70歳になったロブ・ハルフォード「神様、俺にあと50年くれ」

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Photo by Sam Erickson

以前、「俺の辞書にリタイアなんて言葉はない」と話していたジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード(Vo)は、70歳になった今、リタイアどころか、あと50年はやりたいと神に懇願したいくらいの心境だという。

◆ロブ・ハルフォード画像

今年8月に70歳の誕生日を迎えたハルフォードは、『Decibel』誌のインタビューでこう話した。「英国では大半の人が50でリタイアする。足を伸ばして休む。終わりだ。庭でぶらぶら過ごしたり、デッキチェアに座り紅茶飲んだりし始めるわけだ。まだ50だっていうのに、ロックンロールは若者のアドベンチャーだって振り返るんだな」

「最近、プリーストの公演に子供が来てた。父親に肩車されてて、彼はプリーストの曲全ての歌詞を知ってた。8歳くらいだったな。俺は彼をステージに上げ、彼のTシャツにサインしたんだ。その時、俺はこう思った。“神よ、お願いだから、俺にあと50年くれ。俺はこれを終わらせたくないんだ”ってね。俺は心から、終わりにしたくないって思ってる。ステージにいようがいまいが、充実した素晴らしい時間ばかりで、毎日を祝福している」





ハルフォードは6年前、カナダ『Toronto Sun』紙のインタビューで「トニー・アイオミやレミー、ブルース・ディッキンソンといった友人たちが健康上の問題を抱え、自らも背中の手術を受けたことで、ものの見方は変わったか?」と質問された際、「チャレンジを突き付けられたとき、決意はより固くなる。俺は、そういったものに真正面から向き合う。でも、誰だってそうだろ? 人生のどんな時期であれ、どんな困難であれ、誰だってそれに取り組む。何とかするんだよ。正直言って俺ら、こういうことは、こういう質問があったときにしか考えない。普段、話しているわけじゃない。俺らは単に、バンに乗って次の会場行ってプレイする、そんな連中の集まりだ。俺のことは、無理やりステージから引きずり下ろさなきゃいけなくなるだろうよ。俺の辞書にリタイアなんて言葉はないからな」と答えていた。

Ako Suzuki
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