【インタビュー】SUPERNOVA(超新星)、最高にHAPPYという意味を込めた9thアルバム『CLOUD NINE』

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日本デビュー12周年を迎えたSUPERNOVA(超新星)が、アニバーサリーとなる今年9月に、9枚目となるアルバム『CLOUD NINE』をリリースした。前作『PAPARAZZI』から2年。レコード会社を移籍して初となるこのアルバムには、5人のどんな思いが反映しているのか。また12月には、今作のリリースを記念して行われたオンラインでのファンミーティングとコンサートの模様を収めた2枚組のDVDも発売される。それぞれの作品に込められた思いを、メンバーを代表してユナクが語ってくれた。

■このアルバムは年相応の大人の世界になっていて
■今の感情で歌える曲が多くてすごく気に入っています


──今年9月に、約2年ぶりとなるアルバム『CLOUD NINE』がリリースされました。コロナ禍ということも含め、前作『PAPARAZZI』を作っていた時とは全く違う状況下での制作だったと思いますが、いかがでしたか?

ユナク:音楽的な方向性やジャンルは以前と比べ変わったかなと思います。今回、日本コロムビアからリリースしたアルバムは、ちょっと大人の雰囲気があるんですよね。30代の僕らにとっては、良いパートナーかなと思っています。でもスタッフの皆さんの優しさや、やりたいことを思う存分やってくださいという気持ちは前も今も変わりませんから、引き続き良い環境でやらせてもらっています。

──リリースからすでに2ヶ月ほど経ちますが、Milky(ファンの呼称)の皆さんからの反響はどうですか?

ユナク:これまでももちろんそうでしたが、今回のアルバムもすごく愛してくれているんですよ。前作までは、まだちょっとアイドル的な要素もあったかなと思うんですね。でも今回はちょっと大人の世界になっているというか、ちゃんと年相応の、今の感情で歌える曲が多いので、メンバーもすごく気に入っています。


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──制作するにあたって、何かテーマのようなものはあったんでしょうか。

ユナク:今の僕らを見せたいというのはありました。年齢的なことだけでなく、10数年やってきて、やっぱり歌も成長してくるじゃないですか。そういう面も見せたいなと。あとはずっと待ってくださっていた僕らのファンに、そしてちょっと離れたけどたまに僕らのことを思い出して聴いてくれているファンの方たちにもすごく感謝をしていますから、そういう皆さんへの気持ちを込めたアルバムを作ろうぜというのはみんなの意見としてありました。その思いをわかりやすく形にしたのが、あの「Amanogawa」なんです。

──リードトラックになっている「Amanogawa」ですね。大切な人を強く想う気持ちが伝わってきます。

ユナク:僕らのファンはMilky。「Amanogawa」は英語にするとMilky Way。君と出会えた日から僕らはすごく感謝しているよって、ファンに向けた気持ちを込めているんですが、直接「ありがとう!」というものではなく、ちょっと詩的に、だけどわかりやすく描いた曲になっています。この曲では子供たちの声も使っているんですが、それこそ若い頃というか、子供の頃から応援してくれているファンの皆さんもたくさんいるんですね。そういう時の流れとか感謝の気持ちも込めて、僕らは一緒に歳を取っていっているんだねということを表現してみました。その時間の流れは、トラックの面でもこだわって細かく音作りをしていきました。SUNHEEさんは僕のBIGDATAっていう会社ですごく才能がある作曲家なんですが、とても良い感じに仕上げてくれました。


──この曲はMVも公開されていますが、撮影はいかがでしたか?

ユナク:あれはチェジュ(済州)島で撮影しました。僕にはメンバーの気持ちも考えないといけないという役割があるのですが(笑)、自然な僕らを見せるためには、なかなかソウルでは難しいんですよ。

──人が集まってしまうからですか?

ユナク:メンバーが仕事モードになってしまうからです。もちろんこの撮影も仕事ですが(笑)、いわゆる自分達の職場であるソウルからは離れて、何があってもすぐには戻れないところで撮影だけに集中してほしかったんですよね。コロナのこともありましたから、久しぶりにメンバーが心を落ち着かせて楽しみながら撮影できるのはチェジュ島だと思い、スケジュールなどを組んで撮影しました。みんなすごく喜んでくれましたし、みんな良い表情でした。

──「Amanogawa」がオフの表情だとしたら、アルバムの幕開けとなる「No.1」はオンの状態ですね。ステージの煌めきや歓声まで聴こえてきそうです。

ユナク:そうなんですよ。この曲は、日本に行ってライブができるようになったらということをイメージして作りました。モチーフは、ヨーロッパのとあるアーティストのパフォーマンスだったんです。ランニングマシンの上で歩きながらダンスをするんですが、それがめちゃくちゃかっこ良かったのでそういうパフォーマンスをやりたくて作った曲。実際に、ランニングマシンの値段まで調べたくらいなんですよ(笑)。

──(笑)。

ユナク:歌詞もわかりやすいですよね。君は俺の一番だよって。僕はわかりやすいのが好きなんです。でもこの曲、パフォーマンスが見せられないのは残念だなあと思います(笑)。

──ライブで拝見できる日を楽しみにしています(笑)。「君はいい女」というキメ台詞が登場する「Kiss Me」も、ライブで映えそうな曲ですね。

ユナク:メンバー全員、この曲がすごく好きなんです。こういう曲こそ、今の僕らがやるべきダンス曲だなと思っているんです。今年9月にオンラインライブで披露しましたが、評判も凄くよかったです。今の僕らでちゃんとかっこよくアピールできる曲のはこの曲じゃないかなって、みんな言ってくれていました。

──パフォーマンスとしては真逆かもしれませんが、「Wanna Know You More」もライブ曲だなと思います。Milkyの皆さんが手を振ってくれる姿や笑顔が見えそうですよね。では今回、挑戦という意味ではどの曲が当てはまりますか?

ユナク:10曲目の「I Remember All Of You」ですね。僕らはボーカルが2人でラッパーが3人なんですが、この曲ではみんなボーカルに挑戦しています。「頑張って僕らもこういう曲をやってみようよ」っていうことになって、メンバーそれぞれの意見を聞きながら進めました。ゴニル君がボーカリストに変わったような不思議な感じでしたけど(笑)、ぜひ聴いてみてください。

◆インタビュー(2)へ
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