【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.106「フィンランドの若手HRバンドShiraz Lane「Fake Perfection」リリース!ヘルシンキで初披露」

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フィンランドの若手ハードロックバンドShiraz Laneから2018年にリリースされたセカンドアルバム『Carnival Days』に続くサードアルバムを来年4月にリリース予定というニュースが飛び込んできました!そのニューアルバムから先行シングルとして「Fake Perfection」をリリース!その前のヘルシンキ公演で一足早く新曲初披露!


この曲では現代の表面だけのファーストフード的な文化の奥深くに潜り込み、その影響とそれがもたらす個人々への反映について、自分を取り巻く人為的に作られた仕組みを理解し、完璧を追求する偽りの幻想を受け入れないよう促しているとのことだ。ニューアルバムは2016年にリリースされたEP『Be The Slave Or Be The Change』のトーンに戻るそうです。
これまで彼らの曲がなじみなら、この曲をバンド名聞かずに聴いてもShiraz Laneってわかるような、自分たちのサウンドを作り上げた印象を受けました。
そのニューシングル「Fake Perfection」聴いてみてください。


このニューシングルがリリースされる1週間前にヘルシンキのOn The RocksでShiraz Laneのライブがあったので行ってきました。その会場でヴォーカルのハンネスからBARKSの読者の皆さんにメッセージを受け取りました。


ニュー・シングルの感想をききたいな!とのことなので、バンドのソーシャルメディアに曲の感想ぜひ伝えてみてくださいね。

今回のヘルシンキ公演はSpecial double showということで、アコースティックと通常のエレクトリックライブの2本立てという構成でした。1部はアコースティックライブで、セカンドアルバム『Carnival Days』収録曲「Tidal Wave」でスタート!ヴォーカルのハンネスとベースのヨエルは立ってましたが、ギタリストの2人ヤニとミキは椅子に座り、ドラマーのアナは端っこに置かれた小さめのドラムセットに。アコースティックギターとベースでサウンドはソフトになってたものの、ちょっとスリージー感漂うロックサウンドはそのまま生きていて、ヴォーカルのハンネスは伸びのある声で聴いていて心地よい感じ。これまでのアルバムやEPからの曲を取り混ぜた構成でしたが、ラストソングがスウェーデンのバンドGhostの大ヒット曲「Dance Macabre」だったのは意外。もちろんサビの部分は会場大合唱!というわけでアコースティックライブとはいえ、しっとり落ち着いたという感じではなく、サウンドはアコースティックだけど皆で一緒に楽しもうぜ!って感じのライブでした。




0分ほど休憩の後、再び室内が暗くなり、まずドラマーのアナが中央後方に用意されドラムセットに登場!歓声が上がる中ギターのヤニとミキ、ベースのヨエルがステージに登場してスタンバイ!ファーストアルバム『For Crying Out Loud』から「Wake Up」のイントロが聞こえるとヴォーカルのハンネスが元気よくステージに飛び出してきてスタート!2部のエレクトリックライブはセカンドアルバムと昨年リリースされたEP『Vibration I』をメインにしたセットリストで、そのEP発売後昨年秋にリリースされたEP未収録曲「Broken Into Pieces」と、この時はまだリリース前だったニュー・シングルの「Fake Perfection」を初披露!初めて聴く曲だったにもかかわらず、まさにShiraz Lane‼とも思えるこの曲を観客も両手を広げて受け止めた印象を受けました。2部でも意外なカヴァー曲があり、日本でも「いとしのレイラ」というタイトルで知られる当時エリック・クラプトンが在籍し作詞作曲にかかわっていたDerek and the Dominosの「Layla」をカヴァー!誰もが知っているであろうサビのギターで盛り上がらないわけがない!個人的にお気に入りの「You Will Remain」も2部でありました!アンコールはこれまた大好きなハードロックナンバー「Harder to Breathe」と2枚目のEP収録曲でSavage Gardenのカヴァー曲「To the Moon & Back」!実はこの原曲はよく知らなくて、彼らのカヴァーを通じて知ったものの今ではすっかりなじみになりお気に入りの曲になりました。ラストにこの2曲をもってきたのは強力!会場が最高に盛り上がって終了!とにかく1部も2部も楽しかった!じわじわーと感動のライブもいいですが、こういうわーーーっと盛り上がって丸々楽しい時間が過ごせるライブもいいですよね。今回は2部構成だったのでちょっと得した気分にもなりました。近年若い人たちにはクラブミュージックとかラップ、または普通にポップス系が一般的に人気のように思え、HRHMを聴いてる人の年齢層が高くなってきている感がするのですが、こういう若いバンドが登場してきて、会場で若いファンをたくさんみかけるのはなんだかほっとするようでもあり頼もしくも感じます。










セットリスト(バンドのIGストーリーズより)


今回のこのライブで初めてコロナパスポート提示を求められました。コロナパスポートとは、コロナのワクチン接種2度済みか半年以内にコロナに感染証明、または72時間以内に行ったコロナ検査で陰性証明がQRコードで表示されたEU国で共通のパスポートです。エラーが出て入れなかったらどうしよう、、、とちょっとドキドキでしたが、問題なく中に入れました。ほっ。コロナの感染者数が多い地域のライブ会場には営業時間短縮や客数キャパの半分といった制限が残ってますが、会場が入場にこのコロナパスポートを導入すれば制限なしにライブができるので、コロナ以前のライブが戻ってきた感じに思えました。とはいえ、コロナが収まったわけではないので、まだまだ油断はできません。

Shiraz Laneは今年12月にフィンランドのメタルバンドLost Societyと共にフィンランド国内で3公演が予定されています。早く制限なくフィンバンドの来日が可能になる日が戻ってくるよう祈ってます!

文&写真:Hiromi Usenius

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