【インタビュー】KENN ×阿部 敦、MEZZO”1stアルバムリリース「アプローチできる武器が増えた」

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■KENNくんが何とかしてくれるという絶対的な信頼がある

──MEZZO”としての活動を通して、お互いの印象に変化はありますか?

KENN 僕としては、阿部さんとは『アイドリッシュセブン』で関わる前からずっと親しくさせていただいていたので、あまり印象は変わっていないんです。これは阿部さんに限らずですが、『アイドリッシュセブン』キャストの方々は大きなライブやイベントなどを一緒に経験して乗り越えてきた絆を感じているので、戦友みたいな感覚なんです。他の現場で会っても「あ、戦友が来た!」みたいな(笑)。

阿部:僕も、KENNくんとはもともと気が合うなとは思っていて。以前から好きなゲームなど共通点もあったので「最近なにやってる?」と聞くことも多かったんです。でも『アイドリッシュセブン』を始めてからは公私ともに一緒にいる時間が長くなったのでより仲良くなって。最近は僕がウイスキーを勧めたらKENNくんがハマってくれたんですよ。

──へぇ!

阿部:最初、KENNくんはお酒があんまり飲めないと聞いていたのですが、MEZZO”で海外に行ったときに翌日帰るだけだったからスタッフさんと「昼からだけどお酒飲んじゃう?」っていう話になって。海外だからすごく強いお酒があって、50度のお酒を飲むことになって。そのときもKENNくんは一緒に飲んでくれたんです。やっぱり酔ってましたけど(笑)。その後、一緒にウイスキーを飲むようになったら、今では僕より全然詳しくなっちゃって(笑)。一回KENNくんの家に遊びに行かせてもらったら、すごい量がありました(笑)。ふたりで朝まで同じ銘柄の年代別のウイスキーをテイスティングしていたこともありました。

KENN:こういったご時世の前は一緒に買い物に行ったこともありましたよね。阿部さんは本当にポジティブで頼れる方なんですよ。僕はわりと心配症でネガティブに捉えがちで「あれ大丈夫かな……これ大丈夫かな……」考えてしまうタイプなんです。でも阿部さんは「大丈夫だよ! 行こう行こう!」って前向きに引っ張ってくれるので、一緒にいてすごく助けられることが多いです。

──MEZZO"のおふたりは、声の相性も抜群ですよね。

KENN:声質が全然違うからかな? でもそれは僕らがお互いに寄り添おうとしているからだとも思っていて。声質が違うからこそ「ここだけはキメておけば成立するよね」みたいなポイントをお互いが自然に意識しているんだと思います。そういうところで整合性を取っているのではないでしょうか。

阿部:KENNくんは今そう言ってくれたけど、実は僕はそういうのがなくて。KENNくんって歌がめっちゃうまいじゃないですか。もともと音楽活動もされていたし。なので、おんぶにだっこじゃないですが僕が何をやってもKENNくんが何とかしてくれるだろうという絶対的な信頼があるんです。僕は歌を習っていたわけでも音楽のプロで活動していたわけでもないので「じゃあ僕がKENNくんと歌って肩を並べられるところってどこだろう」って考えたときに、それはやっぱり役者としての感情表現だろうと思うんですよ。なので、僕はそちらに力を全振りしているんです。なので、KENNくんのお陰で僕が好きにやっても声が綺麗に重なって相性が良いように聴こえているんだと思います。

──最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

KENN:今回のアルバム『Intermezzo』は「間奏曲」という意味の言葉なのですが、MEZZO”が今まで描いた軌跡が全て詰まったとても聴き応えがあるアルバムになっているのでMEZZO”の楽曲に触れたことない方にもぜひ聴いていただきたいです。

阿部:『Intermezzo』というタイトルは、本当に的を射ている言葉だと思っていて。MEZZO”のふたりは、今までがむしゃらに走って傷ついたり衝突したりしてきたけど、ふと足を止めて後ろを振り返ったときに、こんなにたくさんの楽曲ができていたんだな、と改めて実感して。きっと、アルバムを買ってくれた方々も我々を見守りながら一緒に走ってくれたと思うんですよ。そんな皆さんと「こんなにもたくさんの楽曲があるんだね」、「これが今の僕たちの足跡なんだね」と振り返りながら、また前を向いてこれからも一緒に走っていこう、そんなメッセージを感じられるタイトルだと思いました。なので、これからも僕たちと一緒に走ってくださるとうれしいです。

KENN:見守っていただいていると思うととても頼もしく思えるし、これからどんなことがあっても乗り越えられるって安心出来ますね。

阿部:「間奏曲」ということは、今までの曲がありつつさらに次の曲に行くための間の曲なのかなって。これからのMEZZO”の更なる活躍が楽しみになるタイトルだよね。

KENN たしかに! 個人的には、まずはアプリもプレイして物語やリズムゲームにも触れてもらえたらうれしいな、と思っていて。もちろん、曲単体でもすごくクオリティが高い1枚になっているのですが、物語を知ればより楽曲に対して理解が深まる部分も多いと思うんです。そのなかで、もし気になる楽曲があったらぜひ「Intermezzo」を手に取っていただけたらうれしいです。

取材・文◎鈴木 幸

MEZZO” 1st Album『Intermezzo』

2021年10月20日 on sale

【初回限定盤A】
LACA-35890 / 3,850円 (10%税込) / 3,500円 (税抜)
CD / ダウンロードカード (未来絵 -Tamaki ver.-)

【初回限定盤B】
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【通常盤】
LACA-15890 / 3,300円 (10%税込) / 3,000円 (税抜)
CD

[収録曲]
01. 未来絵
作詞:松藤量平 作曲・編曲:片山義美
02. miss you…
作詞:yozuca* 作曲・編曲:岡本健介
03. 雨
作詞:Shogo 作曲:Shogo・早川博隆 編曲:早川博隆
04. 甘さひかえめ
作詞:安藤紗々 作曲・編曲:渡辺未来
05. カレイドスコープ
作詞:安藤紗々 作曲:MIKOTO 編曲:大沢圭一
06. 恋のかけら
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:山田竜平
07. 月明かりイルミネイト
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:KAY
08. Tears Over ~この星の君と~
作詞:松藤量平 作曲:さかいゆう 編曲:Renato Iwai
09. Dear Butterfly
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:渡邉俊彦
10. Forever Note
作詞:Saku 作曲:叶人・八巻俊介 編曲:八巻俊介

◆『アイドリッシュセブン』公式サイト
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