ケリー・キング「デイヴ・ムステインの演奏スタイルが、メタリカの形成に一役買った」

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スレイヤーのケリー・キング(G)は、メタリカの公演を初めて観たときからデイヴ・ムステインを尊敬しているそうだ。ムステインがメタリカに在籍していたのは短期間だが、キングは、ムステインの演奏スタイルが、メタリカの形成に一役買ったと考えているという。

彼は『Metal Hammer』誌のインタビューでこう話した。「彼らのライヴ、俺は気に入ったよ。俺はスピード・メタル、スラッシュ・メタルが好きなんだ。当時はそんな名前はなかったがな。彼らは俺にとっては正にそのものだった。俺はすでにヴェノムに夢中だった。ヴェノム、ジューダス・プリースト、そしてメタリカを足して割ったのが、スレイヤーだと思ってる」

「俺は、ムステインをメタリカ時代からずっと尊敬している。ジェフ(・ハンネマン)とメタリカのギグを観に行って、俺は“あの男を見てみろ! 凄すぎる!”って言ってたんだ。彼のスタイルは素晴らしかった。バンド初期、あれがメタリカがメタリカになるのに一役買った。これは言わせてくれ。今に至るまで、彼は偉大なギタリストだ」

キングは1984年、ムステインに誘われ、メガデスで一時期プレイした。たった5公演で終わってしまったが、「スレイヤーがあったんだから、長居する理由はなかった」「もの凄く上手くいったが、自分のバンドに戻るときが来た」と話している。

スレイヤーは2019年11月に閉幕したフェアウェル・ツアーをもって活動を休止。キングは今年10月、スレイヤーの引退は早過ぎたと、後悔らしき言葉を口にした。

Ako Suzuki
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