【ライブレポート】Lucky Kilimanjaro、最初で最後のSTUDIO COAST公演

Lucky Kilimanjaroが12月10日に、2022年に閉館となる東京・USEN STUDIO COASTで全国ツアー追加公演＜Lucky Kilimanjaro presents.TOUR“21 Dancers Continue in STUDIO COAST”＞を開催した。

◆ライブ写真

ソールドアウトのZepp DiverCity公演に続き、オーディエンスで満員のSTUDIO COAST会場内は開演前からファンの熱気に包まれていた。開演を知らせるインタールードが流れ始めメンバーがステージに登場すると、会場は大きな拍手で迎えた。


バンドの人気曲「ひとりの夜を抜け」で開演を知らせると、「Superfine Morning Routing」「FRESH」といった始まりを知らせる楽曲をパフォーマンス。「Drawing！」「RUN」といった、今までに発売されたアルバムのリードトラックとなったアッパーな楽曲で畳みかけると、会場が大きく揺れ始めライブハウスがダンスホールと化していった。幸せな付き合い始めのカップルの情景を歌った「Sweet Supermarket」や、初恋の切なさを歌った「初恋」ではしっとりと且つしなやかに聴かせる。



インディーズ時代の人気曲「Fire」「SuperStar」「Burning Friday Night」で会場内のボルテージが徐々に上がっていくと、「エモめの夏」「KIDS」で一気に会場を盛り上げる。最新曲の「楽園」を挟み、「HOUSE」「踊りの合図」「太陽」と人気曲で畳みかけて全編ノンストップで本編が終了した。


アンコールで再登場したメンバーは、手に持ったビールグラスで乾杯し、「350ml Galaxy」のパフォーマンスがスタート。楽曲のブリッジ“うまい酒がよなよな飲みたい♪”では、熊木がビールジョッキを高く掲げると、オーディエンスも呼応するように右手を上げ会場が一体となる。

MCでは「皆さんと一緒に踊れたこと嬉しく思いますし、助けられました。有難うございました。来年の春またアルバムを出させて頂きます！まだまだ皆さんと踊っていきたいと思います。また会いましょう！」と感謝の意が伝えられ「明日から毎日を踊り出せるように、そういう思いで音楽をやっています」と「君が踊り出すのを待ってる」を最後にパフォーマンス。ひとりひとりに話しかけるように指差しながら歌い、STUDIO COASTでの公演は幕を閉じた。


写真：渡邊玲奈（田中聖太郎写真事務所）



◆Lucky Kilimanjaro オフィシャルサイト