シン・リジィのスコット・ゴーハム、ロンドン移住とゴルフで人生を立て直す

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シン・リジィのギタリスト、スコット・ゴーハムは、70年代前半にアメリカから英国へ移住したことで生活を立て直し、ゴルフを始めたのがきっかけで薬物を絶つことができたという。

自らトラブルに陥るような若者だったというゴーハムは、『Classic Rock』のインタビューで、過去をこう振り返った。「一度、ロサンゼルス郡の刑務所に入ったことがある。4日間だった。あそこはこの世で最も恐ろしい場所だった。だから、ロンドンに移住するのは、過去を帳消しにし、一からやり直すチャンスだった。誰も俺のことを知らず、俺は全く違う人間になれた。ロンドンは俺の人生に新しいチャンスをくれた」

さらに、「ゴルフは俺の身を守ってくれた」と話した。80年代半ばのことだという。「俺はとうとうヘロインを絶つことにした。で、俺の身の回りの面倒を見てくれていた人が、退屈だし怒りっぽくなった俺を見て、“子供のとき、なにか趣味はなかったのか?”って訊いてきたんだ。俺が、“そうだな、打ちっ放しに行ってゴルフボールを強打してた”って答えたら、“オーケー、じゃあそれをやろう”って言い出したんだ。あの馬鹿げた小さなボールを打つことにものすごく集中したのを覚えている。2時間そうしてたら、自分の問題を全て忘れることができた。次の日、また行ったよ。それでゴルフクラブ一式を手に入れた。以来、後戻りしていない」

ゴーハムは今年9月、シン・リジィの活動に専念するため、もう1つのバンド、ブラック・スター・ライダーズを脱退すると発表した。シン・リジィは2022年にライヴ活動再開を計画しているという。



Ako Suzuki
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