【インタビュー】ゆるめるモ!「先輩が守ってきたコンセプトはしっかりと守りつつ、自分たちらしい明るいゆるめるモ!を見せたい」

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ゆるめるモ!の第3章が幕を開けた──。2012年10月に結成され、2016年7月に新木場STUDIO COASTで開催されたワンマンライブ<6'n' Roll History ~ゆるめるモ!第1章総集編~>をもって、もねとちーぼうが卒業。けちょん、しふぉん、ようなぴ、あのという4人体制で第2章をスタートさせたが、2019年10月にあのが脱退し、2020年10月にようなぴが引退。さらに、新メンバーの加入を経て、2021年9月にリリースされたミニアルバム『DELIVERY LIFESAVERS~ゆるめるモ!を止めないで~』のリリースとツアー前半戦のファイナルとなる10月のZepp DiverCity公演をもって、しふぉん、そして、唯一のオリジナルメンバーであるけちょんが卒業。ついに結成時のメンバーが一人も残ってない新体制となったゆるめるモ!。配信シングル「モンスターメリーゴーラウンド」もリリースし、5人の少女たちの世界を救う冒険がここから始まる──。

■今までにないアイドル感もありつつ
■そうじゃない泥臭さも捨てずにやっていきたい


──<おつめるモ! ~けちょん&しふぉんお疲れ様後夜祭~>を終えて、いよいよ5人の新体制での活動がスタートしました。現在はどんな心境ですか。

ねるん:長年続いているグループを築いてくださった方々が卒業されてしまうのは、自分自身も大丈夫なのかな?っていう不安な気持ちがあるんですけど、もう、けちょんさんとしふぉんさんもいないので、今となってはやるしかないなという一択です。よし、これからやるしかないぞという気持ちです。


▲ねるん

へそ:まだあんまり考えがまとまってないんですけど、この5人のゆるめるモ!は割と明るい未来が待っているんじゃないかなと思っています。長年続けてきたものがガラッと変わったので、いろいろと不安もあるんですけど、この5人なら割と明るい未来が来るんじゃないかなと期待しています。

めあり:同じような言葉になっちゃうんですけど、長年続いてきたグループが一気に新しく変わるので大丈夫かなという思いもあるけど、すごく楽しみです。「この5人なら大丈夫」って言ってくださる方も多いので、期待に応えられるように頑張っていきたいです。

なに:期待してくれている方が思ったよりも多くいらしているのは嬉しいんですけど、その期待に応えられるように頑張れるのかな、自分?って思ったりもしていて。でも、私は、ゆるめるモ!が好きですし、その大好きなゆるめるモ!で頑張っていく覚悟はあるので、期待に負けないように頑張っていきたいなと思います。

まつり:先輩方が大切にしてきたゆるめるモ!らしさはきちんと残しつつ、新しい5人でちょっと新しくて面白いゆるめるモ!を作っていけたらなと思ってます。普段、一緒に練習をしていて、メンバーそれぞれがほんとにすごい人たちだなって思うことが多いので、一人一人の凄さを最大限に出していけるようなグループにしていきたいと思います。


▲めあり

──では、まつりさんから、メンバーそれぞれのすごいところを教えてもらえますか。

まつり:難しいなー。ふとした瞬間に「この人には勝てないな」って思うことがたくさんあるんですよ。

なに:勝てない? 戦ってたの(笑)。

まつり:ふふふ、じゃあ一人ずつ言いますね。まず、ねるんさんは動きがカッコいいのと、へ……じゃなくて、人と違った視点からものを考えられるんですよ。だから、一緒にいると私も新しい見方を発見できるんですよね。

ねるん:そう言われることはよくあるんですけど、自分としてはみんなと違う見方をしているとは思ってなくて。でも、確かに“へん”ではあります。

──(笑)“へ”までしか言ってないですよ。へそさんは?

まつり:へそちゃんはすごく真面目です。例えば、目の前にある課題に焦ったとして、その焦りに対してきちんと努力する。それは、私には絶対にできないなと思っちゃいますね。あと、シャイなのかシャイじゃないのかはよくわからないんですけど、持ちネタをやってくれます。


▲まつり

──持ちネタを披露できるのなら、シャイじゃないんじゃない?

まつり:ちょっとシャイだったりするのが可愛いんですよ。

へそ:真面目って言われることが多くなったんですけど、あんまり自覚はなくて。シャイなのは最近気づきました。

まつり:でも、ちゃんとネタを考えてくれますからね。あと、めっちゃ優しいです。みんなのことをちゃんと見ている感じです。めありちゃんは、圧倒的な美! ほんとに可愛い、めちゃめちゃ可愛い。でも、こんなに可愛らしいのに男らしいんですよ。目上の方に対してもしっかりと意見を言えるし、恥ずかしがったりもしないし。「この子、すごい大物だ!」って思うことが結構あるんですよね。

なに:あはははは。プロデューサーなの?

まつり:(笑)めありちゃんはこんな可愛い見た目なのに、一番動揺しないし落ち着いている。

へそ:それはわかるな。

めあり:はい、動揺はあまりしないですし、ライブでも緊張することがあまりないですね。親にも「落ち着いている」と言われるくらいで、自分でもアワアワしたりしないのかなと思っています。

まつり:なにさんはしゃべれる。MCがめちゃめちゃ上手です。あと、私は絶対にできないんですけど、リーダーっぽさを出してくれるんですよ。「ついてこい!」みたいな感じを出してくれる。他のメンバーはリーダーができない人が集まっているので、助かりますね。


▲なに

──インタビューが始まってまだ10分ですが、なにさんがちゃんとツッコんでくれてるなと感じています。

まつり:そうなんですよ。私たちが意味わからないことを言ってもちゃんと拾ってくれるんですよね。

なに:でも、私は、あんまり引っ張ってる人と思われたくないんですよね。

まつり:でも、グループには絶対に一人は必要じゃないですか。

なに:そうなんだけど、私は全員が頑張っていきたいっていう人間なので、みんなで頑張っていきたいという気持ちの方が強いですね。

──まつりさんのすごいところも教えてください。

まつり:もしも、何もなかったらないで大丈夫ですよ(笑)。

なに:ふふふ。まつりちゃんはストイックですね。一人で深夜に練習してるのがすごいなって思います。あと、さっきビンゴ大会をやっていたんですけど、「99」と「66」がどっちがどっちかわからなくなっていて。時々そういう天然っぽいところがあります。ねるんちゃんも違う視点からものを言えるけど、まつりちゃんもそういうところがある。だから、頭が良いけど抜けてるところがあるっていう。そんなところもアイドルだなって思います。キラキラしてるしね。

まつり:ふふふふ。嬉しいです!

なに:素直!


▲へそ

──(笑)この5人でどんなグループにしていきたいと思っていますか。

ねるん:今までのメンバーさんは偉大で、たくさんの人を集めてくださっていて。ただ、いままでは、グループとして、あまりアイドル感を出してなかったんですけど、これからがアイドルらしさも加えられると思っていて。メンバーが5人いて全く違う良さをもった人々が集まっているので、もっと時が経ったら、いろんな人が集まるんだろうなと思いたいです。

なに:ゆるめるモ!は一応アイドル枠だけど、普通のアイドルとは違うという感じがあったと思うんですね。個人的にはそこも保っていきたい。だから、今までにないアイドル感もありつつ、そうじゃない泥臭さも捨てずにやっていきたいなと思います。それに、ゆるめるモ!の曲を聴いた方がいいのに聴けてない人、届けるべき人が、まだたくさんいると思うんですね。ちゃんとそういう人に届けられるように活動したいし、ちゃんと手を差し伸べられるグループになれたらいいなと思います。

まつり:世間の皆さんの多くが一番印象に残っているのは4人体制時代じゃないですか。その時は結構、ここまでアイドル感がなくて。

へそ:そういう意味では今までとは違う明るさがあると思います。「窮屈な世の中をゆるめる」とか、「逃げたい時は逃げてもいいんだよ」っていうメッセージを届けるグループという、先輩方が守ってきてくださったコンセプトはしっかりと守りつつ、自分たちらしい、明るいゆるめるモ!を見せたいと思います。

めあり:ゆるめるモ!はほんとにみんなのキャラクターがバラバラなんです。そのバラバラの個性が1つになってるグループだから、すごく面白いし、これからもガラッと変わって、もっと面白くなると思います。今までのゆるめるモ!を知っていただいた方々がもちろん、これまで知らなかった人や興味のなかった人たちに知ってもらえるようなグループになりたいと思っています。

まつり:楽曲をちゃんと大切にできるグループにしたいと思っています。私自身、楽曲にハマったのがきっかけでゆるめるモ!を好きになったので。ゆるめるモ!の楽曲で、悩んでたことが楽になった経験があったんですね。そういうことができるアイドルさんの曲はそんなにないと思うので、どれだけ明るく変わったとしても、楽曲の良さだけは変わらずにいたいと思います。

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