【インタビュー】AI、朝ドラ主題歌は森山直太朗の曲提供による壮大なバラード「大きい愛、深い愛を歌うように」

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AIが本日11月1日、新曲「アルデバラン」をリリースした。同楽曲は同日よりスタートしたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題歌であり、このドラマのために制作された書き下ろしの新曲となるものだ。AIの楽曲がNHK連続テレビ小説の主題歌に起用されるのは今回が初となる。また、楽曲タイトルの“アルデバラン”は、東の地平線からプレアデス星団(スバル)に続いて夜空に昇ってくることから、“後に続くもの”というアラビア語にその名の由来を持つ牡牛座のα星。“この時代において、この曲が、多くの人たちへの輝きと道しるべになるように”と願いを重ねて命名されたという。

◆AI 画像 / 動画

AI × 森山直太朗の超レアなコラボレーションが実現した。上白石萌音、深津絵里、川栄李奈主がヒロイン役を務めるNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題歌「アルデバラン」は、森山直太朗が作詞・作曲を手がけたものであり、“君と君の大切な人が幸せであるそのために”というフレーズが心に響く壮大なバラードナンバーに仕上がっている。Awich、¥ellow Bucks、三浦大知、そして森山直太朗と、ジャンルを超えたアーティストとの共演やコラボを重ねながら、自らの音楽世界を広げ続けているAI。今回のインタビューでは、「アルデバラン」の制作をフックにしながら、“バラードで表現したいこと” “コラボレーションの意義”などについても語ってもらった。

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■私のこと超知ってるんじゃない?って
■直太朗くんの歌詞を読んで思った(笑)

──新曲「アルデバラン」、本当に素晴らしいです。AIさんの個性と作詞・作曲を手がけた森山直太朗さんの作家性が融合して、普遍的なメッセージを感じさせる楽曲につながっているなと。

AI:ありがとうございます。私も「アルデバラン」のデモ音源を初めて聴いたときは感動しましたね。これはすごいな!と思いました。

──「アルデバラン」は、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の主題歌。初めてNHK連続テレビ小説の主題歌を担当することになって、AIさん自身、めちゃくちゃ気合いが入っていたそうですね。

AI:そうなんです。まずトラックを集めて、メロディや歌詞を乗せて。いろんなパターンの楽曲を9曲くらい作ったんですよ。もちろんドラマの内容にも合ってないといけないし、しかも戦前、戦後、令和まで100年を描いているので、そういう雰囲気も入れたくて。そうなるとレトロな雰囲気がいいのかなとか、朝のドラマだから、出かけるときに気分がよくなるような曲にしたいとか、いろんなことを意識して……作った9曲もそれぞれよかったんですけど、自分のなかで“もっともっと”って欲が出ちゃったんです。スタッフのみなさんとも話をする中で、「直太朗くんに書いてもらうのはどう?」というアイデアが出て、試しに話をしてもらったら、すぐに引き受けてくれて。初めて聴いたとき、“これだな!”と思いました。



──即決したくなるくらい、いい曲だったと。

AI:はい。歌詞もほとんど変えていないし、最後のほうでゴスペルのコーラスを入れて盛り上がるところはいつもの自分の感じなんだけど、あとは基本的に直太朗くんが作ってくれたデモのままですね。

──これまで直太朗さんとはどんな交流があったんですか?

AI:テレビ番組ですれ違って、挨拶するくらいかな。あとは直太朗くんのお母さん(森山良子)と私のヘアメイクさんが一緒なので、彼女を通してときどき話を聞いたり(笑)。でも、一緒に曲を作る機会はまったくなかったんです。なので今回お願いしたときも、“私に曲を提供することをどう思ってるんだろう? 嫌がってないかな”って心配してたんですけど(笑)、こんなに素敵な曲を書いてくれて、感謝感謝です。

──AIさんと直太朗さんは、聴いてきた音楽、これまでの活動スタイルもまったく違っていて。その二人がこれほど豊かに“ハモる”とは……。

AI:本当にそうですよね。直太朗くんの歌は、ずっと前からすごくいいなと思ってたんです。声の使い方や歌の表現もそうですけど、ちょっとマニアみたいというか(笑)、“こんなこと、よくできるな”とビックリすることも多くて。ただ、確かに音楽のスタイルはかなり違うし、“直太朗くんが書いてくれた曲、私に合うのかな?”という不安もあって。

──実際に歌ってみたら、そんな心配な無用だった?

AI:はい。“この曲だったら、素の自分で歌えるな”というイメージがあって。自分で歌詞を書くときは、私だけの感情にならないように意識してるところがあるんです。なので「アルデバラン」の“私だってそうよ”みたいな歌詞は、自分ではたぶん書かないんですよ。“ペテンな時代に 負けないように”や“その孤独に互いの愛を知るの”も絶対に私からは出てこない言葉で。でも、歌詞を読むと“本当にそうだな!”っていう感じがすごくあったんです。

──素直に共感できた、と。

AI:そうなんです。なので「アルデバラン」の歌詞を読むと、“直太朗くん、私のこと超知ってるんじゃない?”と思って(笑)。もちろんドラマの内容にもピッタリで。明るいだけでも暗いだけでもなく、レトロすぎず、新し過ぎず、どんな時代にも当てはまる曲だと思います。最後はポジティヴになっていくところもすごく好きですね。

──AIさんと直太朗さん、実は音楽的な相性がいいのかも。

AI:そうだったらいいですね(笑)。さっき言ったみたいに自分では書けない歌詞ですけど、直太朗くんが書いてくれた曲なので、自信満々で歌えたし……まあ、レコーディングまでに何回も歌ったんですけどね。自分で作った歌詞、メロディではないから、ちゃんと自分のものにしたくて。デモ音源の直太朗くんの歌も最高だったから、余計に“自分の歌”にしたかったんですよね。


──NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』は、大正時代末から令和までの約100年の時代を、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘の3世代の生き方を描いた作品。ラジオ英語講座は、日本人の英語教育に大きな役割を果たしました。

AI:私も11月からラジオ英語講座 (朝ドラ×ラジオ英語講座 コラボ番組『ラジオで!カムカムエヴリバディ』/AIとキャイ〜ンの天野ひろゆきが出演。英語講師は大杉正明)に出演させてもらうんですけど、収録がすごく楽しくて。学生に戻ったような気持ちです(笑)。

──でも、AIさんは10代の頃アメリカで暮らしていたし、英語は話せますよね?

AI:いやいや、難しい言葉は知らないし、ちゃんとした英語の使い方もよくわかってないんですよ。小さい頃は鹿児島で育って、アメリカンスクールに通っていたわけでもなくて。アメリカに行ったのも高校生のときなので、やさぐれてるというか(笑)、カッコつけた言葉ばっかり覚えちゃったんですよ。

──スラング的な?

AI:そう。私が普通に英語を話すと、“っていうか〜、〇〇でぇ〜”みたいな感じなんですよ、たぶん(笑)。動詞とか名詞とかもわからないし、大人になってから公の場でスピーチしたり、インタビューを受ける機会もあって、“このままじゃいかん!”と思ってて。なので今回、ラジオ英語講座で勉強する機会をもらえたことは、すごくよかったです。大杉先生も本当にいい人で、「いまの発音は良かった! A+の評価をあげよう」なんて褒めてもらうと、めちゃくちゃ嬉しい(笑)。ぜひみなさんもラジオで英語の勉強してください!

◆インタビュー【2】へ
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