれている先輩方もいるので、1日でも早く昇格できるように頑張りたいなと思います。

▲森川優羽

——正規メンバーになったばかりの森川さんには未来の話をお願いします。最新シングル「サイリウムの証明」のカップリング「向かい風を突き抜けて」では、《前しか向かないと決めたから》と歌ってますよね。

森川:私はめちゃめちゃ根がポジティブなんですよ。なので……あの、いや、ポジティブ関係ないんですけど。

全員:あはははは。

——関係ないの?

森川:全然関係なかったです、すみません(笑)。ふわふわしてるところがあるんですけど、先輩方が卒業されたら、一番上の先輩になるので、もっとしっかりして、大きなステージに立ちたいです。私はZepp DiverCityも経験してなくて。私が放プリユースに入って、初めてパフォーマンスをしたのが、今年の3月の舞花さんの卒業ライブで、渋谷のO-EASTだったんですね。その時、初めて見た景色が、サイリウムがいっぱいで、ステージも広くて。「うわ、すごい!」って、人生で感じたことのないトキメキを感じて。それが私の心の中に宝箱としてあるので、また大きなステージに立ちたいですし、先輩たちが目標としていた武道館にも立てるように、これからどんどんいっぱい頑張って、精一杯、前向きに駆け抜けていきたいです。

——そして、5人にとっては最後のシングルとなる「サイリウムの証明」はDAMで本人MVが流れることになりました。カラオケアドバイスをいただけますか。

関根:人によって解釈は違くていいと思うんですけど、私的には、この曲にはアイドル目線もあるし、ファン目線もあるし、仲間を思う目線もあるんですね。私は特に落ちサビを歌っている時は肩を落としちゃってるメンバーとか、近くにいる励ましたい人に向けて歌う気持ちで歌っていて。このご時世で思うようにいかないこともたくさんあると思うんですけど、ちょっと悔しかったこととか、上手くいかないなって凹んでる時の感情を思い出すと、感情移入できたりすると思うし、それぞれの歌詞で思い浮かべる人を変えたりすると、より感情が込めやすいいかなと思います。

道重:MVのラストサビでサイリウムを持ってるところがあるので、ぜひメンバーカラーのサイリウムを持って真似してもらえると楽しめるんじゃないかなと思います。

澤田:持ってない人はドンキホーテで安く買えます!

小日向:(笑)歌いながら踊ってもらいたいですね。息が上がるかもしれないんですけど、メンバーの気持ちを体験できるし、歌詞と照らし合わせているフリもたくさんあるので、ダンスにも注目して見てほしいです。

関根:母がこの間、早速歌ってて。「ちょっと高すぎて歌えなかった」って言ってたので、ぜひキーを下げて歌っていただけたらなと思います。

西宮:コロナ禍の時代で声出しができないもどかしさをこの曲に想いをぶつけて歌っていただけたらと思います。

澤田:その通りです。ライブ中に声が出せないし、思うように動けないし。それがカラオケならできるからね。私は個人的には、ステージを見ている私たちの背中が映し出されているシーンが好きで。エモーショナルな画質に変わっていいなと思っているので、歌詞を見ながら浸ってもらいたいし、なんなら歌わずにコールするだけでもいいんじゃないかって思います(笑)。

取材・文◎永堀アツオ


リリース情報

「サイリウムの証明」
2021年9月15日(水)Release

▲10TH Anniversary盤

▲通常盤

▲初回限定盤

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