トレント・レズナー、ホールジーのアルバム・プロデュースが「新しい活力に」

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トレント・レズナーは、ホールジーの最新アルバム『If I Can't Have Love, I Want Power』をプロデュースしたことで、新たなインスピレーションと活力を得ることができたという。

今年8月にリリースされたホールジーの4枚目のスタジオ・アルバム『If I Can't Have Love, I Want Power』は、レズナーとアッティカス・ロスが共同プロデュース。彼らとホールジーの組み合わせは意外だったが、レズナーによると「両者にとって必要なもの」だったという。

レズナーは『Billboard』のインタビューで、こう話した。「僕らは常に、インスパイアされるもの、それ程ひねくれていないものを探している。結果として、対極にあるものが変わり、いい意味で、活力が与えられた。元気づけられたし、インスピレーションにもなった。それは、この2年間、世界がどんな状況にあったかを踏まえると、僕ら両方に必要だった」

ホールジーは、彼らに引き受けてもらえるよう「こびへつらった」と話している。「“こんにちは、私たちの若いポップ・スターたちとの共作はいかが?”っていう作品は嫌だったの。だから、彼らに手紙を書いて、最大限にこびへつらったのよ……。返事が来ますようにって」

レズナーは、その手紙に「興味をそそられ、断るのは簡単だが、まずは(デモを)聴いてみよう“と思った」そうだ。そして、「ホールジーの曲は、痛みやカタルシスから誕生しているようだった。共感できる信憑性があった」と、引き受けることにしたという。

『If I Can't Have Love, I Want Power』は全米で2位、全英で5位をマークし、批評家からも高い評価を得た。

Ako Suzuki
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