デフ・レパードのジョー・エリオット、20歳で経験したAC/DCとのツアーを振り返る

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デフ・レパードのフロントマン、ジョー・エリオットが、1979年20歳のとき体験したAC/DCとのツアーでの思い出を語った。その2年前に結成し、デビューEP『The Def Leppard E.P.』をリリースしたばかりだったデフ・レパードは、AC/DCの<Highway To Hell>UKツアーにオープニング・アクトとして参加した。

エリオットは「信じられないほどエキサイティング」な体験だったと、『Classic Rock』誌のインタビューで話し始めた。「彼らは俺らに気を配ってくれた。ライティングもサウンドも良かったし、オーディエンスの受けもホントに良かった。一緒に何かやるってことはあまりなかったけど、あの2バンドのヴァイブはかなり良かったよ。AC/DCのメンバーがフレンドリーじゃなかったってわけじゃない。ただ会うことが少なかったんだ。でも、愛想が良かったのが、ボン・スコットだった。ある夜、同じホテルに泊まっていて、俺らが1杯のビールを4人で分けてたら、ボンが金を投げてよこし、“ほらよ、野郎ども。みんなで飲めよ”って言ってくれたんだ。悲しいことに、彼にお返しする機会がなかった」

デフ・レパードは、AC/DCから学びたいと、毎晩、彼らのパフォーマンスを観ていたそうだ。「最大のレッスンの1つが、繰り返しの大切さだった。これは長期的な成功の鍵だ。大半のアーティストが同じことをやりたくないと思っている。でも、長く残りたいのであれば、毎晩セットを変えるべきではない。AC/DCは決して、サウンド、見た目、労働倫理を変えなかった」



ボン・スコットはこのツアーの数ヶ月後の1980年2月19日、急性アルコール中毒により33歳でこの世を去った。

Ako Suzuki
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