OWV、初の全国ツアー「4人がどこまでたどり着けるのか、想像するだけでワクワクします」

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OWVが、自身初の全国ツアー<OWV LIVE TOUR 2021 -CHASER->を11月7日から12月5日にかけて開催した。以下、11月27日に開催された神奈川・KT Zepp Yokohama公演のオフィシャルレポートをお届けする。

◆OWV画像

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2021年11月、<OWV LIVE TOUR 2021 -CHASER->がスタートした。OWV初となる全国ツアーは宮城・大阪・神奈川・福岡の4都市で開催。今回は11月27日にKT Zepp Yokohamaで行われた神奈川公演の、第2部の様子をレポートする。

クリスマスが近づき、イルミネーションで華やぐ横浜。会場付近では、メンバーグッズを片手に、静かに記念撮影するQWV(OWVのファンネーム)たちの姿も多数見られた。最寄り駅であるみなとみらい線 新高島駅構内にはファン有志による応援広告も掲示されており、メンバー4人の写真とともに、ツアータイトル<CHASER>にちなんだ「追い抜け!突き抜けろ!」という、QWVからの力強いメッセージが添えられていた。


ペンライトの光が広がる中、スポットライトを浴びた4人がステージに現れる。本編は、ジャスティン・ビーバーやBTSなど世界的アーティストを手がけるKeone Madridが振り付けを担当した1st album表題曲「CHASER」からスタート。黒を基調とした衣装に施された装飾が、強力な照明を浴びて煌めく。続いて「Bling Bling」「My flow」、そしてメンバーの「グループとして成長したいし、OWVの新しい一面をQWVに届けたい」という想いが込められた挑戦的な楽曲「Slam Dog」を披露。ヒップホップ調のナンバーで、メインボーカルの浦野も流暢なラップを繰り出す。レコーディング前にはメインラッパーの中川のパフォーマンスを意識し、日々練習した思い出があるそうだ。

4曲連続歌唱後のMCでは、ファンに力強く挨拶。佐野は「ぜひ、心の中で声援をお願いします。おうちでオンライン配信をお楽しみの方も、近所の方に気をつけながら応援していただけるとうれしいです」と呼びかけた。浦野が「笑い声が出せないので、面白かったら拍手をお願いします。でも、厳しく行きましょう! あんまり面白くなかったら拍手なしで(笑)!」と観客に伝えると、客席からあたたかな拍手が発生した。

本ツアーのうち、大阪公演は中川(兵庫県出身)、宮城は本田(福島県出身)の「ほぼ」凱旋公演だったが、神奈川は浦野の出身地。現在も神奈川県内の実家に住んでいるという浦野が「横浜、ただいまー!」と元気に呼びかけると、「僕とか本田くんが言うのと、ちょっと意味変わってない(笑)?」「今日の朝に家出て、もう帰ってきた(笑)」と、すかさず中川からツッコミが入り、客席からも、大きな拍手が起こった。

「みなさん、盛り上がる準備はできてますかー!」と煽る本田に、中川が「どちらかというと次はしっとりな曲なんですけど……(笑)」と返す。デビュー当初、あまり口数が多くはなかった中川だが、結成2年目となった今ではメンバーにツッコむ機会も増え、リラックスしていることが窺えた。

しっとりした「Question」では歌い出しから佐野が堂々としたソロで会場を沸かせ、「Beautiful」、「twilight」とスロウなバラードを連続披露。4人はOWVデビュー前からそれぞれ夢を追って活動・レッスンをしていたが、リードダンサーである本田と佐野は、オーディション参加時点で歌は未経験。そんな2人が得意のダンスを封印し、スタンドマイクで歌に集中して向き合う姿を、ファンも真剣な顔つきで見守った。




MCでは、本田と中川の年長組トークが。突然「それでは聴いてください……」と2人がポーズ構えると、会場からもどよめきが。すぐさま「(ユニット曲をやるのかと)だまされました? MCです」と種明かしし、2人がおどけるシーンも。

昨年から「ジバンシイビューティー ジャパン アンバサダー」に起用されているOWV。ステージに戻ってきた佐野と浦野が「ジバンシィのアイテムでメイク直しをしてきました」と切り出すと、12月1日から始まるコラボレーションキャンペーンにちなみ、本田が「ランテルディ オーデパルファム ルージュ」を手首にプッシュ。メンバーもみな「いい香り」としっかりコメントし、会場も和やかな空気に。

後半戦はいきなり「Roar」、デビュー曲「UBA UBA」と攻撃的ナンバーが続く。激しいダンスを踊りながらも、4人それぞれアドリブを繰り出す余裕も見られた。夏のワンマンライブでも披露した人気曲「Get Away」で会場が一体化すると、「神奈川ラストスパート! 新曲持ってきました!」という本田の曲振りから、未発表の新曲「TALK TALK TALK」を歌唱。初めて耳にしたファンも、曲のリズムをすぐ掴み、客席のペンライトが一斉に揺らめいた。

それを受けてか、明るいポップなダンスナンバー「What you waitin' for」では、4人の笑顔がはじける。名残惜しい空気の中、「寂しいね……。最後の曲やるの、やめますか」と浦野がポツリとこぼすと、アルバムの最後に収録されている「Fifth Season」で本編を締めくくった。



メンバーがステージを去ったあとは、すぐにアンコールの拍手が会場に響く。しばらくして「アンコールありがとう!」と、ツアーTシャツに身を包んだ4人が再び登場し「BE ON TOP」のイントロが流れ出す。晴れやかな顔つきで中川がラップを披露し、「Ready Set Go」へ繋いだ。

最後のMCでは、メンバーから感謝の言葉が述べられた。

中川は「みなさん、楽しんでいただけたでしょうか。僕たちがこうして全国を回って、みなさまにパフォーマンスできるのは、本当にQWVのみなさんがいて成り立っています。僕たちの存在意義を示してくれる、家族のような存在だと思っています。2年目に突入したんですけど、これからもたくさんの恩を、パフォーマンスで返していきたいと思いますし、これからもっと広い、綺麗な景色を見ていきたいです。2年目もOWVをよろしくおねがいします」とコメント。「コロナもあって、なかなか会いに来られないオンラインの方も、絶対にいつか、僕たちがそちらに向かいます。これからも一緒に楽しんで生きましょう。最高の一日にして帰ってください」と、笑顔で会場を見つめた。

凱旋公演で本日の主役でもあった浦野は「LIVEするたびに、OWVのことを見てくださっている方に、たくさん感謝をしなきゃいけないなと実感します。QWVに良いものを見せる!ってこともあるんですけど、僕たち4人で活動できていること自体もうれしくて、楽しくて。この4人とQWV、チームOWVで大きくなっていきたい気持ちでいっぱいです。たとえると、横浜のイルミネーションのように、それを越すように、会場をキラキラさせますので。期待してください。ありがとうございました」と、真剣な顔つき。

佐野も客席に目線を合わせながら「本日はありがとうございました。このツアーもついに折返しにきてしまったんですけど、どうすればよりよいものをQWVのみなさんやスタッフさんに僕たちの熱量が伝えられるか、日々話し合ってきました」と語りだす。

少し間を置いた後、佐野は続けて「話し合って一気に駆け上がれるほど甘い世界ではないのはわかっています。僕らはまだ名が知られてるとは言えないけれど、未熟なりに、信念を貫いて前のものを追い抜かなければいけないし、後ろのものには背中を見せていかないといけないと思ってます。かつてオーディションで脱落した4人が最終的にどこまでたどり着けるのか、皆さんは気になりませんか? 僕は想像するだけでワクワクします。OWVはまたみなさんの元に帰ってきますので、楽しみに待っていてください。ありがとうございました」とコメントした。

これには本田も「(佐野のトークに)ジーンときちゃった。みんなで素敵な景色を見ましょうね」と言葉を詰まらせ、「会場に来てくださった方も、オンラインで視聴してくださっている方も、みなさんそれぞれ自分なりの決断をして参加してくれていると思います。これからも次のライブが見たいと思っていただけるように、僕たちも一生懸命パフォーマンスをして、心に響くものを伝えられたらいいなと思います。これからもOWVをよろしくおねがいします」と、ファンそれぞれの応援スタイルを尊重。

続けて「今回は大阪・宮城・神奈川・次は福岡と4都市を回らせていただきます。こうしてライブができるのは、応援してくれているみんなのおかげです。そして、ステージ上に4人でかっこよく輝かせていただけるのも、ツアーを通して関わってくださる約200人のスタッフさんのおかげです」と、ツアーを支えたスタッフにも感謝。「僕たちからお願いなんですけど、今日はスタッフさんたちに拍手をお願いします」と本田が呼びかけると、会場いっぱいに拍手が響き渡った。

「みなさん、今日は本当にありがとうございます! みなさん、最後盛り上がっていく準備はできていますか?」とタイトル通りのアッパーなパーティーチューン「PARTY」で会場を盛り上げた。



当日は声を出せない分、メッセージボードや自作うちわでアピールするファンの姿も多数。最後は改めてリーダー・本田から「みなさんの健康を祈っています。また元気な姿で会いましょうね。それでは以上、OWVでした!」と挨拶。メンバーが去った後のステージ上の大ヴィジョンには、ツアーのレッスン風景のビデオと同時に、大勢のスタッフ名が記されたエンドロールが流れた。

取材・文◎小沢あや(ピース株式会社)
撮影◎山口比佐夫

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■<OWV LIVE TOUR 2021 -CHASER->2021年11月27日(土)@神奈川・KT Zepp Yokohama セットリスト
01. CHASER
02. Bling Bling
03. My flow
04. Slam Dog
05. Question
06. Beautiful
07. twilight
08. Roar
09. UBA UBA
10. Get Away
11. TALK TALK TALK(未発表新曲)
12. What you waitin' for
13. Fifth Season
En1. BE ON TOP
En2. Ready Set Go
En3. PARTY

セットリストプレイリスト:https://OWV.lnk.to/CHASER_setlist

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5th single「You」

2022年3月9日(水)発売
CD収録曲(全形態共通):
1. You
2. Sound The Alarm
3. TALK TALK TALK
4. You (instrumental)
5. Sound The Alarm (instrumental)
6. TALK TALK TALK (instrumental)

DVD収録内容(初回限定盤/FC完全受注限定生産盤共通):
・You Music Video
・The making of You

■初回限定盤(CD+DVD) UMCK-7161 ¥2,000(税込)

■通常盤(CDのみ) UMCK-5713 ¥1,200(税込)
※初回プレス分封入特典:トレーディングカード(全10種のうち1種)

■FC完全受注限定生産盤(全4種)
(CD+DVD+メンバープロデュースタオル)PDCS-5936〜5939 各¥3,610(税込)
※FC完全受注限定生産盤 予約受付期間:2021年12月5日(日)21:00〜2022年1月17日(月)正午
・本田康祐 プロデュースデザインフェイスタオル -2022 ver.-
・中川勝就 プロデュースデザインフェイスタオル -2022 ver.-
・浦野秀太 プロデュースデザインフェイスタオル -2022 ver.-
・佐野文哉 プロデュースデザインフェイスタオル -2022 ver.-

※FC完全受注限定生産盤は『OWV OFFICIAL FANCLUB』会員のみ予約可能な商品です。
※FC完全受注限定生産盤は予約受付期間中に注文された方を対象に生産する“完全受注限定生産盤”です。予約希望の方は上記予約受付期間内に予約を完了してください。

▼CDショップ特典
5th single「You」を対象店舗にて予約・購入した方に先着特典をプレゼント。

TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)
オリジナルB2ポスター

HMV全店(HMV&BOOKS Online含む/一部店舗除く)
オリジナルステッカー

TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/TSUTAYAオンラインショッピング
オリジナルポストカード

Amazon.co.jp
メガジャケ(通常盤柄:サイズ24㎝×24㎝)

その他全国拠点店(UNIVERSAL MUSIC STORE含む)
ポストカード

※特典は先着で数に限りがございます。予約・購入の際は店舗/ECサイトにて特典の有無をご確認ください。
※店舗によって特典の取り扱いのない場合もございます。
※特典は購入時、商品と同時の受け渡しとなります。

『OWV道 参(オウブロードスリー)』(全5話)

出演者:OWV(本田康祐 、中川勝就 、浦野秀太 、佐野文哉)
配信スケジュール:2021年11月16日(火)21:00配信開始。※毎週火曜21:00更新
特集ページURL: https://yahoo.jp/e0Dznr

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