【ライブレポート】ジャアバーボンズ、10周年記念ツアー東京公演を開催

沖縄発・明るく爽やかなキャラクターで2歳から97歳までの幅広いファン層に愛されるオールマイティーバンド、ジャアバーボンズの10周年記念ツアー＜ハイサイ！10歳！ありが10!!!!!!!!!!～音返しツアー～＞東京公演が、12月5日に東京大手町三井ホールにて開催された。

https://www.youtube.com/watch?v=W3sXqWiwIBM

今回のツアーは、彼らの周年祭での恒例企画「仮装」がテーマとなっており、東京公演のドレスコードは「青」ということで、会場には様々な青を身につけたファンで溢れかえった。ライブの冒頭は「JBB昔話～ジャアの音返し～」と題し、昔話の三太郎などに仮装したメンバーの映像から始まり、ステージ袖での寸劇から、ライブ本編がスタート。そのままデビュー曲「誓うよ」や「恋」など、その仮装のままで6曲が演奏された。エンターテイメントには「なんで？」の要素が大事だと、以前にラジオでお笑い芸人がTAKANOに伝えていたことがある。確かに、なぜか沖縄から四国へ移住したり、田植えをしたり、仮装をしたり、ジャアバーボンズには「なんで？」が溢れている。そこが彼らの魅力に繋がっているのだろう。

ライブ中盤にはやっと仮装から着替えたメンバーが登場。9月にメンバーの三線＆ギターのKO-Gが卒業して、初めてのホールライブ。新たに4人体制でスタートしたジャアバーボンズ。志門は初めて三線に挑戦し、４人で「島心～しまぐくる～」を演奏。東京のど真ん中の大手町の会場は、琉球メロディと温かい太陽と海の色で包まれた。優しい時間が流れる中、続く「幸せになれよ」は、MV映像をバックに演奏。この曲は、YASUの学生時代からの親友の結婚時に描き下ろした楽曲で、MV撮影で訪れたYASUの母校である二松学舎高校の校舎や野球グランド、桜並木が映し出された。「結婚式が延期になった方たちも沢山居ると聞いていて、だからこそ今、届けるべきかなと思ってアルバムにも入れた曲なので聴いてください」とYASU。

後半にはスペシャルサポートゲストとしてきいやま商店リョーサが登場、手作りのKO-Gのお面を被っての登壇となった。呼ばれるのが遅くてサウナに入ってきたよ！と冗談を飛ばすリョーサ。流石である。会場の温度が一気に上がり、お客さんに振り付けをレクチャーし「縁JOY!!!!!」、「夏ノリッH」。リョーサの三線と指笛でメンバーもお客さんもヒートアップ。リョーサと志門は、中途半端なChoo Choo TRAINダンスで会場を沸かせた。


続く「共」は、コロナ禍で気付かされた大切な友や家族への想いを込めた歌で、魂のこもった演奏。そして本編最後は、今年ジャアバーボンズの曲で最も街鳴りで流れたであろう、「春夏秋冬」。「４人でのスタートを見てくださってありがとうございます」というMCで、しっとりと、力強く歌い上げた。アンコールは、「FRIDAY NIGHT FEVER」「乾杯」などのアゲアゲ曲で会場を最後まで盛り上げた。ジャアバーボンズ10周年ツアー東京公演は、エンターテイメント満載、ひたすらに楽しく、優しい時間を届けてくれた。


「今回のライブは今までで落ち着いてできました。それはこの10年の間にたくさんのファンとスタッフ、仲間に支えられて来た安心感からだと思います。ありがとうございます。またこれからも共に歩んでいただけると嬉しいです」──大湾

「ジャアバーボンズの10周年じゃなくてファンや関わってくれてる方々皆との記念日なんだなと改めて思わさせてもらえたコンサートでした。アンコールで登場した時に一人一人が照らしてくれた青のネオンがしっかり心に残ってます。沢山の愛をありがとう」──TAKANO

「積み重ねてきた物があったからの今と、これからまた進むぞという想いを伝えるライブになったかと思います。これからもみんなと笑顔が共有出来る様に自分もいっぱい笑っていきます。引き続き応援宜しくお願い致します」──YASU

「ちょっと前までは背伸びしてた感があったけど、10周年という節目もあり、卒業や挑戦、自分の中での、前に進まなきゃという想いが詰まったライブ、今のありのままのジャアバーボンズを見せれたと思います。これからも音返ししていくから応援ゆたしくうにげーさびらー」──志門


◆ジャアバーボンズ・オフィシャルサイト