コリィ・テイラー「ABBAは他のなにとも違った」

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Photo: Torbjörn Calvero/Polar Music International AB

スリップノットのコリィ・テイラーが、5人のABBAファンからのコメントを特集した『The New York Times』の記事で、ABBAへの想いを語った。

◆ABBA画像、動画

テイラーは、シザー・シスターズのジェイク・シアーズ、コメディアン/俳優のLea Delaria、スウェーデンのメゾソプラノ歌手、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ミュージカルと映画『マンマ・ミーア!』の制作者の1人Judy Craymerにまじり、こんなコメントを寄せた。

「俺が子供だった70年代は、いろんな音楽が混在した奇妙な時代だった。エルヴィスがいて、モータウンがあり、へんてこりんなディスコがあった。そんな中で、ABBAの音楽を耳にしたときのことは覚えている。いつも、流れているようだった。そして、明らかに他のどれとも違った。あのフルスペクトルで潤沢なプロダクションは、ビッグに聴こえたし感じた。4人だけだ。でも、あれらの曲は何千もの人たちがレコーディングしたようなサウンドだった。信じられなかった」

彼のお気に入りは「Take A Chance On Me」だという。「あの並置が大好きなんだ。あの曲のトーンを決定づけているグレゴリアン修道士の詠唱みたいな奇妙な始まり、そこに急にヨーロッパ調の演出が切り込んでくる。彼らの曲は変調が美しく、メジャーとマイナーの間のあの演奏、頭を離れない。あの夢見心地のフィーリングがたまらない。彼らの音楽かけると、即座にいい気分になれる」


ABBAはいよいよ今週(11月5日)、40年ぶりとなるスタジオ・アルバム『Voyage』を発表する。

同じくABBAファンのデイヴ・グロールは、9月にリリースされた新曲「I Still Have Faith In You」と「Don’t Shut Me Down」を聴き、「赤ん坊のように泣いた」と、英BBCのインタビューで話していた。「時が止まっていたようだった。それに、すごくビューティフルでロマンティックで、メランコリーでほろ苦い追想だった。ああ、最高だった。ABBAが間違ったことするわけない」

Ako Suzuki
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