【インタビュー】アクビトモミ、「心に笑顔の花を咲かせます」

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大和女組 アクビトモミが10月にCDと配信でリリースした「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」。本楽曲は、コロナ禍の影響など、今の時代に閉塞感を感じている人たちに好評を得ているようだ。とはいえ、大和女組の中心であるアクビトモミはホームグラウンドとなる愛知県では知名度もあるが、全国区となるとまだまだ。そこで今回アクビトモミをつかまえ、彼女の魅力を探りつつ、11月27日にアクビトモミの地元である愛知県知立市で行われる<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>について話を伺った。

   ◆   ◆   ◆

──「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」は、以前からアクビトモミさんが歌い繋いできた楽曲だそうですね。

アクビトモミ:かれこれ、14年は歌い続けています。この曲が誕生したきっかけが、2005年に愛知県で行われた「愛・地球博」。

──そこに至るまでの経緯もあったそうですね。

アクビトモミ:私は小さい時にチャカチャカ落ち着きのないじゃじゃ馬だったので、空手の師範だった父親から精神統一の意味で空手を教えてもらっていました。以前は東京を中心に愛知県でもシンガー/タレント活動をしていた関係で、テレビのスポーツチャンネルで空手を扱う番組を立ち上げるというお話をいただき、パーソナリティを担うことになりました。そのときに、「番組を進行する以上、テーマ曲が欲しい。アクビは歌手だから楽曲を制作してみないか」と当時のプロデューサーより依頼を頂き早速制作したのが、空手と世の中で戦っている男の人たちの姿を掛け合わせ、エールを送った「拳心桜」でした。

──スタートはそこからだったんですね。

アクビトモミ:その番組を続けていく中、2005年に愛知県で行われた「愛・地球博」で、「愛・地球博~空手EXPO」の開催が決定。そこでは男子のみならず、女子の大会も行われることから、今度は、「女子の空手大会へ向けてのテーマ曲を作ってみないか?」というお話をいただき、日本を代表する作詞家・松本一起先生に自ら依頼し「愛・地球博」にちなんだ歌詞を手掛けて頂き、生まれたのが「愛しき地球に紅をひいて」でした。地球環境や地球と女性をテーマに制作されてます。今で言うSDGsですね。

──そして?

アクビトモミ:その「愛しき地球に紅をひいて」を作った当時、先生方に「アクビちゃんが歌うなら、こういう曲も似合いそうだね」ということで生まれたのが、「浮世つれづれ女舞」でした。しかも当時、「出来上がっていた曲たちをまとめあげ、CD盤にしよう」という話が立ち上がり、そのCD盤の表題曲用にと「大和撫子 から騒ぎ」という楽曲も生まれました。結果、この歌を表題曲に、「愛しき地球に紅をひいて」や「浮世つれづれ女舞」を入れる形になったんですけど。わたしはどうしても「浮世つれづれ女舞」を表題曲にしたい想いを抱いていたくらい、この楽曲に惚れ込んでいましたし、この歌を世の中の多くの方々へ届けたい気持ちを強く持つようになりました。その頃からですね、ライブをやるときはかならず「浮世つれづれ女舞」から歌い始め、この歌が人を次々と惹き寄せるようになったのは。

──その頃には、トモミさん率いる大和女組(和楽器を軸に据えた女性ミュージシャンたちが集結し、アクビトモミがメインボーカルを務めるグループ)も立ち上げていたのでしょうか?

アクビトモミ:立ち上げていました。大和女組を立ち上げたのも、「浮世つれづれ女舞」を一人で歌うのではなく、華と技を持った女性たちの想いを一つに表現したいし、それが似合う歌という気持ちがあってのことでした。当時は華を持ったメンバーを集めるため、ライブ会場に足を運ぶのみならず、銀座のクラブで歌手のアルバイトをしながらメンバーのスカウト活動に勤しんだり。音大のトップの実力を持つ弦楽奏者を呼び入れたり、もともと空手の大会のテーマ曲から始まった曲なので空手の達人女性を誘うなどしてメンバーを集めました。一時は、本当に大所帯のチームとして活動していましたね。

──それはすごい。

アクビトモミ:ただ、長く活動を続けていく中、それぞれに夢を追い求めたり、家庭を持つなど様々な理由でメンバーは様変わりしていくんですけど。それでも大和女組は今も存続させています。私のモットーの一つですが、何事も納得行くまで追及し続けたい。元々叩き上げなので、自分がこれだ!と思って進む道が遠回りだとわかっていても、途中で諦めて引き返すのは性分ではないですし、大和女組道ではないですから。自分の魂を身体で感じ、経験し、体験したことから本物の自分と向き合い、客観的に自分自身も見つめることができますし、自分を信じて進む道に失敗があったら反省し気付き、また一歩踏み出す。そして余分な垢やイミテーションは断捨離していく。本物に出会う為の、わたくし自身の人生の突き進み方です。

──なるほど。

アクビトモミ:当時ユニバーサルミュージックからメジャーデビュー作として発売した作品は、オリコンのランキングで19位を獲得。相応に支持を得ることができました。ただ、わたし自身が“なんで表題曲は『浮世つれづれ女舞』じゃないんだ”というもやもやをずっと引きずっていたんですね。それこそ、今回の音源制作へ至るまで14年間も抱えたまま過ごしてきました。

──それが、原動力にもなっていたわけだ。

アクビトモミ:そうなんです。東京でずっと活動を続けていたのですが、実家の家業を手伝うことになり、地元三河地区は知立市にある焼き肉屋で父親のサポートをしながら、途中から芸能活動の拠点を三河へ移し、愛知県から全国へ発信していく形を取るようになりました。その頃からなんです、より深く地元の表現者たちとも交流を深め、愛知県から芸能文化を発信しようという活動を精力的に始めたのは。

──「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」のジャケットには、橘小竜丸劇団鈴組の座長である橘鈴丸さんを起用しています。鈴丸さんも大和女組のメンバーなんですよね。

アクビトモミ:むしろ、鈴丸ちゃんこそ大和女組を象徴する存在。出会いは、彼女が劇団公演のエンディングで「浮世つれづれ女舞」を使って演舞を披露していたことで、その公演を観に行ったときに一目見たときからビビッときました。彼女に「いつかまたわたしが求める最高の形で『浮世つれづれ女舞』を形にするから、ぜひ一緒に協力して」とお願いをしたところ、快く引き受けてくださいました。それで今回、彼女をジャケットにも起用したわけなんです。たまに、ジャケットに写っている鈴丸ちゃんをわたしと勘違いする人もいますけど。鈴丸ちゃんにも「姉さん、それも狙いなんでしょ」と見透かされつつOKをいただいてます(笑)。

──トモミさん自身は、『浮世つれづれ女舞』を理想とする形で音源化したかったわけですね。

アクビトモミ:ただ音源化するなら何時でも出来ますけど、この曲が必要とされる時代に、本当に活きる姿で音源化したかった。それが、コロナ禍の今の時期でした。今は世の中に渦巻く閉塞感もあるせいか、すぐに心を閉ざしたり、笑顔を忘れてしまう心の疲れた人たちが多い。でもわたしは、昔から「人生は一度きり。だったら顔を上げ、明るく前向きに人生を謳歌しながら進みたい自分の人生そのものがエンターテインメントだから!」と思っていて、今も人を元気や笑顔にしたくていろんなことを仕掛けています。「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」をこの時期に出したのも、心を閉ざすんじゃなく、もっと笑顔で祭り上がろうと思ってのこと。この時期に出すことで、この曲を通してみんなの心を晴れ渡らせたい。その願いを持って、14年来抱いていた夢を現実化させたわけです。

──その思い通り、「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」は支持を受け、演歌チャートでもチャートインしデイリーランキング9位を獲得しましたからね。

アクビトモミ:でも、まだまだこれからです。まだ気付いてないだけで、この歌を必要とする人たちに、もっともっと広めていきたいなと思っています。



──その活動の一環にもなりますが、トモミさんは、毎年三河地域を舞台に、地元発信のイベント<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>を春と秋に開催し続けています。

アクビトモミ:イベントは、日本でも三本の指に入る集客力を誇るサービスエリア/パーキングエリアの刈谷ハイウェイオアシスで2017年秋に開催したのが最初でした。その後、日本のデンマークと言われている安城産業文化公園デンパークでも開催できました。今や三河地域で<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>は、地元の皆様、関係者様の応援のもと、音楽とエンターテインメントを通じた素晴らしいご縁の源の場になっております。この場をお借りしてご関係の皆様 応援くださる皆様に心より感謝申し上げます。

──今後の野望のようなものは?

アクビトモミ:今は、年2回の地元発信のフェスタとして行っています。イベント活動は日本を象徴する四季、春夏秋冬を軸に開催できたらと思っています。徳川家康公ゆかりの地・岡崎城 二の丸御殿を背景に、まさに“江戸ロック”に相応しい、江戸時代を彷彿させるような演出と表現者をゲストに招いて開催できたら素敵なのにと密かに思っています。

──11月27日(土)に行う<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>は、トモミさんの地元になる知立市のリリオコンサートホールで行うことが決定しています。

アクビトモミ:「地域発展や地元から芸能を発信するなら生まれ故郷でもやってみたらどうですか?」という声もいただいてたことから、折しも知立市の市政50周年記念の民間冠事業の一貫として、知立市と知立市観光協会の後援も得る形で、今年は知立市のリリオコンサートホールから有観客/ライブ配信という形でお届けします。今回も、地元のアーティストやパフォーマーはもちろん、東京からも出演者を招聘しており、全国各地の人たちに見ていただきたいのでライブ配信も加えました。


──詳細を教えてください。

アクビトモミ:出演するのは、このイベントの総合プロデューサー・二宮知美、又の名をアクビトモミ。スペシャルゲストに男性アイドルグループのMAGIC☆PRINCE、わたしが東京で活動している頃から大変お世話になってきた大先輩・石ちゃんこと石塚英彦さんがボーカルを努めギターリスト三宅伸二が率いるオーバーオールズ。MC にアントニオ猪木さんのものまねでお馴染みの、元ハンダース・鈴木寿永吉さん。東海エリアで数々のレギュラー番組を持つ芸人・大前りょうすけさん。世界各国のストリートを舞台に、着流して浪曲ロックを歌い奏でる極悪いちご団。バルーンパフォーマンスの実力者・風船王子。若手パフォーマーには、衝撃的なマジックを披露するSOU、バークリー大学卒業の帰国子女ドラマー、プロの調律師バイオリン奏者、日本文化を象徴する津軽三味線奏者など、個性的かつ魅力的な出演者が知立市に来てくれます。また、地元で活動するアーティストたちも数組登場し、イベントを盛り上げていきます。

──かなり個性派揃いの祭りになりそうですね。

アクビトモミ :そこなんです。<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>という祭りの場へみんなで集まり、その空間をみんなの楽しい笑顔で埋めつくし、明るく元気になってほしい。勇気・元気・覇気を演者たちから受け取り、明るく前向きな気持ちでまた明日を輝かせてもらいたい。もちろん、演者側も楽しむ意識まんまんでいます。まずは<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>を会場でも、配信でも観てください。きっと、あなたも“祭り上がれる”と思います。いえ、みんなで祭りあがっていきましょう。この日は愛知県のど真ん中の知立市で起こす祭りを通して、世の中の人たちみんなの心に笑顔の花を咲かせますから。ぜひ、知立市へいっぺん遊びにおいでんね!

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最後にこのイベントのテーマソングであり、アクビトモミが歌う<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>の口上を一節。

どいつもこいつも
道に迷ってアップアップしてやがる!
姉さん~この国の人々は
いってえどこに向かってんすかねぇ~

ど真ん中通り越して
迷路に誘われてんだよ!

文◎長澤智典

<三河ZIPANGど真ん中フェスタ>

会場:知立リリオ・コンサートホール
【第1部】11月27日(土)開場12:00 開演12:30
会場チケット:3,300円
配信チケット:2,200円

【第2部】11月27日(土)開場16:30 開演17:00
会場チケット:5,500円
配信チケット:2,200円

配信チケット購入リンク:https://www.mzd-musicrecord2020.net/news.php

詳細:
https://t.co/KBGqCsNBTb
https://t.co/cIwvOtKaQY

「浮世つれづれ女舞2021 江戸ROCK令和バージョン」

2021年10月10日(日)発売
品番:MZD-0701
価格:1,200円(税込)

配信サイト一覧
https://dks.lnk.to/TomomiAkubi-UkiyotsuredureOnnamai2021

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