【ライヴレポート】Angelo、ラストツアー完遂「最後の二日間まで命を燃やし尽くす」

Angeloが1月8日および9日、東京・渋谷Spotify O-EASTにて、無期限活動休止前、最後のツアーとなる＜THE END OF CIRCLE＞のファイナル公演を開催した。同ツアーは2021年11月リリースのアルバム『CIRCLE』を引っさげて開催されたもの。ラストライブは1月15日および16日の代々木第二体育館。この2daysへ向けて「最後の最後まで最高を貫きたいと思います」と語られた。

◆Angelo 画像

サークル状の巨大なトラスが目を引く舞台、それを活かした照明や映像演出。様々な場面を経ながら、O-EAST 2daysは各日20曲が披露された。最新アルバム完成に伴うAngeloのライブといえばこれまで、ステージ前半でアルバム収録曲順通り、全楽曲を披露することが常であり、今回のツアーも同様の形がとられていた。



またツアー最終日、「お前ら、暴れるぞ！ ぶっ壊れようぜ！」といった言葉がキリト(Vo)から発せられるなど、破壊力抜群の楽曲たちが並んだステージ後半。この後半部は各公演異なるセットリストで、数多あるAngeloの攻撃的なナンバーが放たれる白熱のシーンを展開した。

“いつも通り”のAngeloのステージであり、特別なことをせずに繰り広げられたラストツアーは、良い意味で“最後”という重い事実を感じさせない。同時に、これまでキリトがあらゆる場で発してきた“前向きに終わりを迎える”ことを現実のものとした。むろん『CIRCLE』という作品自体に、そういったメッセージが込められていることや、翌週に最後の2公演＜CONNECTED NEW CIRCLES＞を控えていることが大前提ではある。さらにいえば、このツアーファイナルにおいて初日とは明らかに異なるムードが充満していたことは、今ツアーを通してバンドとファンの思いがこれまで以上に一体となった証に違いない。



「最高のアルバムを作って、最高のツアーができました。最後の最後まで最高を貫きたいと思います。最後の二日間まで命を燃やし尽くすので、よろしくお願いします」──キリト

ツアーファイナルの最後に、キリトはこう告げた。いよいよ1月15日および16日、Angelo無期限活動休止前ラストライブとなる国立代々木競技場第二体育館公演＜CONNECTED NEW CIRCLES＞が開催される。一つの区切りを迎える5人の姿を目に焼き付けてほしい。